目次
子供(小学生)向けの無料プログラミングアプリ・サイトの一覧
学習アプリ・サイト (公式ページへ) |
特徴 |
ScratchJr | iPadのみ、直感的に操作できる低学年向けのアプリ |
Hour of Code | 全世界で1億人が利用する初心者向け学習サイト |
D-SCHOOL オンライン | 2週間の無料体験(以降は有料)あり、丁寧な説明が特徴のオンライン動画学習サイト |
CodeMonkey | 無料なら30ステージ利用可能、ゲーム感覚でプログラミングが学べる学習サイト |
Lightbot : Code Hour | 英語のみ、図形操作がメインで直感的に操作できるアプリ |
プログラミングゼミ | 条件分岐、変数などのプログラミングの基本概念が学べるアプリ(パソコン版もあり) |
Swift Playgrounds | iPadのみ、アップルが開発した遊びながらSwiftが学べるアプリ |
Scratch | 教育機関でも利用されるプログラミング学習ツール |
プログラミングをする仕事は子供に人気の職業【将来性もあり】
将来性のある職業の1つにITエンジニアがあげられていますね。
BUSINESS INSIDERが調査した『将来が有望な仕事、トップ21』ではIT関連の職業が4つもランクインしていました。
参考1: 将来が有望な仕事、トップ21
参考2: アメリカ労働統計局(BLS)
ソニー生命が行なった将来なりたい職業調査では、ITエンジニアの仕事が1位にランクインしましたね。
参考: 中高生が思い描く将来についての意識調査2017 | ソニー生命
テレビドラマの影響もあって、ひと昔前と比べてITエンジニア・プログラマーのイメージはだいぶ変わりました。
そこで今回は、「まずは無料で学べないかな?」という人に向けて無料で学べるアプリとWebサイトをご紹介したいと思います。
子供に無料でプログラミングを学んでもらうには親の協力も必要
ちょうど今、子供のプログラミング学習のための、アプリやWebサイトをチョイスしているところですよね。
2020年からプログラミングが必修科目になることも後押しして、スマホアプリやパソコンの学習サイトがいっぱいあるんです。
さて、アプリ・Webサイトを紹介する前にちょっとネガティブなニュースを共有したいと思います。
参考記事: 義務教育の「残念なプログラミング授業」、現役エンジニアが危惧 | ダイヤモンドオンライン
こちらの記事に書かれている『危惧している事』を要約すると以下の内容になります。
- 小学校では「プログラミング的思考」を育むことを目的としているが、出来るかどうかは先生たちの力量次第
- 「プログラミング的思考」をプログラミング経験のない学校教員が教えるのは無理がある
- 本気でIT人材の育成を目指すなら企業から講師を招いた方がよい
- 全体的に中途半端
プラス、世間的には以下の内容が問題視されています。
- 授業内容は各学校に任されているので、学習内容・習熟度に差が出る
- 学習のためのIT環境が整備されていない
- 教員のスキル
こんなことを知ると「ホント大丈夫かな?」と思ってしまいますよね。
学校の教育が安定するのには時間がかかります。
そもそも学校だけでは学習時間が足りないでしょう。
なので、プログラミングの将来性、学校だけでは足りないという危機感から、プライベートでもプログラミングの勉強を進める親御様が増えています。
2020年以降の早い段階で『学校だけで済ます子』『プライベートで勉強する子』で差が生まれてくるでしょう。
「やっぱり習い事必要なのかな?」と思う日が来ると思います。
今の段階ではいろんなところの『体験会に参加してみる』と良いでしょう。
以下の記事も合わせてご紹介しておきます。
子供向けの体験会があるプログラミング教室
- Tech Kids School(テックキッズスクール)※渋谷、秋葉原、二子玉川、大阪梅田に校舎あり
- こどもプログラミング・ロボット教室 | ヒューマンアカデミー
※全国に校舎あり
- エジソンアカデミー ※全国に校舎あり
子供(小学生)向けの無料プログラミング学習アプリ
- ひらがなが多い
- なるべく直感で出来る
この観点でチョイスしました。
小学校の高学年向けのアプリはちょっと難しいです。
子供向けノートPCを厳選しました
ScratchJr(スクラッチジュニア)
ScratchJrは5歳〜7歳くらいまでのお子様を対象にしたプログラミング学習アプリです。
現在はiPadのみ対応しています。
アメリカのマサチューセッツ工科大学で作成された実績あるアプリです。全世界で利用されてる子供向けプログラミングソフト『Scratch』の簡易版です。
全体的に低学年の子供向けであることを配慮した作りです。特にデザインやキャラクターについては幼い子供の感性に合うように設計されています。
画面に表示されているブロックを組み合わせて、キャラクターに命令を与えます。
文字は多用せず、矢印などの図形をふんだんに使っているため、文字がまだ読めないお子様でも楽しく学習できるでしょう。
Lightbot : Code Hour(ライトボット: コードアワー)
Lightbot : Code Hour | App Store
Lightbot : Code Hour | Google Play
Lightbot : Code Hourは6歳くらいからの子供を対象にしたプログラミング学習アプリです。
有料のアプリ『Lightbot』の無料版です。
現在は日本語に対応していなく、全て英語表記です。
ただし、矢印や回転などの図形の操作がメインです。文字が読めなくても遊び感覚で学習できます。
図形を順番に選択して、その順番に従ってロボットが動きます。
かなり直感的にできるので、プログラミング入門にはオススメのアプリです。
プログラミングゼミ
Webサービス、スマホゲームで有名なDeNAが開発したプログラミング学習アプリです。
対象年齢が小学校の低学年〜となっていますが、「変数」「条件」などのプログラミングで必須の概念も学びます。
個人的には高学年の入門でも利用できるアプリだと考えています。
「ブロックを組み合わせてキャラクターを動かす」というのは他のアプリと同じような感じですが、操作性やデザインは細かな配慮があります。
アプリ開発に強い会社なだけあって、さすがですね。
『ひらがな』『カタカナ』が読めるレベルなら操作可能です。
Swift Playgrounds(スウィフト プレイグラウンズ)
Swift Playgroundsはアップルが提供する小学生向けのプログラミング学習アプリです。
iPhoneアプリを開発するための言語『Swift』がゲーム感覚で学べます。
ゲーム感覚と言っても、プログラミングで利用する実際のコードを利用します。覚えればiPhoneアプリ開発の初歩的な知識が身に付くでしょう。
ちょっとレベルが高めの内容なので、小学校の高学年(10歳くらいから)が目安になると思います。
現在のところiPadのみで対応しています。
子供(小学生)向けの無料体験があるプログラミング教室
Tech Kids School(テックキッズスクール)
Tech Kids Schoolの特徴
- 主な地域:渋谷、秋葉原、二子玉川、大阪梅田
- 対象年齢:小学一年生〜小学六年生
- 料金:月 / 23,100円
- 受講内容:パソコン基礎、Scratch、iPhoneアプリ作成
- 公式サイト: Tech Kids School | 公式サイト
- 評判: Tech Kids Schoolの評判・料金【プログラミングを本格的に学べる】失敗しない為の事前情報
こちらの教室はAmebaブログやAbemaTVでおなじみの大手IT企業「サイバーエージェント」が運営しているプログラミング教室です。
対象年齢は小学校1年生から6年生まで。子供向けの初歩的な内容だけでなく、SwiftやC#といった本格的なプログラミング言語も学ぶことができます。
オンライン教材や動画、少人数で学習を進めるのも特徴です。
各コースの紹介
継続学習コース
教室には継続学習コースというコースがあり、1年目にScratchを使用し、ゲーム開発をしながらプログラミングの基礎を学習します。
2年目以降はAppleが開発したプログラミング言語Swiftを使用してiPhoneやiPadで使えるアプリを開発することができます。
他にも、プログラミング言語であるC#を用いてゲーム開発を行うUnityプログラミングコースの2種類があり、どちらも本格的なプログラミングを学ぶことができます。
こどもプログラミング教室 | ヒューマンアカデミー
- 主な地域:全国200教室以上
- 対象年齢:小学校三年生~
- 料金:月/9,900円~
- 受講内容:Scratch(プログラミング)、パソコン
- 公式サイト: こどもプログラミング教室 | ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーの子供プログラミング教室は小学校三年生以上が対象であり、すぐにパソコンを操作の基礎から学び始めるカリキュラムが特徴です。
キーボードやマウスの操作、パソコンの起動や終了など、基礎の基礎から学ぶことで、コンピュータを身近なものに感じられるようになります。
また、Scratchや専用の学習素材を使用して、早い段階からプログラミングを学び始めるだけでなく、自分でコードを改造したり、考えたりするので、かなり専門的、本格的なプログラミング教室と言えるでしょう。
エジソンアカデミー
- 主な地域:全国900教室以上
- 対象年齢:8歳~
- 料金:月/8,000円〜12,000円
- 受講内容:ロボット、Scratch(プログラミング)、パソコン
- 公式サイト: エジソンアカデミー
エジソンアカデミーは8歳(小学3年生)から中学生くらいまでを対象にした、プログラミング教室です。
ものづくり大賞を受賞したアーテック社オリジナルの「アーテックロボ」を使用して、子どもが楽しくロボット製作を通してプログラミングを学べます。
簡単なパーツを組み立てることでロボットを製作でき、マウスを使った視覚的な操作でプログラミングの基礎を学べます。
授業は基礎編と応用編に分かれており、テキストに沿った講義だけではなく、自ら考えてオリジナルのロボットを製作することで応用力も身につきます。
教材費の購入が必須なためトータルで見ると若干高めですが、ロボット教材とプログラミング環境が整った教室です。
「やるならしっかり学ばせたい」と考えている親御様におすすめのプログラミング教室です。
LITALICOワンダー(りたりこワンダー)
- 主な地域:東京、神奈川
- 対象年齢:年長~高校生
- 料金:月/11,000円~18,000円
- 受講内容:パソコン、タブレット、ロボット、3Dプリンタ
- 公式サイト: LITALICOワンダー | 小学生のプログラミング教室
LITALICOワンダーはアプリ、ゲーム、ロボットなどプログラミングに加えて、3Dプリンタなどの最新機器を実機を使って学べる、かなり実践的なプログラミング教室です。
「つくってみる」がスタートという実践を重視したカリキュラムが特徴です。
プログラミングで何ができるのか、何をしてみたいのかを子供に考えてもらう授業システムや、子供に合わせて時には脱線しながら、試行錯誤しながら学ぶことができます。
子供の成長と将来に合わせて、具体的にプログラミングが何の役に立つのか、しっかりと考えて欲しいと考えている親御様におすすめの教室です。
>> LITALICOワンダーの詳細を見る | 公式サイトへ
子供(小学生)向けの無料プログラミング学習サイト
ここからはパソコンで学べるプログラミング学習サイトを紹介します。
D-SCHOOL(ディースクール)
D-SCHOOLは動画で学ぶオンラインのプログラミング学習サイトです。
学習コースは以下の通りです。
- マイクラッチJrコース: 低学年向け
- マイクラッチコース: 中〜高学年向け
- 英語&プログラミング: 英語とプログラミングの両方を学習するコース
- ロボットプログラミング: ロボットの組み立て、プログラム
- ゲーム制作コース: ゲームを制作するコース
この中でマイクラッチJr(ジュニア)コース、マイクラッチコース、英語&プログラミングコースは14日間の無料体験があります。
また、お申し込み後に「環境設定サポート」のサービスを受けることができます。学習するためのPC設定が分からない人には重宝するサービスですね。
Hour of Code
Hour of Codeは全世界で1億人が利用するプログラミング学習サイトです。
アメリカのCode.orgという非営利団体が主催しています。なんとあのオバマ元大統領やビルゲイツも支援している団体なんですね。Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグは50万ドルの寄付をしました。
そんな世界的に有名なHour of Codeは日本でも活動しています。現在ではHour of Code内のコンテンツは日本語化されていて、英語が読めない子供でも十分に学習することができます。
年齢別に学習サービスが分かれていて、『幼児向けの簡単なブロックゲーム』『「アナと雪の女王」とコラボしたコードを書くゲーム(小学2年生向け)』などがあります。
対象年齢は4歳〜108歳までだそうです。すごいですね!
ゲーム感覚で学ぶなら『Hour of Code』があれば十分じゃないかと思えるくらいの良サイトです。プログラミングが初めての人はまず試してみて欲しいサービスです。
Scratch(スクラッチ)
上で紹介したScratchJr(スクラッチジュニア)の正式版です。
対象年齢は9歳〜16歳ですが、実際は幅広い年代の学習教材で活用されています。
日本語対応もしていて、設定で『ひらがな』のみの表示も可能です。これなら、9歳くらいの小学生でも躓くことなく学習できますね。
「〇〇する」「××する」といったブロックを組み合わせてプログラムを組んでいきます。直感的に操作できるため、プログラミングの入門にとても便利な教材です。
CodeMonkey(コードモンキー)
サルのキャラクターを動かしてプログラミングが学べるWebサービスです。
有料版と無料版があり、無料版では30ステージを無料でプレイすることができます。
図形とコードを利用してプログラムを組み、そのプログラムに従ってキャラクターのサルが動きます。
日本語に対応していますが、「turn」や「left」などの簡単な英語を理解していた方が学習効率が良いと思います。
ちなみに有料版は6,600円(年額)です。月額500円程度ですので、かなりお得な料金体系です。
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2020年から学校の教育課程でプログラミングが必修化されます
プログラミング教育が小学校〜高校の授業で実施されるようになりますね。
- 2020年: 小学校で全面実施
- 2021年: 中学校で全面実施
- 2022年: 学年進行で実施
といった感じで段階的に必修化していく予定です。
ちなみに「学年進行」は以下のような意味です。
第1学年であたらしい学習指導要領が実施されても第2・3学年は前の学習指導要領のままということである。
学校でいきなり始めると、授業についていけなかったり、嫌な思いをしてしまう子供も出てくるでしょう。
そうならないように、ゲーム感覚でもいいので事前にプログラミングに触れておくと抵抗感なく学習できるようになると思います。
まずは抵抗感の少なそうなスマホアプリから始めるのが良さそうですね。
本サイトで紹介した子供向けスクール・サイト・アプリ
学習サイト・スクール (公式ページに移動) |
特徴 |
Tech Kids school(テックキッズスクール) | 大手Webサービス企業のサイバーエージェントが運営 評判ページはコチラ |
LITALICOワンダー | 個人ごとにカリキュラムを提案 |
ヒューマンアカデミー | 体験会あり 全国に校舎あり |
ScratchJr | iPadのみ、直感的に操作できる低学年向けのアプリ |
Lightbot : Code Hour | 英語のみ、図形操作がメインで直感的に操作できるアプリ |
プログラミングゼミ | 条件分岐、変数などのプログラミングの基本概念が学べる |
Swift Playgrounds | iPadのみ、アップルが開発した遊びながらSwiftが学べるアプリ |
Hour of Code | 全世界で1億人が利用する初心者向け学習サイト |
Scratch | 教育機関でも利用されるプログラミング学習ツール |
CodeMonkey | 無料なら30ステージ利用可能、ゲーム感覚でプログラミングが学べる学習サイト |
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