目次
Uターン転職で失敗しないポイント
- デメリットを把握しておく
- 家賃や周辺環境を調べておく
- 転職活動は転職エージェントを利用する
大きく分けるとこの3つになるかと思います。
この中のデメリットと家賃については記事の下の方で詳しく書きました。
この中で一番力を入れるのはもちろん転職活動でしょう。
これからの人生で大きなウェイトを占めるところですからね。
転職活動では上でも書いた通り転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントは転職サイトに無い非公開の求人情報を持っています。
その数なんと4倍です。
4倍もあれば自分の希望や条件に合った企業が見つかる可能性がより高くなるでしょう。
転職サイトを見ていて「なんか自分に合う求人が無いな」と思っている人はエージェントを利用して選択肢を増やしましょう。
地方求人も豊富な転職エージェント
- リクルートエージェント ※業界最大手の転職エージェント。求人数が豊富
- ワークポート ※IT業界に強い転職エージェント
Uターン転職・地方の求人案件を調査
Uターンをして転職したくても転職先が無ければ話になりません。
では、転職サイトごとの地方の求人案件はどのくらいあるのかをご覧ください。
dodaエージェントサービス
dodaは、求人保有数13万件以上という業界トップクラスの規模を誇る転職エージェントです。
エージェントとの面談場所は3大都市圏以外に横浜、札幌、仙台、岡山、広島、福岡にも存在するため地方でも利用しやすいでしょう。
- 地方(関東圏以外)求人数: 29,639件
- 地方(関東圏以外)且つIT系の求人数: 3,230件
- 求人の特徴: 地方でも求人が豊富
※上記は2018年12月時点の情報です。
【dodaエージェントサービス】
- 求人数: 100,000件以上
- 公式サイト: 転職総合サービスDODA | 転職エージェントサービス
ワークポート
ワークポートは転職決定人数No1を受賞した、IT業界に強みを持つ転職エージェントです。
IT系企業の求人数はdodaを凌ぐほどですので、エンジニア職などを探しているのなら必須と言えるような転職エージェントでしょう。
- 地方(関東圏以外)求人数: 10,139件
- 地方(関東圏以外)且つIT系の求人数: 4,950件
- 求人の特徴:IT系の求人情報に非常に強い
※上記は2018年12月時点の情報です。
【ワークポート】
- 求人数: 30,000件以上
- 公式サイト: 転職決定人数No1の転職コンシェルジュ | WORKPORT
マイナビエージェント
利用者の約7割が20〜30代という、若手エンジニアに信頼されている転職エージェントです。
面接対策を重視しており、NECなどの大手企業への求人を取り扱っていることでも知られています。
- 地方(関東圏以外)求人数: 4,261件
- 地方(関東圏以外)且つIT系の求人数: 992件
- 求人の特徴:中小企業が多い、第二新卒向けなどの若手の転職求人が目立つ
※上記は2018年12月時点の情報です。
【マイナビエージェント】
- 求人数: 29,000件以上
- 公式サイト: 転職エージェントのマイナビエージェント|人材紹介・転職サイト
地方と東京の家賃相場の違い
Uターン転職をする上で家賃がどのくらい安くなるかは重要でしょう。
地方と東京では家賃がどのくらい違うかも見てみましょう。
東京都の家賃相場
日本で最も地価が高い東京都。家賃は軒並み10万円を超えてしまいます。
- 一戸建て新築(1㎡単価): 164.4万円
- 3LDK 16.3万円
- 2LDK 14.9万円
- 1LDK 12.5万円
富山県の家賃相場
地方の一例として富山県の相場を紹介いたします。
- 一戸建て新築(1㎡単価): 10.1万円
- 3LDK 8.3万円
- 2LDK 6.4万円
- 1LDK 5.5万円
一戸建て新築のデータは各都道府県の最高値の単価ですが、東京都と富山県では10倍以上のひらきがあります。
最高価格でなくても、東京23区は多くの地域で1㎡あたり70万円を超えています。
地域によっては4万円でマンションの高層階に住むことも可能ですので、家にこだわりがある人にとっては地方は魅力的ではないでしょうか。
地方にUターン転職するメリット
「家庭の都合」「いずれ戻るつもりだった」などUターン転職する理由は人それぞれです。
「前から決めていた」「急遽戻ることになった」など理由は問わず、Uターン転職することには以下のようなメリットがあります。
ここでは、Uターン転職のメリットを簡単に解説したいと思います。
家賃が安く良い住環境に住める
先ほど上で説明した通り、東京に比べて地方の家賃は半額程度になることが多いです。
1LDKで1人暮らしをしたとしても毎月5万円以上、年間で60万円以上の出費を抑えることができます。
「東京のほうが収入が増えやすいから支出分はまかなえる」と考える人も居るでしょう。
しかし、家族で住んでいるのなら家賃の出費は毎月10万円以上になることさえあります。
どの仕事を選ぶかにもよりますが、年間で120万円以上の支出を「東京だから年収が上がりやすい」という理由だけで補えるとはかぎらないでしょう。
固定費が下がることは大きなメリットです。
両親の助けが得られる【既婚者・子持ち】
実家がある地方にUターン転職するのであれば、両親と一緒に暮らしたり、別居していたとしても頻繁に交流を深めたりすることが可能となります。
特に、既婚者で子供が居るという場合には、仕事でどうしても面倒を見きれないという状況もあるかもしれません。
そういったとき、両親に子守をお願いできると大変助かりますね。
自分が風邪で体調が悪いときも家族が周りにいると心強いです。
生活がしやすくなるのも大きなメリットと言えるでしょう。
満員電車や人混みによるストレスが軽減される
地方に住む大きなメリットが、人混みを避けられることです。
東京に住んでいると満員電車や休日の人混みを避けることはできません。
特に、電車で毎日通勤となると出勤するだけでも体力を奪われてしまいます。
地方であれば満員電車に遭遇することはほぼありませんし、自然あふれる環境で悠々自適に生活することも可能となるでしょう。
美味しい特産物が食べられる
東京では味わえない海産物や農作物など、地元の特産物が堪能できます。
地方には数多くの特産物がありますので、東京のグルメでは物足りないという人にはUターン転職は幸せに感じるでしょう。
地方にUターン転職するデメリット
Uターン転職には無視できない以下のようなデメリットがあります。
一般的に知られていることのほか、実際に地方にいなければわからないことなどを紹介します。
収入が下がる可能性がある
東京に比べて地方の年収は低い傾向にあります。
年収ガイドによると2017年の東京都の平均年収は615万5600円です。
一方で富山県の平均年収は427万7300円となっています。
年間の差はだいたい200万円、10年だと2,000万円で、20年だと4,000万円の差が生まれます。
東京にお金持ちが多いというのも理由の1つかもしれませんが、地方では年収が低い傾向にあるのは間違いないでしょう。
車が必須の地域が多い
東京では交通網が発達しているため車は不要ですが、地方ではそうもいきません。
札幌や福岡など100万人規模の都市ならともかく、人口30万人を下回るような地域では通勤に車が必要なことは多いです。
車の維持費だけでも年間で10万円以上がかかるというのは、地方にUターン転職する大きなデメリットとなります。
なお、家から職場が近いとか、通勤に車を必要としない市街地に住むなどすればこの問題は解決できるでしょう。
猛暑や大雪
日本の中では東京の気候は比較的住みやすいほうでしょう。
夏に猛暑となることはありますが40℃を超えるようなことはそうそうありませんし、冬に雪が積もることも少ないです。
地域によっては真夏に40℃を記録したり、冬は積雪が1mを超えたりします。
特に雪国では積雪などで通勤できなくなることもあります。
娯楽が少ない
地方は東京に比べて娯楽が少ないというデメリットがあります。
東京にしか存在しないテーマパーク、施設、イベントは数え切れません。
地方でも独自のイベントや施設などはありますが、東京に比べると小規模な場合が多いです。
人口が少ない市町村だとコンビニすら近くにないということが多いので、便利さに慣れてしまうとUターンは大変かもしれません。
とはいえ、自然を利用した娯楽や、地元が好きという人にとってはUターン転職は適しているでしょう。
本記事で紹介した転職エージェント
転職エージェント (公式ページに移動) |
特徴 |
リクルートエージェント | 最大手の転職エージェント。求人数が豊富 |
ワークポート | IT業界に強い転職エージェント。IT系の求人数が豊富 |
dodaエージェントサービス | リクルートと並ぶ求人数。全国に事業所あり |
マイナビエージェント | サポートが丁寧。独占求人あり |