今の仕事からエンジニアに転職することを決めた際に、検討したいのが「東京での就職」です。地方のIT企業も数多くありますが、企業の多さや職種の豊富さにかけては、やはり東京一択であると断言できます。
しかし、上京しての就職は簡単ではありません。
- 就職活動期間中の宿泊費
- 就職したあとの準備資金
このように何かとお金がかかるものです。そこで今回は、上京しての転職をサポートしてくれるプログラミングスクールをご紹介します。
上京してエンジニアになるメリット
求人が圧倒的に多い
IT関連の企業数が多く、経済活動が活発な地域と言えば、もちろん「東京」です。ITサービス企業の多くが東京に本社を構えています。
企業数が多いことで、IT企業の求人も自然と東京勤務が多くなります。現場のアシスタントレベルから管理職クラスまで、さまざまな求人が見つかるでしょう。
労働人口が多いことで競争も激しくなることは間違いありませんが、それ以上に多くの求人があることでチャンスも大きいのです。
プログラミングスクールを卒業したとしても、働き口がなければ能力を発揮することはできません。
キャリア形成の意味でも、さまざまな仕事の選択肢が広がっている東京を選ぶことのメリットは大きいと言えます。
職種が豊富|自分の専門に合った企業が見つかる
ひと口にIT企業といっても、その職種はさまざまです。就職活動においては企業の頭数ももちろん大切ですが、それ以上に「自分が働きたいと思える職場が見つかるか」のほうが大切でしょう。
東京にはIT企業の本社機能が集中しているため、地方の支社にはない部署や職種を選べる可能性があります。
自分に合った社風の会社を探せる
IT企業には、従来の日本企業の型にはまらないような社風の会社が多いのが特徴です。
例えば服装。地方の中小企業では服装が厳格に決められていることが一般的で、営業マンは大抵スーツです。東京では当たり前のクールビスもまだまだ浸透していません。
ほかにも男女の仕事に露骨に違いがあります。地方の中小企業では女性の毎日の仕事として管理職へのお茶くみがマストのことも多く、古くからの慣習がまだまだ残されています。
一方でIT企業の社風はさまざまです。服装の決まりを設けていない会社のほか、中には「スーツ禁止」を就業規則に盛り込む企業もあります。
「上司・部下に関係なく自由に発言できる」「フレックスタイムで働きたい」などの自由な働き方の希望を持っている場合、さまざまな社風の企業が集まった東京だからこそ探しやすいのです。
上京してエンジニアになるデメリット
地方より家賃が高い
東京では、物価が全体的に地方に比べて高いのがデメリットです。賃金も地方より高い水準ではあるのですが、それ以上に物価が高いため上京当初は生活は大変です。
分かりやすいのは「家賃」でしょう。
例えば1LDKの間取りの賃貸の場合、地方では安ければ月4~5万円の家賃の物件が見つかります。一方の東京では、地方の1.5倍~2倍の家賃がかかると思っていた方が良いでしょう。
都心で賃貸を探す場合、家賃が月に10~15万円前後かかることも決して珍しくありません。
子育てが難しい
東京で生活するデメリットでよく言われるのが「子育て」の面です。人口が多いうえに土地は限られていることで、保育園・幼稚園の絶対数が不足しています。
地方に比べて待機児童が発生しやすいのが現状です。
どこかに出かけるとなった場合も大変です。首都圏は道が狭く車の交通量も多いため、渋滞も頻繁に発生します。自家用車での移動がかえって時間がかかることも。
地下鉄やバスなどの交通手段発達していますが、満員電車に小さな子どもを連れていくのは周囲への迷惑を考えるとなかなかできないでしょう。
上京支援のあるプログラミングスクール
転職支援サービスを行っていることを強みにしているプログラミングスクールは数多く見つかります。
中には就職・転職支援に加えて上京支援まで一括で行ってくれる、至れり尽くせりなスクールもあります。
上京支援&転職支援を受けられる代表的なスクールを3つご紹介します。
TechAcademy PRO
エンジニアを志す人向けの転職サービスは数多く見つかりますが、中でもTechAcademy(テックアカデミー)は圧倒的な知名度と実績を誇るプログラミングスクールです。
TechAcademyでは、転職サポート付きのコースとして以下の2つが用意されています。
- TechAcademy キャリア
- TechAcademy PRO
TechAcademyキャリアは、TechAcademyの学習と並行して就職活動が行える「受講生限定の無料サービス」です。
利用することで、TechAcademyに登録している企業からスカウトが届くことがあります。Tech Academyの学習の進み具合がコンサルタントに共有されているため、学習を進めることで自然と企業側へのアピールにつながります。
一方のTechAcademy PRO。こちらは有料のサービスです。料金は12週間で298,000円と決して安くはありません。
代わりに「エンジニア転職保証」が受けられるメリットがあります。現役のエンジニアやキャリアカウンセラーが学習から転職までサポートしてくれるほか、受講終了後に転職が決まらない場合は受講料の全額が返金されます。
東京都内の転職活動を行うことが求められますが、一次面接ではオンラインでの面接が可能です。地方に住んでいても面接を受けられます。
二次面接以降は企業に直接訪問しての面接に臨むことになりますが、TechAcademyが提携しているシェアハウスを借りることが可能です。
ホテル探しから就職活動を始めるのは非常に大変です。宿泊場所の問題が解消されることで、スムーズな就職活動ができるでしょう。
>> Tech AcademyPROの詳細を見る|公式サイトへ
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Code Camp GATE
Code Campは、Tech Academyと同じ「完全オンライン」のプログラミングスクールです。未経験からのIT・web業界への転職を目指すコースとして「Code Camp GATE」を用意しています。
完全オンラインのため、日本全国どこに住んでいてもエンジニアへの転職が目指せるのがメリットです。
「専属エンジニアメンターとの開発」や「チャットサポ―ト」を通じて、単に知識をつけるだけでない、実務で活躍できる人材を目指せます。
転職活動では、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが今後の目標に合わせて最適な転職アドバイスをしてくれます。また、エントリーシートなどの書類の書き方から面接対策まで、総合的にサポートを受けることが可能です。
さらに、Code Camp GATEでは賃貸サービスの「OYO LIFE」と提携しています。敷金・礼金・仲介手数料0円で物件を借りられます。
転職活動を決めたとしても地方から東京の物件を探したり、引っ越したりするのは非常に手間がかかる作業です。
Code Camp GATEを通じて物件を格安で見るけることができれば、入社までの準備がスムーズに進むでしょう。
>> Code Camp GATEの詳細を見る|公式サイトへ
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4each
4eachも、未経験からIT企業への転職支援を受けることができるプログラミングスクールです。「プロエンジニア」「プログラマカレッジ」というスクールも同時に開講しています。
なんといっても、「受講料が無料」というのが大きなメリットでしょう。さらに、同じ会社が運営する「プログラマカレッジ」を利用することも可能です。
ただし、4eachの利用には以下の条件があります。
- 30歳未満の方
- 地方在住者で、プログラマーとして就業する意思を持っている方
学べる技術は「HTML」「CSS」「Java」「PHP」などのニーズの高い言語ばかりですから、求人に困ることはないでしょう。
さらに、地方から上京してくる就活生に向けて「就職期間中に都内周辺の住居を1ヶ月間無料で借りることができる」サービスを行っています。
家具家電やWi-Fiまで完備されておるため、金銭的な負担を最小限にすることができます。
今ならオンラインの上京支援スクールがおすすめ
上京支援サービスがあるプログラミングスクールには、都内で開校されているタイプとオンラインで学習できるタイプがあります。
おすすめは「オンラインで学習できるプログラミングスクール」です。
都内に上京して学習を進めていく場合は上京支援で家賃は無料になりますが、生活費は自腹です。長引くと生活費が大きく膨らむことも考えられます。
プログラミングはオンラインで問題なく学習できますから、「自宅でプログミングを勉強しつつ、就職先が決まったら支援サービスを使って上京する」という流れの方がコスパが良いでしょう。
無料と有料、どちらを選ぶ?
転職活動支援や上京支援を受けられるプログラミングスクールには「有料のスクール」と、「無料のスクール」があります。
もちろん、同じ内容の講義を受けられるのであれば無料のスクールの方が良いに決まっています。しかし、以下のような点に気を付けて選ぶことを忘れないでください。
- 年齢制限あり
- 違約金が発生する場合がある
上で紹介した「4each」も無料で学習、転職活動ができるスクールです。ただし、「30歳未満でないと利用できない」という欠点があります。30歳以上の人は、そもそも利用することはできません。
転職市場では、20代と30代で成功率が全く異なります。高い転職率を実現しているのは、裏を返せば生徒の年齢を20代に絞っているからこそ、ともいえるのです。
もう一つ、利用の仕方によっては「違約金」が発生する場合もあります。
無料のプログラミングスクールで紹介されて得た内定を辞退した場合、違約金が発生したり返金の対象外になってしまうこともあるのです。
無料のプログラミングスクールを探す場合、利用規約を細かくチェックすることが必須です。
上京するときの注意点
生活費|2ヶ月分の現金は用意しておこう
めでたく就職できて本格的に上京したとしても、就職してすぐは給料が入ってきません。
例えば給料日が「月末締翌月25日払い」というケースの場合、月初に入社して翌月25日までの約2ヶ月間まったく収入がないことになります。
企業によって締め日と給与支払い日は異なりますが、少なくとも2ヶ月分の生活費は確保した上で上京しましょう。
さもないと給料が入ってくるまでに現金がなくなり、日常生活が送れなくなることも考えられます。
駅近に住もう
都内に住んでみると、移動手段が限られることに気が付きます。毎日の通勤に使える交通手段は「JR」「地下鉄」などの電車がメインになっていきます。
毎日の通勤に不自由しないためにも、駅チカに住むことは必須条件だと思っておいてください。
駅から離れている物件に住めば、確かに家賃は大きく抑えることが可能です。その代わり、毎日の通勤が予想以上に大変になるリスクがあります。
「駅まで自転車で行けば良い」というのは甘いです。東京は土地が狭いうえに人口も多いですから、住む場所によっては「駅周辺の駐輪場はいつも満杯」ということもあります。
定期利用できる駐輪場が空くまで、半年くらいかかることも珍しくありません。
家賃とのバランスを見ながら、できるだけ駅に近い物件を選ぶべきです。
女性はオートロック付き物件がベター
地方に長く住んでいると治安の良さにすっかり慣れてしまいますが、東京では通用しないと思っていた方が良いでしょう。東京は人口も多いうえに外国人の比率も高いですから、犯罪発生率は地方より高いのです。
女性が上京して一人暮らしをする場合は、セキュリティには特に気をつけるべきでしょう。
家賃は多少高くなる可能性もありますが、オートロック付きの物件を選ぶのがベターです。カメラ付きインターホンも付いていれば、来客があった際に室内から確認できます。
「カードタイプのキー」なども有効です。
繁忙期には終電近い時間まで残業することもあるかもしれません。安心して東京での仕事に臨むためにも、セキュリティにはお金をかけておくべきです。
エンジニア向けのイベントに参加してみよう
各プログラミングスクールでは、エンジニア向けのイベントを開催しています。またはスクールのOBなどの有志が、SNSで呼びかけて同窓会が行われることもあります。
そのほとんどは東京で開催されているため、地方に住んだままでは参加は難しいでしょう。このような交流会イベントに参加できることは、東京で就職する醍醐味の1つです。
積極的に参加して交流を深め、楽しみながら新しい人脈を作っていきましょう。
友人関係などの横のつながりを作っていくことは、エンジニアとしてのスキルアップにもつながります。
>> Tech AcademyPROの詳細を見る|公式サイトへ