プログラミングスクールの選び方が分からない人、失敗したくない人向けに比較する際のポイントを解説します。
プログラミングスクールは高額です。スクール選びに失敗したときのダメージはかなり深いものになるでしょう。
この記事を参考にしつつ、ご自身の目的に合ったスクール選択してください。
目次
プログラミングスクールを比較検討するときのポイント
プログラミングスクールを比較するときは以下の7つがポイントになります。
「7つは多いんじゃないか?」と思ってしまいますが、どれも大事なポイントです。
ご自身の目的、条件、ライフスタイルに合ったスクールがチョイスできたら体験会に参加しましょう。
- 受講スタイル ※通学 or オンライン
- 料金 ※有料 or 無料
- 期間 ※短期 or 中期 or 長期
- 授業形式 ※講義型 or 自習型
- 学べる言語 ※Web系 or システム開発系
- 講師・メンター ※現役エンジニア or プログラミング教師
- 転職・就職 ※転職保証サービス or 転職・就職サポートなど
受講スタイルの比較(通学orオンライン)
プログラミングスクールの受講スタイルは以下の3つがあります。
- 通学(教室に通う)タイプ
- オンラインタイプ
- 通学でもオンラインでも学習できるタイプ
それぞれの特徴を見てみましょう。
通学(教室に通う)スクールの特徴
通学タイプのスクールでも以下の2パターンがあります。
『教室を開放していて自習するタイプ』
「講師が講義するタイプ』
ここでは、どちらにも共通する特徴を解説します。
講師に直接質問できる
通学タイプの一番のメリットです。
質問したらその場で回答がもらえます。時間のロスや解消できないことによるモチベーションの低下が起きづらいです。
スクールに通うまでの移動時間がデメリットですが、不明点がすぐに聞けて解決できるのはデメリットを補える以上のメリットであると言えます。
モチベーションが継続しやすい
通学タイプのスクールは、『教室のデザイン・環境』『他の生徒の学習している姿』などでモチベーションを維持しやすい雰囲気があります。
勉強するための環境や雰囲気を重視する人は通学タイプが向いているでしょう。
他の生徒と繋がりができる
『休憩室での会話』、『隣の生徒にちょっとした質問を受けた』などちょっとしたきっかけで人脈、人との繋がりができます。
仲良くなった人とは転職・就職後もやりとりが継続している受講生もいらっしゃいます。
同期の仲間と仕事や技術の話をするとモチベーションがあがりますね。
【通学タイプでオススメのスクール】
- スクール名: TECH CAMP プログラミング教養
- 形式: オンライン or 通学
- 料金: 21,780円(月額)217,800円(入会金)
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オンラインスクールの特徴
オンラインでも以下の2パターンがあります。
- 完全オンラインのスクール
- 通学もオンライン学習もできるスクール
紛らわしいため、ここでは完全オンラインのスクールの特徴を解説します。
時間と場所を選ばない
『パソコンとインターネット環境さえあれば、いつでもどこからでも学習できる』
オンラインスクールの一番の特徴で、一番の良いところです。
昔はインターネット回線が弱く、技術も貧弱であったためオンラインサービスが提供できませんでした。ただ、現在はオンライン学習サービスが当たり前のように普及しています。
学習意欲がある人にとっては良い時代になりましたね。
仕事が忙しくて通えない人、近くにスクールが無い人にオススメです。
他の生徒を気にする必要がない
教室で講義を受けるタイプのスクールだと、授業の進行・他の生徒に遠慮して質問出来なかったりします。
そもそも『他に人がいると落ち着かない』という人もいるでしょう。
そんな人にはオンラインはピッタリといえるでしょう。
講師とマンツーマンレッスンできる時間がある
オンラインスクールはカリキュラムを自習で進めていくのが基本です。
不明点があればチャットで講師に質問して回答を得ます。
ただ、これだけだとサポート体制として不十分ですよね。オンラインスクールでは学習のサポート、モチベーションの維持などを目的としたマンツーマンレッスンの時間があります。
【オンラインでオススメのスクール】
- スクール名: RaiseTech(レイズテック)
- 受講形式: オンラインのみ
- 料金 / 期間: 298,000円〜 / 4ヶ月
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- スクール名: 侍エンジニア塾
- 受講形式: オンラインのみ
- 料金 / 期間: 3,667円〜(分割払い) / 期間なし
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料金体系の比較
プログラミングスクールの相場を調査したところ、11万円程度(月額)が相場でした。
ただ、スクールの中には無料のスクールもあります。
ここでは『有料のスクール』と『無料のスクール』に分けて比較したいと思います。
有料スクールの特徴
基本的に条件なく入会できる
有料のスクールは基本的に条件なく入会できます(転職保証付きのスクールは選考があります)。
お金を払えばプログラミングが学べますが、ご自身の意欲や学習時間によって成果は異なります。
受け身にならず、あくまで自分が主体になって「サービスをとことん利用する」というくらいの姿勢で受講しましょう。
サービスが充実している
有料スクールは学べる言語が多く、メンターの学習サポート、キャリアカウンセリングなど付加サービスが充実しています。
無料スクールの特徴
入会するのに条件がある
無料のITスクールは入会するのに条件・制限を設けています。
人気の無料ITスクール『GEEK JOB』では以下のような条件・制限を設けています。
- 30歳未満であること
- 一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)で就職の意思があること
- ITエンジニアなる意欲があること
条件をクリアしていて、お互いが承諾すれば入会することができます。
プログラミング学習を無料で提供するスクールは少ない
上で紹介したGEEK JOBはインフラエンジニア向けコースが無料、プログラマー向けコースは有料となっています。プログラミング学習を無料で提供するスクールはごく少数となっています。
【無料でオススメのスクール】
- スクール名: GEEK JOB
- 形式: 通学
- 料金: 無料
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期間の比較
「短期間で学んで早く転職したい」
「長期でしっかり学んでキャリアを考えながら学習したい」
こんな風に人によって考えや目的は異なるでしょう。
ここでは、短期=1ヶ月、中期=1〜3ヶ月程度、長期=3〜6ヶ月と分類してそれぞれの期間の特徴を解説します。
短期(1ヶ月程度)の特徴
学習は1日8時間確保
短期集中でプログラミングを学ぶ場合は1日8時間くらいの学習時間が確保できるとベターです。
独学経験者、プログラミングの実務経験者ならこれより少ない時間で修了することが出来ると思います。ただ、初心者の人は140〜160時間は確保したいところです。
「学習時間の確保が難しいな」と思ったら無理のないスケジュールでプログラミングを学びましょう。
現役のエンジニアが勉強のために学ぶ
短期コースは現役のITエンジニアがスキルアップ・キャリアチェンジのために利用できます。
SEでJavaしか知らないエンジニアがWebエンジニアになるためにRubyを学んだりするイメージですね。
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中期(2〜3ヶ月程度)の特徴
仕事や学校と両立できる
2ヶ月以上になると修了まで余裕ができるので、働きながら・学校に通いながら学習することができます。
オリジナルアプリ開発ができる
短期コースだとプログラミングの基礎を学んで、教材に載っているサンプルのWebサービスを開発するところまでが精一杯でしょう。
2〜3ヶ月の学習期間なら、自分で考えたサービスやアプリが開発できます。
長期(3〜6ヶ月程度)の特徴
働きながら・大学に通いながらしっかり学べる
先ほどの説明通り、修了までの期間が長くなれば学べる時間もカリキュラムの量も増えてしっかり学べます。
キャリアを考えながら学べる
6ヶ月あると学習しながら自分の方向性を考えることができます。
Webサービスを作っている会社に行きたいのか、企業向けのシステムが作れる人材になりたいのか、自分のキャリアをじっくり考える時間を持つことができます。
【長期でオススメのスクール】
- スクール名: DIVE INTO CODE
- 料金: 547,800円 + 入会金100,000円
- 期間: 4ヶ月 or 10ヶ月
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授業形式の比較
授業形式は『講義型』と『自習型』の2つがあります。
オンラインスクールは基本的に自習型ですが、『マンツーマン講義 + 自習』タイプのオンラインスクールもあります。
講義型スクールの特徴
受動的に学ぶことができる
受動的と聞くとネガティブな印象を持つ人もいると思いますが、全くそうは思いません。
なぜなら説明を受けながら学んだ方が理解度が深まる人もいるからですね。
講義型のスクールは決まった時間に決まった場所に行くことで必ず学習時間を確保することができます。
質問の回答がすぐに得られる
対面での授業は疑問や問題があったときにすぐに質問することができます。
逆に自習中は疑問や問題を即解決することができないのがデメリットです。
他の生徒と足並みを揃える必要がある
全体で足並み揃えて進行していくため、他の生徒とペースを合わせる必要があります。
質問を遠慮する人もいるでしょう。
【講義型でオススメのスクール】
- スクール名: KENスクール
- 料金: 401,500円〜(Javaプログラマーコースの場合)
- 期間: 6ヶ月(Javaプログラマーコースの場合)
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- スクール名: RaiseTech(レイズテック)
- 受講形式: オンラインのみ
- 料金 / 期間: 298,000円〜 / 4ヶ月
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自習型スクールの特徴
テックキャンプなどの人気のプログラミングスクールは自習型を採用しています。
自習型は『分かりやすい教材がある』『疑問・不明点は常駐の講師にチャットか対面で質問できる』という授業スタイルです。
テックアカデミーなどのオンラインスクールも同じ方法を採用しています(教室がないのでチャット質問がメイン)。
自分のペースで学習ができる
自習型の一番良いところです。
周りの進捗を気にせず、自分のペースで進めることができます。
講義型は欠席してしまうと遅れや損が発生してしまいます。その点、自習型は選択したカリキュラムを全て学習することができます。
能動的な学習ができる
受動的な学習でもプログラミングスキルは身につきますが、能動的な学習の方がさらに良いでしょう。
自分で教材を読んで、自分で考えて進めていった方がより多くの気づきや発見が得られます。
学べる言語の比較
プログラミングスクールを選ぶ際はスクールで学べる言語にも注目しましょう。
とはいえ、何が良いのかよく分からない人も多いでしょう。そんなときは以下の基準で選択してみてください。
- Webサービス作りたい・学びたい: Ruby、PHP
- SEがよく使う言語を学びたい: Java
- スマホアプリを作りたい・学びたい: iOS(Swfit) / Android
Ruby / Ruby on Rails
RubyはWebアプリケーションを作るためによく利用されている言語です。スピード感のある開発ができるのでベンチャー企業などでよく利用されています。
PHP
PHPはECサイトやブログシステムなどで利用されている言語です。有名なブログソフト『WordPress』はPHPで作られています。
受託開発の案件が多いのも特徴です。フリーランスを目指している人はマスターしておきたい言語です。
Python
話題のAI・機械学習でよく利用されている言語です。可読性が高いため初心者でも学びやすい言語です。
iOS(Swfit) / Android(Kotlin)
スマホアプリを開発するための言語です。SwiftがiPhoneアプリ開発用の言語、KotlinがAndroidアプリ開発用の言語です。
Unity
3Dゲームなどが開発できるゲームエンジンです。
Java
大規模なシステム開発、企業向けの業務システム開発でよく利用されている言語です。
転職・就職の求人数が多いのも特徴です。
講師・メンターの比較
講師・メンターもスクールによって特徴があります。
現役エンジニアが講師になるスクール、スクールに勤めている教師、卒業生をメンターとして雇っているスクールの3パターンが多い印象です。
現役エンジニアが講師・メンターであるスクールの特徴
実務で使えるスキル・知識が学べる
現役エンジニアからプログラミングが学べるメリットは、実務で使えるノウハウや知識も一緒に学べることです。
実際にITエンジニアとして仕事をするときに役立つ知識が得られるでしょう。
専門性が高い
現役のプロフェッショナルですので専門性が高いです。
【現役エンジニアが講師のスクール】
- RaiseTech ※エンジニア転職まで手厚くフォロー
- 侍エンジニア塾 ※マンツーマンのオンラインスクール
- CodeCamp ※マンツーマンのオンラインスクール
- テックアカデミー ※学べる言語が豊富なオンラインスクール
従業員が講師・メンターであるスクールの特徴
スクールに勤務している講師・メンターはプログラミングを教えることに特化しています。
分かりやすく教えること・教育にフォーカスしているので初心者向きと言えるでしょう。
転職・就職サポートの比較
ITエンジニアへの転職を考えてプログラミングスクールの受講を考えている人も多いでしょう。
プログラミングスクールの転職サービスは『転職保証サービス』と『転職・就職サポート』の2つに分かれます。
転職・就職に関するサービスが無いスクールはほんの一部で、ほぼ全てのスクールが転職・就職サービスを提供しています。
ここでは、転職・サービスを比較して解説します。
転職保証型スクールの特徴
入会時に選考がある
転職保証があるプログラミングスクールは入会時に選考があります。
「エンジニア転職への意欲」と「学習時間が確保できること」をうまく伝えるのがポイントです。
年齢が高くなるにつれて難しくなるようですので、「転職したい」と思ったら早めの行動がオススメです。
転職出来なかったら全額返金される
『転職保証』なので、もし転職できなかったら全額返金されます。このような返金サービスが背景にあるため、やはり入会には選考が必要ですね。
学べる言語はスクール側で指定されている
転職保証のスクールでは学ぶ言語をスクール側で指定しています。
Webエンジニアになるための言語(HTML、CSS、Ruby)を採用しているスクールが多いです。
【転職保証でオススメのスクール】
- スクール名: DMM WEBCAMP
- 形式: 通学
- 料金: 690,800円〜
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- スクール名: TECH::CAMP エンジニア転職(TECH::EXPERT)
- 形式: 通学
- 料金: 19,600円〜(分割払い)
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転職・就職サポート型スクールの特徴
一部を除いてほとんどのプログラミングスクールが転職サポートを行っています。
転職サイトなどを利用して自分で転職活動しながら、スクールからの紹介も利用すると転職がスムーズになるでしょう。
スクール受講生であれば無料で受けられる
転職サポートは無料で利用できます。
オンラインスクールのテックアカデミーでは転職用のWebサービスがあります。プロフィールを登録して、企業からスカウトが届くシステムです。
エンジニア転職を目指している人は積極的に活用しましょう。
転職できるか出来ないかは本人次第
あくまで『転職のサポート』ですので転職できるかどうかは本人次第です。
「絶対にITエンジニアになる」と意欲のある人は転職保証のスクールを利用した方が良いでしょう。
プログラミング学習に確保できる時間を考慮しておこう
プログラミングを学習する目的、学んでみたい言語が決まっている人も多いでしょう。
ただ、勉強する時間が確保できないと期間内に学習を終えることはできません。特に働きながらプログラミングを学ぶ人は要注意です。
仕事が急に忙しくなったりすると学習計画が狂います。「プログラミングする気満々なのに仕事でできない」といった状況にストレスを感じると思われます。
最も良い方法は仕事を辞めてからスクールに通うことですが、生活がかかっている人もいらっしゃるかと思います。ちょっと高額になってしまいますが、社会人の方は4ヶ月ほどの期間で受講申込すると良いでしょう。
4ヶ月あれば目的としていた内容を達成することができます。
やる気があっても仕事で出来なくなる状況を考慮して受講期間を選択してください。