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転職ノウハウ

SEから事務職に転職して彼氏もできてハッピーになった女性の体験談

更新日:

SEから事務職に転職したときの体験談を寄稿して頂きました。

今回は元SEで女性のS・Wさんの体験談です。セクハラやパワハラもあって職場環境がとても悪かったようですね。

SEというとドライな感じがするので、セクハラなどは無いような気がするのですが、会社によるようですね。

若い女性 顔 イラスト
   元SEのS・Wさん

【プロフィール】

経理の事務職をしているS・Wです。

3年前まで業務システム開発のSEをしていました。

いろいろあって、SEをやめ、今は経理系の事務職をしています。

もちろん、IT関係の職につくことは考えました。しかし、熟考した結果、SEはもうやめて事務職になりました。

今回はそのお話をしようと思います。

よろしくお願いします。

【結論から】私がSEを退職して経理の事務職に転職した理由

SEの仕事自体はとっても気に入っていて楽しく仕事をしていました。よくある「SEの仕事ってつまらない」「Web系がうらやましい」なんて気持ちはありませんでした。

そんな私がSEをやめて、なぜ経理の事務職に転職したのか。

  • 女性でも手に職がつけられるから
  • 仕事が長時間労働で残業が続き、体力的にきつくなった
  • セクハラ、パワハラがきつい

理由はいくつかありますが、その中でも「これは大きいな」と思う理由ですね。

今だから思うこと、感想を交えてちょっと詳しくご説明しますね。

理由1: 女性でも手に職がつけられるから

女性でも手に職がつけられると感じたので、経理に転職しました。

もちろん、SEのほうが手に職でしょう。

しかし、後述の理由で、SEはとてもしんどい職種なのです。

転職アドバイザーやキャリアカウンセラーに尋ねると、みなさん、経理は女性の手に職であると教えてくれます。

ただ、IT化で失われつつある職業なのは事実ではありますが、それでも、経理事務にはニーズがあります。

なぜなら、すべての会社、すべての事業主には、決算と確定申告が義務付けられていて、なくなることのない作業だからです。

そこを請け負う経理事務はいつまでも仕事があるし、スキルも必要なので、手に職になるとのことでした。

それを聞いて、私はぜひやってみたいと感じたのです。

理由2: 仕事が長時間労働で残業が続き、体力的にきつくなった

また、SEには残業があり、長時間労働であるという点も、なかなかきついものがありました。

長時間労働は、20代のころは割と平気で、むしろ仕事が好きだったので楽しくできたのですが、30歳になるにつれて、働き方を見直す必要がでてきます。

特に私は、キャリアの途中で体調を崩し、体重が10キロ減って、体力ががくっと落ちてしまったのです。

散歩をしたり、ジムにいったりと、体力増強には精を出しましたが、それでも周りのタフな同僚と同じぐらいのハードワークはとてもついていけなさそうでした。

仕事が嫌いだったわけではありません。

むしろ好きなぐらいでした。

ただ、どうしても業界に蔓延する長時間労働の波にのみこまれて、非常に疲弊してしまったのです。

私が辞めた当時は、まだ働き方改革も話題になっておらず、長時間労働の是正には動いていませんでした。

この働き方改革によって、私がSEをしていた職場も、長時間労働と残業の是正およびリモートワークは導入された模様です。

しかし、私が働いていた頃は、まだまだ職場は不夜城と呼ばれて、夜中までオフィスの電気が煌々とついていた時代です。

仕事は長時間座席に座って当たり前、仕事をし続ける人が評価されるという風潮がありました。

理由3: セクハラ、パワハラがきつい

SEをしていた当時、私は会社に女性ひとりということも珍しくなく、圧倒的に男性が多い職場でした。

そこで、パワハラやセクハラが山のようにあったのです。

とくに、プログラマやシステム・エンジニアというのは、まだまだ学校時代に理系を選択した男性が多いです。しかも、異性とのコミュニケーションが極めて苦手な人が多いのです。

もちろん、私自身も、男だらけの業界に入っておいてなんですが、異性とのコミュニケーションは苦手。

苦手な者同士が関わるものですから、トラブルと言うか、すれ違いは多数起きます。それに疲れてしまったのです。

あげくのはてに、上司からのパワハラやセクハラ。

もう耐えられませんでした。

新卒で就職したときは、ズボンをはいて会社の飲み会に参加しただけで「職場に華が足りない」「職場の男性と結婚してほしい」とか、さんざんいわれて、人権をふみにじられました。

まだまだ若かったので、交わし方も身につけておらず、とても苦労したので、もういやだなと思ったのが正直なところです。

もちろん、今度は女性が多い経理の職場に入ったら、それはそれで別の苦労があると思います。

とりあえず若いというだけで異性として見られる。

つねに恋愛の話をされる。

誰かと話しているだけで気があると思われる。

そんな環境に耐えられませんでした。

経理の事務職を目指して転職活動!私の体験談

自分の経験やスキルを整理

まず、スキルを整理します。

私はひとつの仕事、つまりSEを10年近く続けたので、いちおう、逃げ出すことなくコツコツと積み重ねられるかな、数字に弱くはないかな、という利点があります。

また大学は経営学部だったので、基本的な知識もありました。

転職サイトに登録

転職サイトには登録しましたが、どの会社がいいのかは自分ではよくわかりませんでした。

経理という全くはじめての業界に就職するにあたって、アドバイザーが必要だなと感じたのです。

転職エージェントに登録

自分ではよく分からなかったので「女性に人気」「事務職の求人が多い」口コミを見てパソナキャリアというエージェントに登録しました。

転職エージェントは自分で会社を調査する手間が省けました。

その他にも

  • 経歴書のアドバイスがもらえた
  • 模擬面接ができた
  • 安心感が得られた

などのメリットがありましたので、利用して良かったかなと思っています。

私の場合はエージェントに自分の強みを話したり、おすすめの企業を聞いたりして、コミュニケーションを取り、頭の中を整理しました。

その他にリクルートエージェント という転職エージェントも検討しました。全国に拠点があって、求人情報も豊富でしたので。地方在住の人はこちらの方が良いかもしれません。

>> パソナキャリアの詳細を見る | 公式サイトへ

>> リクルートエージェントの詳細を見る | 公式サイトへ

職務経歴書、面接対策

職務経歴書は、飾らず大げさにならずに書きます。

しかし、ストーリーが一本の線になるように、ビジネスシーンにおいて、キャリアの一貫性を感じるように書きます。

希望する企業へ応募

転職エージェントがご紹介してくださった企業に応募の意思を伝えます。

エージェントが手配してくれるので何かすることはありません。面談の当日を待つだけです。

転職サイトで最後に「応募」ボタンを押すのに躊躇する人がいますよね。そんな方は転職エージェントを利用することをオススメします。

上で書いたように、応募の意思を伝えればエージェントの方で手配してくれるからです。

内定ゲット・内定をもらえた理由

希望した企業から内定がもらえました。

内定があった理由は、公私共に職場の人達と共通点があり、ご縁を感じたからという理由でした。IT系と違って、ロジカルではない点が面白いですね 笑

SEの私が経理事務を選んだ理由

そして、現在では経理事務をしています。

SEはもうやめました。

ではなぜ経理だったのでしょうか。その理由を書いて行きたいと思いますので、女性でSEの方はぜひ参考にしてくださいね。

  • 出張や転勤がないから
  • もくもくと働けるから
  • ITと経理、近い職種だから

理由1: 出張や転勤がないから

まず、経理には出張や転勤がありません。

ほぼないといっていいでしょう。

なぜなら、事務所にこもって仕事するのが職務であるからです。これがSEだと、全国のお客様先に出張したり、会社によっては転勤があったりします。

現に、私はSE時代、東京から熊本までしょっちゅう出張していました。

熊本というと結構な距離ですから、毎月のようにご訪問するのはかなりハードになります。

飛行機なのですぐに到着するものの、会社から空港までの移動、泊まりの準備、そして出張の準備と、私は日々ヘトヘトでした。

経理は会社の金庫番なので、逆に事務所から出ることがありません。

むしろ、家から近い職場を選びさえすれば、通勤もほとんど時間がかからないのです。

現に私は自宅から徒歩15分、自転車7分の職場を選び、「2キロ以内なら交通費が非課税です。」とアピールして内定をいただきました。

通勤はあっというまに到着し、ラッシュとも無縁。

毎日自転車でサイクリング気分。

さらには雨の日にはお散歩気分。

こんな楽しい通勤ってあるでしょうか。朝9時に自転車で出勤し、テキパキと仕事をまとめて、17時にはあがって、17時半には晩ごはんにできるのです。

理由2: もくもくと働けるから

第二に「もくもくと働ける」という理由が挙げられます。

私はもともとコミュニケーションがそれほど得意ではないです。SEをしていたころも、人と向き合うよりは設計図やプログラミングに向かっていたほうがいいなと思っていました。

それは経理になっても同様で、経理職は帳簿と向き合う仕事です。

コツコツと、数字を積み重ねていくことで、仕事になります。

もちろん、帳簿に関して人と話し合うことはありますし、上司に質問することもあります。しかし基本はひとりでする仕事です。それが気に入りました。

理由3: ITと経理が近い職種だから

上述の通り、ITも経理も、もくもくと仕事をする職種です。

コミュニケーションより画面に向かっていたい私としては、願ってもない職種かなと感じました。

また、キャリアカウンセラーに「前職(IT関係)を嫌いになってないことは、プラス面」というようなことをいわれました。

それほどトラウマになっているわけでもなく、ITから経理にキャリアのスライド、つまり横滑りができたのは大きかったと思います。

参考:私が会社を退職した方法

私のSEの辞め方は普通でした。

法律上や雇用契約および就業規則の上では、1ヶ月前に退職の届けを出すことになっていたので、そのとおりに提出しました。

ただ、会社の人が2名、説得しに私が住んでいる家まで来ました。上司から会社に話がまわったのか、総務の男女が家に来て、お話することとなったのです。

そこでなぜか、「経理が良いなら、関連会社もありますので」みたいな話もされました。退職時点では次の仕事しか考えていなかったのでお断りしました。

私が考える女性SEにオススメの転職先(職業)

女性SEは事務職がオススメ

事務職は、ちゃんと正社員になれると安定性が高く、仕事で忙殺されてぼろぼろになるということもありません。

身ぎれいにしたまま、仕事とプライベートを両立できるメリットがあります。

デメリットとしては、正社員雇用が極めて難しい点です。

事務職は、新卒の時点でなれなければ、あとは非正規雇用がとても多くなります。そのため、雇用が不安定になりやすいというデメリットがあります。

私の場合はSEという職業を評価してもらえて正社員にありつけました。

SEはシステムに強く資料作成も丁寧です。

ずっと事務職をやってきた人にはないものを持っています。事務職に合っていることもやってきています。

なので評価される点は多いんですよ。

女性SEは社内SEもオススメ

社内SEも安定していておすすめです。

出産後に時短勤務で社内SEをされている女性が何名かいらっしゃいます。

時短勤務でなくても、定時上がりがメインで、それほど極端に最先端の知識も必要ない職種です。ただ、今はクラウド移行の真っ只中です。

クラウドまわりの知識が必要なのでのんびりしてられないというのもあります。社内サーバを持たずクラウドに任せることになるので、社内SEの仕事も先細りしそうな気もします。

それと、忙しい会社はとことん忙しいです。

なので結婚・出産後の時短勤務が狙い目かなと思います。

IT系を狙うならワークポートという転職エージェントがオススメです。ITに特化したエージェント(現在は総合転職エージェント)なのでベンチャーから大手まで幅広い案件がありますよ。

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事務職に転職して以前よりハッピーになったか?

転職して前よりハッピーになりました(断言)!

SEを退職してから恋人ができました。彼がランチタイムに会いに来てくれて、二人で公園にてお弁当を食べる日々はとても幸せです。

時間に余裕ができたのでこんなことも出来ています。

仕事も、難解なシステム・エンジニアリングに比べたらとても簡単。簿記は誰でも勉強したらできますので、スムーズに仕事を移行できました。

毎日、とっても楽しく過ごしています。

まとめ

今回は元SEのS・Wさんに転職の体験談を書いて頂きました。

本サイトでは何名かに転職の体験談を書いて頂いていますが、全員に共通しているのは「転職して良かった」です。

ただし、転職はしようと思ってすぐ出来ないものです。

S・Wさんのように情報収集と準備という段取りが必要です。

オススメは情報収集だけ始めておくこと。

エージェントに希望を伝えて、職を探してもらうことですね。

本腰を入れて転職活動するかどうかは別です。どちらにしても情報収集と準備は必要なので始めておいた方が良いという意味です。

良さそうな求人があったときにアクセルが踏める感じがベストです。

今から職探しだけでもエージェントにお願いしておきましょう。

記事中にあった転職エージェントまとめ

サービス名
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特徴
パソナキャリア ・超大手の総合転職サービス
・女性の転職に強い
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