「自分に合ったプログラミングスクールを選びたい」
「プログラミングスクールの選び方を知りたい」
今回は選び方から知りたい慎重派な人、自分に会ったスクールを見つけたい人向けに『選び方』に焦点を当てて解説したいと思います。
最も気になるのは料金とのコスパかと思います。ただ、それ以外にもチェックしておいた方がいいことがたくさんあります。
「まあ確かに安かったけどあんまり身に付かなかったぞ。。」
という感じにならないように、失敗のない選び方をお伝えできればと思います。
目次
プログラミングスクールの選び方を8ステップで解説
プログラミングスクールの選び方を8ステップで解説していきます。
ステップは以下の8つです。
- ご自身の目的、方向性を確認する
- 学ぶべきプログラミング言語を確認する
- 予算を決めておく
- 受講できる時間帯を決めておく
- 目的に合ったプログラミングスクールを何校かチョイスする
- 口コミや体験談を確認する
- いくつかの体験会に申し込む
- 受講するプログラミングスクールを決定
1のステップから順に解説していきます。
ご自身の目的、方向性を確認する
プログラミングを学ぶ目的を最初に明確化しておきましょう。
目的が不明確だと選べないからですね。ITエンジニアにキャリアチェンジしたいのか、教養としてプログラミングを学びたいのかで選択するスクールが違いますし、選び方も変わってきます。
目的は具体的な方が良いです。「消費者向けにスマホアプリやWebサービスを提供している企業に入りたい」「ホームページ制作をするWebデザイナーになりたい」「とりあえずIT企業に転職したい」などですね。
目的はなんでしょうか?
よく考えてからプログラミングスクールを選ぶようにしましょう。
学ぶべきプログラミング言語を確認する
目的によって学ぶべきプログラミング言語が異なります。
ザックリですが、職種や目標別にプログラミング言語を下に書いておきますね。
目的 | プログラミング言語・技術 |
SE(システムエンジニア) | Java |
Webエンジニア | PHP、Ruby、HTML、CSS |
AI、データサイエンス | Python |
Webデザイナー | HTML、CSS、PHP、illustrator、Photoshop |
フリーランス | HTML、CSS、PHP、WordPress |
Webサービスを作りたい | HTML、CSS、Ruby |
教養としてプログラミングを学びたい | HTML、CSS、Ruby |
予算を決めておく
現在の支払い能力を勘案した上で決めるようにしましょう。
分割払いする場合は、月の収支を考えた上で分割数を決めるようにしましょう。
ちなみにプログラミングスクールの相場は月額13万円です。月7万円で受けられるスクールもあれば、月25万のスクールもあります。
高額なスクールは転職保証が付いていたり、全体的にサポートが手暑かったりします。
受講できる時間帯を決めておく
ざっくりで構わないので、ご自身が勉強できる時間帯を書いておきましょう。
紙でも構わないですし、スマホにメモする形でも構いません。スクールによってはスケジュールを立てるところもありますので、ここで書いた内容は無駄にはなりません。
例えば、「土曜日は全部プログラミングの時間に使える」「平日は20時〜23時までプログラミングの時間に使える」といった感じです。
先にスクールの営業時間を見ると色々悩んでしまいます。自分の軸を作って、それからスクールの営業時間を見るようにしましょう。
目的に合ったプログラミングスクールを何校かチョイスする
ご自身の目的、予算、受講可能な時間帯が分かったら、プログラミングスクールを何校かチョイスしてみます。
いきなり「選んでね」と言われても困ってしまうと思いますので、こちらで例をいくつか考えてみました。
ITエンジニアに転職したい、予算は40万円、平日昼間の受講が可能
ITエンジニア転職が目的の場合、転職保証が付いたプログラミングスクールがおすすめです。
転職保証付きスクールは料金が高いです。ただ、以下で紹介するDMM WEBCAMPは国からの助成金でキャッシュバックがあります※。
※適用条件がありますので、詳しくは公式サイトで条件を確認ください。
DMM WEBCAMP
転職成功率98%の転職保証型プログラミングスクールです。転職できなかったら全額返金してもらえます。
実践に即したカリキュラムや11時から22時まで通い放題である事、転職アドバイザーのキャリアサポートが受けられる事が特徴です。
国からの助成金制度も活用できて、最大で56万円のキャッシュバックがあります。
助成金が活用できるのは転職コース「「専門技術講座」」です。4ヶ月間プログラミングをしっかり学習します。
- 料金: 690,800円〜
- 場所: 〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目19番11号 パークウェースクエア2 4階
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教養でプログラミングを学びたい、予算は20万円、残業等で学習時間は不定期
教養でプログラミングを学びたい、自分の空いた時間に学びたい人はオンラインのプログラミングスクールがおすすすめです。
CodeCampはマンツーマンのオンラインプログラミング学習サービスです。
オンライン完結なので時間に融通が効きますし、インターネット環境があればどこでも学習することができます。
現役エンジニアが講師を勤めているのも特徴です。現場経験に基づいた実務的なプログラミング知識を身につけることができるでしょう。
最短2ヶ月、料金は165,000円〜とリーズナブルな料金体系となっています。
- 料金: 165,000円〜
- 場所: 完全オンライン
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※ CodeCampの公式サイトに遷移します。
転職は自力で頑張る、予算は30万円、夜間と土日に勉強
転職を自力で頑張る人はRaiseTech(レイズテック)がおすすめです。
IT企業で需要のある言語『Java』を一から徹底的に学ぶことができるオンラインスクールです。講義型のライブ授業も行なっていて、自習とライブ授業の両軸で進めることができます。
料金もリーズナブルです。有名になる値上げするプログラミングスクールは少なくありません。事業を立ち上げたばかりのスクールを狙うのは賢い選び方でしょう。
RaiseTech(レイズテック)
RaiseTechはライブ授業があるオンラインのプログラミングスクールです。
メインのコースは『WordPress副業コース』『Javaフルコース』『AWSフルコース』の3つです。「習得する」では無く「エンジニアになる」ことを目標とした講座内容です。プログラミング以外の『現場で必要な技術』も一緒に学ぶことができます。
必要があればマンツーマンレッスンを実施するなど、『挫折させない』にこだわりを持ったスクールです。手厚いサポートを受けつつ、エンジニアを目指したい人におすすめのスクールと言えるでしょう。
- 料金: 298,000円〜
- 場所: 完全オンライン
\ 料金詳細や無料体験の予約はコチラ /
公式サイトへ
※ RaiseTechの公式サイトに遷移します。
おすすめのプログラミングスクールを確認したい人は以下のページも参照ください。
>> プログラミングスクール比較・おすすめスクール5選 | P・S – One
口コミや体験談を確認する
良さそうなプログラミングスクールを何校かピックアップしたら、SNSやインターネットで口コミや体験談を見てみましょう。
受講した人の生情報が収集できます。本サイトも受講生に書いて頂いた体験談をまとめています。以下のページもぜひ参考にしてください。
体験談ページ | プログラミングスクール比較サイト P・S – One
体験談や口コミは「1つの個人的な意見」と捉えて、最後は自分で判断するようにしましょう。
体験会は判断前に必ず参加するようにしてください。
いきなり入会はNGです。
いくつかの体験会に申し込む
口コミや体験談を確認して「良さそうだ!」と思ったスクールは体験会や無料カウンセリングに参加してみましょう。
サービス内容やカリキュラムなど具体的な情報を仕入れることができます。転職保証付きスクールはカウンセリングを実施するところが多いです。カウンセリングではご自身のキャリアや学習に対する意欲などを聞かれます。
本サイトのトップページをブックマークしておくと楽です。
各スクールの体験会申し込みページへのリンクが貼られています。検索でスクールの体験申し込みページを都度探すより楽です。
受講するプログラミングスクールを決定する
体験会で情報収集して雰囲気も体験できたら、入会を申し込むプログラミングスクールを決定しましょう。
プログラミングスクールは教育サービス業なので、結局は「人の質」と「自分との相性」です。
条件面はすでに確認が終わっている段階なので、最後は「ここなら最後までやり抜ける!」と思えたスクールをご自身の判断で選択しましょう。
選び方を考えるくらいプログラミングスクールの選択肢が増えた
ひと昔前に比べてプログラミングスクールが増えてきました。
都内ではスクールが乱立して激戦区となっていますね。
子供向けスクールの例ですが、GMOメディアによるプログラミング教育メディア「コエテコ」と船井総合研究所は2018年4月に「2018年 子ども向けプログラミング教育市場調査」を発表しました。
同調査によると2013年の750教室から現在は4457教室と約6倍に達したことがわかりました。
また、2013年に6億6200万円だった市場規模は、現在で約13倍の90億7100万円に達し、さらに2023年には、2013年比で約34倍となる226億4000万円に上ると予測されています。
昔はパソコン教室アビバやリナックスアカデミーなどの大手の教育サービス業者のみが行なっていましたが、今ではスタートアップ企業もプログラミング学習サービスに参加しています。
急成長といえるプログラミング教育市場ですが、その背景に3つの理由があります。
- ITエンジニア不足(企業からの需要が高い)
- プログラミング学習の必修化
- インターネットサービスの発展
ITエンジニア不足(企業からの需要が高い)
IT業界は慢性的に人手が足りない業界になっています。
ITエンジニアの有効求人倍率は1年前から6〜8倍で推移しています。他の職種と比べると2.5倍〜3倍高い状況なんですね。エンジニアになりたい人からすると美味しい状況ですが、企業は採用に苦労するでしょう。
経済産業省の調査によると、現在ではおよそ20万の人材が不足しているというデータが出ています。さらに2030年には、およそ60万人もの人材不足に陥ると予測されています。
世界を見てもIT業界への投資はトレンドになっています。
ビックデータやIoTなど新しい技術が注目を浴び、業界の垣根を超えてIT技術が必要とされています。こうした中で、プログラミング教育市場はこれからも伸びて行くのではないでしょうか。
プログラミング学習の必修化
2020年4月から小学校でプログラミング学習が必修化しました。
文部科学省のカリキュラムでは、小学校からプログラミング学習が始まります。高校生時点ではホームページ作成など実践的な学習を予定しています。
こうした動きを受け「子供にさせたい習い事ランキング」でプログラミング学習はなんと1位になりました。
子供が授業についていけなくなる不安や、英語と並んだグローバル教育の一環がこのような結果につながったといわれています。
インターネットサービスの発展
ちょっと余談的な話になりますが、昔のWeb技術ってテキストや画像を閲覧するくらいしか出来なかったんですね。
しかも表に時間がかかる。アップロードなんてものすごく時間がかかっていました。それはインターネットの通信インフラの問題だったり、技術的な解決がされていなかったからなんですが、今は大容量の動画をストリーミングで見たり、ライブチャットなんかもできますよね。
つまりリアルタイムでオンライン会話ができます。
そうなると人にレクチャーしたり、教育したりするのもオンライン会話で可能です。オンラインの特徴は場所と時間を選ばないこと。
教える側からしたら教室を持たないでよいことになります。
つまり、インターネット環境さえあれば教育事業が出来てしまいますね。
プログラミングスクールが増えたのは、こうしたインターネット技術の発展も背景にありますね。
ITエンジニアを希望する人がちょっとずつ増えてきた
TECH BOOSTのメンター・受講生がゆるく語る会に参加してきました | メンター・受講者への質問タイムの記事にもある通り、まだまだ銀行や商社に人気があるようです。
キャリア形成を漠然と考えている人が多いようですね。
とはいえ、「IT人材の需要の増加」や「プログラミング必修化」の流れを受けて、IT業界で働きたいという人が増えてきたのも事実です。
ITエンジニアの志望者が増えた背景には主に2つの理由があるといえます。
一つ目は、高収入を得やすい職業だからです。IT産業は今後も需要が高まることで、PG(プログラマー)やSE(システムエンジニア)などITエンジニアの地位や収入が上がりやすくなる未来が予測されます。
ITエンジニアは学習時間に対して高収入を得やすい「コスパ職」といわれているため、高収入を狙える期待から志望者が増えています。
二つ目は、様々な働き方が出来るという理由です。プログラミングはパソコンさえあれば、いつでも・どこでも出来る仕事です。
ITエンジニアはリモートワークやフリーランスとしての働き方を実現しやすい職業です。こうした働き方の自由度の高さにより志望者が増えています。
プログラミングスクールの選び方のまとめ
プログラミングスクールの選び方を7ステップで紹介してきました。
最後にもう一度、ステップを書いておきます。スクールの選び方にぜひ活用してください。
- ご自身の目的、方向性を確認する
- 学ぶべきプログラミング言語を確認する
- 予算を決めておく
- 受講できる時間帯を決めておく
- 目的に合ったプログラミングスクールを何校かチョイスする
- 口コミや体験談を確認する
- いくつかの体験会に申し込む
- 受講するプログラミングスクールを決定