「プログラマーになりたいけどプログラマーって将来性あるの?」
「AIとかで自動化するとも言われているし。。」
こんな風に疑問・不安を持っている人は少なくないです。
プログラマーという職種は未経験の人にとっては、現状どうなっているのか非常に見えづらいです。
「プログラマー35歳定年説」というのも囁かれており、本当にプログラマーを目指して良いのか不安に思っている人は多いでしょう。
本記事ではプログラマーの将来性について解説していきます。
未経験者の人にプログラマーという仕事が今後どうなるのかについて説明していきますね。
目次
プログラマーは現状とても需要の高い職業
プログラマーは世の中にある職種の中でも抜群に需要の高い職業です。
データや世の中の流れから、なぜ需要が高いのか見ていきましょう。
現状プログラマー(IT技術者)の需要は他の職業の倍以上ある
転職サイトdodaが提供する有効求人倍率を調査しました。
dodaの有効求人倍率を見ると、いかにIT技術者が求められているか分かります。
求人倍率の平均値が2.17倍なのに対し、IT・通信は6.04倍となっているのです。
他の業界と比べて圧倒的な求人倍率を誇っています。
職種別で見ると、IT系技術職の求人倍率は7.95倍となっています。
求人が約8に対して求職者1なので圧倒的な売り手市場であることが分かりますね。
求人倍率のデータから見ても、プログラマーの需要は他の職業の倍以上あるということがお分かり頂けるでしょう。
むしろプログラマーは現在人手が足りていないような状況です。
需要があるため、プログラマーは未経験者でも目指すことができます。
ただ未経験の場合、自分のスキルを示すものがあると良いのですが、それに関しては後述しましょう。
どの企業もIT活用が必須
どの企業もIT活用は必須になりつつあります。
IT技術を導入すれば業務の効率化、コミュニケーションの促進、コストカットなどに大いに貢献します。
例えば給与計算や経理業務などでは、ITを活用することでより素早く正確に行うことができます。
IT業務をアウトソーシング(他社に依頼)していこうとする企業は、今後も増えていくことでしょう。
企業向けのソフトウェアやサービスを開発する仕事は現在たくさんあります。
PC、スマホが消費者に浸透している
企業だけでなく、一般の人にもITは生活の一部となっています。
PCやスマホは消費者に浸透しており、ゲームやショッピングを日常的に楽しんでいます。
SNSの活用に関しても若者を中心に広がりを見せています。
今後こういった情報通信機器はどんどん進化を遂げていき、私たちの日常をより便利で楽しいものにします。
人々の生活にITを使った情報通信・娯楽が浸透しています。ショッピング、ホテルの予約などはインターネットで行うのが当たり前で、欠かすことのできないサービスでしょう。
これらの開発や維持をするプログラマーは仕事が尽きることはないということです。
プログラマーの需要は高まる一方です。
将来的にプログラマーの一部の仕事はなくなるのか
結論から言うと、全部の仕事は無くなりません。一部の単調的な仕事は無くなる可能性があります。
AIによるコーディングの自動化
現在AI(人工知能)による単純作業の代替が話題となっています。
スーパーのレジ打ちなどの業務はすでに機械に取って代われていますが、プログラマーの仕事も今後代替が始まるかもしれません。
コーディング業務の一部はプログラマーの仕事でも単純作業にあたり、AIで代替可能です。
特にHTML・CSSあたりはAIでの作業代行が進みやすい分野かと思っています。
プログラマーは単純作業をやらなくなる分、よりクリエイティブな分野に注力していくことになります。
コーディングよりも設計やデザイン、仕様検討などを行っていくことになるのが予想されます。
コーディングしか出来ない人(いわゆるコーダー)は、将来仕事を失うかもしれません。
人件費に安い国にプログラミングを委託
最近では人件費の安い国にプログラミングを委託する動きも広がっています。
インドや中国のエンジニアを使った方が、人件費が安く、コスト削減に繋がります。
また、それらの国のエンジニアの労働力は決して低くはなく、むしろ日本のエンジニアよりも優れていることもあります。
こうして海外に仕事を委託する動きが広がると、日本のエンジニアに仕事が回ってこなくなってしまいます。
将来性の高いプログラマーとして生き残るためには
では、AI(人工知能)や海外の労働力に打ち勝ち、プログラマーとして生き残るにはどうしたら良いでしょうか?
ここでは、将来性の高いプログラマーになるための具体的な方法を教えていきます。
今後ずっとプログラマーとして生きていくには、ある程度工夫が求められてくるでしょう。
新しい技術・今後見込みのある技術をキャッチアップしていく
IT業界はスキルの移り変わりが激しい業界です。
現在需要のあるスキルも、数年後は全く使われなくなる、ということがありえます。
例えばプログラミング言語。今はJAVAやPHPが主流となっていますが、今後はPythonなどのよりAIに強い言語に取って代わるかもしれません。
プログラマーとして末永く活動していくためには、常に新しい技術を取り入れていく必要があります。
テクノロジーに関するニュースを調べ、今後どんな技術が主流になるかを予測し、勉強していかなくてはなりません。
業務時間以外にも自分で勉強をするのがプログラマーの基本です。
マネジメントスキルを高める
単純作業がAIに代替される以上、今後はプログラマーもマネジメントスキルが求められます。
マネジメントとは、組織の経営資源をいかに活用するか考えたり、プロジェクトが円滑に進むよう管理することです。
マネジメントスキルを高めるには、リーダーシップやコミュニケーション能力も必要です。
プログラマーはコミュニケーションが苦手な方が多く、マネジメントで苦戦を強いられる人が多いかもしれません。
プログラミングばかりしていてもキャリアも給料もアップしないでしょう。会社の業務を推進する力、人を巻き込んで行動していく力が必要になります。
ビジネス感覚を磨く
出来ればビジネス感覚を磨いておき、経営者の視点に立てるぐらいになっておくと良いです。
収益性や需要を考える所まで出来ると、収入アップに繋がりやすくなります。
ビジネス感覚を磨くには、会社に依存せず1円でも良いから自分で稼いでみるのが近道です。
まずはクラウドソーシングで副業したり、プログ運営してマーケティングセンスを磨いてみると良いかもしれません。
プログラマー35歳定年説は本当?
「プログラマー35歳定年説」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。
これに関してですが、あながち間違ってはいません。
ただし別に35歳になったらプログラマーはクビにされるとか、そういう意味ではありません。
35歳になると、今までとは違い新しいことを覚えるのが困難になります。
前述した通りプログラマーは日々最新のスキルを勉強していくことが求められます。
しかし35歳になると体力的にも衰えてくるだろうし、がむしゃらにコードを書き続けるのが困難になってくるからです。
またプログラミングだけをやっていては給料が上がっていかないため、35歳になると年齢に見合わなくなるという意味もあります。
給料を上げていくには、プログラミング以外のマネジメント業務や、仕様検討なども行っていくことが肝心です。
こうした理由から巷ではプログラマーは35歳で定年だと言われているのです。
プログラミングしかできない人が35歳になると厳しくなるという意味であって、プログラマー自体が厳しくなるという意味ではありません。
キャリアアップ、年収UPのための転職は全然OK
冒頭のdodaの求人倍率を見て頂いて分かる通り、プログラマーは需要のある職種です。
ある程度のスキルを身に着けてしまえば、転職に困ることはほぼ無いでしょう。
現在の給料に不満があったり、この会社ではスキルアップが望めないと判断した場合は、いつでも転職して大丈夫です。
IT業界に勤めている人は、1つの会社でやっていく人の方がむしろ少ないです。
特にプログラマーはどんどん転職して、キャリアを詰んでいく人の方が多いでしょう。
特に自社開発の会社では、1つの会社で働いていると、特定のスキルしか身につかないことはよくあります。
スキルの幅が狭いとそのスキルが使えなくなったときに、仕事を失うリスクがあります。
幅広いスキルを身につけるためには、転職していった方が良いと言えるでしょう。
未経験からプログラマーになるには
プログラミングの勉強は当然ですが、資格の勉強もしておいた方がよいでしょう。
「IT系の資格は意味ない」と言う人も多いですが、未経験の人はプログラミング以外のIT知識も勉強しておいた方がベターです。
実際に資格を取得する必要はありません。勉強した内容が大事です。
プログラマーになるために役立つ資格
未経験からプログラマーになるには、基本情報処理技術者試験を取得するのがおすすめです。
未経験の人にとっては、基本情報処理技術者試験がスキルを持っていることの何よりの証拠になります。
基本情報処理技術者試験は転職活動で有利になる他、社内でも評価アップにも繋がることがあるので、取っておいて損はありません。
ちなみに基本情報処理は合格するにはそこまで難しくはありません。過去問をしっかりと勉強すれば合格することはできます。
基本情報処理はプログラミング以外の問題も出されます。データベースやセキュリティーに関する問題や、マネジメントに関する問題も出題されます。
プログラミングだけでなく、IT分野全般の知識が身につくのでオススメですよ。
独学は狭き門、スクールがベター
独学でのプログラミングの挫折率は90%と言われています。
「いや、俺(私)はその10%になるから」と思う人もいるかもしれません。ただ、実際やってみると色々なところでつまずくんですよね。
つまずいた所は自力で解消して先に進めなければなりません。労力もストレスもかかります。それが続くと次第に勉強しなくなっていきます。
なので挫折と言うより『面倒が続いてやらなくなる』という表現の方が正しいかもしれません。
効率よくプログラミングを学習したいならスクールがオススメです。
一般家庭でも高速な通信回線が普通に利用できる、Web技術が進化しているという背景もあり、最近ではオンラインでもプログラミングを学ぶことができます。
通学しないで学習できるため、ひと昔前より簡単にプログラミングを学ぶことが出来るようになりました。
「ちょっとやってみようかな」と思った人はテックアカデミーの無料体験がオススメです。なんと7日間もの間プログラミングを無料で学ぶことができます。
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まとめ
プログラマーの現状の需要と将来性について説明しました。
現在は超売り手市場な職業ではあります。ただし、単純なコーディング作業ばかりをしていたり、プログラミングだけをしていては将来性が危ういですね。
プログラミングにプラスアルファして他のスキルも磨いた方が良さそうです。
「技術力、人間力、ビジネスセンスを磨くべき」と言った感じでしょうか。
年を追うごとに求められるスキルも変わっていきます。変化に柔軟に対応して、市場価値の高い人物を目指しましょう。