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転職ノウハウ

SEから事務職に転職する方法【誰でもできる3ステップを解説】

更新日:

「残業多いし、神経使うし、急なトラブルあったら帰れないし、なんか疲れた。。

原因はこれだ!

という理由なく漠然と疲れたSEさんは多いのではないでしょうか。

そんな中で将来を見越して「事務職がいいかも」と思っている方も多いと思います。

今回はSE(特に女性SE)の人に向けて事務職へ転職する方法を解説したいと思います。

今回の記事は人事系システムのSEを10年されているE・Eさんに書いていただきました。

男性 イラスト 顔 メガネ
  Webデザイナー E・Eさん

【プロフィール】
フリーランスのE・Eと申します。

3年前まで業務システム開発のSEをしていました。

現在は中小企業様のホームページ制作やWebメディア制作をするWebデザイナーをしています。

現在も週2くらいで業務システム開発(SE)の仕事もしています。

どうぞ、よろしくお願いします。

事務職に強い転職エージェント

リクルートエージェント ※業界最大手の転職エージェント
マイナビエージェント ※20代の転職に◎

【結論から】事務職に転職するための3ステップ

  • 情報収集
  • 勉強
  • 転職活動

事務職に転職するための手順は上の3つになります。

ただ、なんだかちょっと面倒を感じますね。

なるはやで理想とする生活を手に入れたい人もいるかと思います。

そんな方は転職エージェントに求人情報を聞いてみることをオススメします。

転職エージェントはサイトで公開している求人の4倍の情報を保有しています。

紹介してくれるので自分で探す手間も省けます。

登録 → エージェントと面談 → 仕事を探してもらう

という流れなので時間もあまり取られません。

人材サービスでブランド力のある以下の2社がオススメです。

どちらかをまずは登録しておきましょう。

情報収集する

事務職と一言で言っても高度な専門職から誰でもできるものまで、募集している事務職はたくさんあります。

会社によっても欲しい人材は異なります。

どんな仕事があるのか?なんて自分では把握しきれないですよね。

把握したつもりになって、「自分はこれだ!」と選択範囲を狭めてしまうのももったいないです。

なので、最初に行うステップは「情報収集」です。

その情報収集ですが、一番手っ取り早く、リアルで有益な情報を得る手段は先ほども説明した転職エージェントを利用する方法です。

転職サイトも良いですが、「どっかいい会社ないかな〜」と転職サイトサーフィンしている時間ってものすごく勿体ない気がします。

閲覧だけして不毛に1日が終わることもありますよね 笑

ここでは、「情報収集しましょう」ということを言っています。何もすぐに転職活動を開始するわけではありませんのでご安心ください。

エージェントと相談しながら、中期目線で転職活動する方法がベターなんじゃないかと思います。

  • 初回の相談
  • 客観的なアドバイスをもらう
  • 今の状態でもOKな事務職を探してもらう

これくらいなら今すぐにでも出来ますよね。

利用するエージェントですが、オススメなのは「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」の2つです。

リクルートエージェント

転職支援実績No1 | リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、事務職に転職したい人におすすめのエージェント。

事務職に特化したエージェントというのは、残念ながらありません。

事務職に転職したい場合、様々な職種の求人がそろった『総合型』のエージェントを使うのが近道です。

リクルートエージェントは、総合型エージェントの中でも、求人数が多く、利用者の数も知名度もあります。

事務職の求人を探してくれるだけでなく、「どうしたら事務職に転職できるのか」、「事務職の面接をクリアするコツは何か」丁寧に教えてくれるのが魅力的。

事務職に転職したいのであれば、まずは登録しておきたいエージェントですね。

>>リクルートエージェントの詳細を見る | 公式サイトへ

マイナビエージェント

マイナビエージェント| 転職エージェントサービス

マイナビエージェント

マイナビエージェントはマイナビが運営するエージェントサービスです。

マイナビは新卒の就活に強い人材サービス企業です。その流れもあり、20代や第二新卒のような若い世代に特化しているという傾向があります。

「初めての転職活動」「何から始めればいいのか全く分からない」「自分はどんな企業が良いのかわからない」といったような転職初心者の人に向いているエージェントです。

マイナビエージェントは大手企業の求人数が少ない一方、優良中小企業の求人数が豊富なのが特徴です。

今日では、大手企業でなくても良い企業というのはたくさん存在します。むしろ「大手企業よりも優良中小企業に入りたい」と考える人たちは少なくありません。

優良中小企業を視野に入れていたり、大手にこだわらないのであれば、マイナビエージェントで優良中小企業を探すのも一つの手と言えます。

とくに事務職の場合、1つのエージェントだけでは選択肢があまり増えないので、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』両方に登録するのがおすすめです。

>>マイナビエージェント | 公式サイトへ

事務職のスキル習得に向けて勉強する

情報収集の段階で、今の自分でもOKな事務の仕事があったら、そのまま転職活動をスタートしましょう。

そうではなく、「自分はどうしても会計事務がやりたい」など明確な目標があってスキルが無い人もいますよね。

その場合は資格取得や、客観的に見たときに評価に値する勉強が必要ですね。

事務職の場合は、公的機関に提出するための書類や法律に乗っ取った業務が多いです。営業事務などはその会社特有の運用があると思いますが、人事や会計は法律を軸に業務をします。

法律は決まり事です。決まり事を覚えてしまえば結構できたりします。なので、経理なら簿記2〜3級など、国が推奨している資格の勉強をするのが効率的かと思います。

転職活動

情報収集や勉強がひと段落したら転職活動の開始ですね。とはいえ、「今日から本格的にやるぞ!」というものでも無いと思っています。

転職エージェントから会社を紹介してもらいつつ、職務経歴書を書きつつ、「これ良さそう!」という会社があったらアクセルを踏む感じがベターです。

その意味でも、最初のステップである「情報収集」は早めに開始しておきましょう。

 

そもそも未経験でSEから事務職になれるのか

結論から言うとなれます。

私の知っている中でも何名かいましたが、その中の3名をサラッと紹介しますね。

  • 会計システムのSEから経理事務になった人
  • 人事システムのSEから人事部門へ転職した人
  • SEから人事部門に部署異動した人

最後の例は特殊ですが、SEで経験したことを掛け合わせると転職しやすいですね。

転職エージェントに「現在の知識が活かせる求人を見せてほしい」と言うと話が早いかと思いますよ。

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事務職への狙い目はたくさん

事務職ってどの会社でも存在する職種ですよね。あとは事務仕事のアウトソーシングを事業にしている会計事務所や社労士事務所も選択肢に含まれます。

  • 大手企業
  • 中堅企業
  • 会計事務所
  • 社労士事務所
  • 事務代行会社

業界業種を問わず、いろいろありますね。

なので、「絶対に経理事務がやりたい」というようなこだわりがなければ、色んな企業応募してみるのも1つの手です。

その意味でも、ステップ1の「情報収集」は大事です。

事務職の内部事情・注意点

ここでは、事務職に転職する上での内部事情、注意点を解説しますね。

有効求人倍率が低い

ITでの業務の自動化、コストカットの影響で事務職の有効求人倍率はかなり低い状態が続いています。

総合転職サイトdodaの調査では、事務職の有効求人倍率は0.19倍でした。

転職求人倍率レポート(2021年5月) | doda

これはどういうことかと言うと、「だいたい4人に1人受かる」という割合です。

事務職は狭き門ですね。

転職サイトで探していると情報も少なめですし、色んな人の目に止まるのでライバルも多くなります。

分母を増やすという意味でも、事務職を希望する人は転職エージェントも利用した方が良いでしょう。

 

リクルートエージェントの詳細を見る【公式ページへ】

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間接部門は評価されづらい

事務職は売上をあげない間接部門です。

営業職やマーケターのように、個人の実績が数字で見える化される分かりやすい指標もありません。あるとすれば部門でどれだけコスト削減できたか?でしょう。

一人ひとりの実績や結果が分かりづらいんですよね。

給料は下がること前提に

SEは技術の専門職です。且つ需要も高い職種ですのでお給料は他の職種に比べて高給です。

逆に事務職は他の職種に比べて低めの給与体系になっていることが多いです。(士業などの国家資格を保有していれば別ですが。)

転職サイトdodaが調査した職種別の年収ランキングでは以下の結果でした。

  • SE: 463万円
  • 事務/アシスタント: 329万円

女性SEならではの悩み

・残業
・突発的なトラブル
・客先常駐

SEの仕事はキャリアや生き方を考える上で、何かと悩みのタネが多い職種です。女性だったらなおさらですよね。

私の知る限りですが、女性でSEを続けているのは10人に1人くらいといった感じですね。みなさん結婚や出産を気に事務職やWeb系の仕事にシフトしています。

時間に融通が効く仕事にシフトしているといった感じでしょうか。

残った1人ですが、一言で言うと「SEの仕事が好きで合っている人」でした。設計書の作成、プログラミング、テスト仕様書の作成など前向きにこなすパワフルな女性でしたね 笑

出産後も職場と相談しながらうまくやってる感じでした。

ちなみに自社で受託開発できる環境だったので、客先常駐だったらその人もどうなっていたか分かりません。

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おすすめの事務職

上で書いたように、事務職と一言で言ってもいろいろあります。

  • 会計
  • 税務
  • 人事
  • 給与
  • 採用
  • 総務

他にも営業事務など探せば色々あるでしょう。

その中でオススメなのは自分の経験が活かせる事務職に就くこと。自分の経験が活かせるのでアドバンテージがありますし、何より転職してからも楽でしょう。

おすすめの異業種

ところで、転職する本当の目的は何でしょうか?

事務職として新しいキャリアを築くことでしょうか、もしくはワークライフバランスを考えて、プライベートに余裕がある状態を作ることでしょうか。

もし後者なら事務職である必要はないですよね。

ここでは、時間に余裕を持ちたいSEにオススメする職種を2つ紹介したいと思います。

社内SE

SEの人なら何度も関わったことがあると思いますので、イメージしやすいですよね。

事業会社の情報システム部門です。

社内のパソコン管理、サーバーの管理、システム導入のマネジメント、ベンダーとのやりとりなど業務内容は多岐に渡ります。

会社によってはかなりハードな仕事になることもあります。時間に余裕を作る目的を忘れずに転職先を探しましょう。

時短OKで募集していたら狙い目です。

ヘルプデスク

コールセンターのような仕事ではなく、IT寄りのヘルプデスクもオススメです。

「パソコンがうまく動かない」「インストールされているこのソフトどうやって使うの?」など、従業員の問い合わせ対応をする仕事です。

SEで培ったITスキルが活かせますね。

転職活動の準備

実際に応募や面接を開始するとなると、職務経歴書を作成して、転職理由、志望動機を考えておく必要があります。

ここでは、職務経歴書、転職理由、志望動機についてちょっとだけアドバイスしたいと思います。

職務経歴書

  • 箇条書きを使って読みやすく
  • ITを全く知らない人の目線で書く
  • 専門用語はなるべく一般用語に置き換える
  • 実績と数字をなるべく多く書く

長文の文章は読みづらいですし、言葉の使い方次第では誤解を与えてしまいます。業務内容や実際に行なってきた実績などは箇条書きでまとめましょう。

事務職の面接官はITに疎いと想定して文章を書くのがベターです。専門用語を書いてもうまく伝わらないと思います。OracleやApacheなどの固有名詞は仕方ないですが、アペンド、ペンディングなどのカタカナの多用は控えましょう。

「想定する読み手を意識して」と言った感じですね。

転職理由

ポジティブな転職って無いと思っています。みなさん何かしらの不満や将来への不安などで転職していると思っています。

転職理由の代表的なワードに「キャリアアップ」という言葉がありますよね。これも「仕事に飽きた」「こんな会社じゃ成長できない」「給料上がらない」という不満ですよね。

何が言いたいかと言うと、「ポジティブワードに変換しましょう」ということです。

「仕事に飽きた」という不満も「キャリアアップ」と書くとポジティブに聞こえますよね 笑

志望動機

SEの経験が活かせることをこじつけでも良いのでアピールすることですね。

今の時代はバックエンド業務は何でもIT化しています。

なので、例えばですが以下のようにアピールすることもできます。

「現職のエンジニア業務では、会計システムの改修案件に携わっています。今回応募させて頂いたのは人事の仕事ではありますが、培ってきたITスキルを活かせる場面は多いかと考えています。

活かせる場面は以下の3つになります。

・人事システムの改修があるとき
・人事システムで問題が起きたとき
・システム面での改善提案ができる

プロジェクトとシステム面の効率化で力になれるかと考えています。」

こんな感じでしょうか。

ちなみに人事系は法律がよく追加されたり変わったりするので、システム改修が延々と続いています。

【おさらい】転職までの流れ

最後におさらいです。

  • 情報収集
  • 勉強
  • 転職活動

というステップでしたね。

この中で「情報収集」は今すぐできて効果的です。ただし、あくまで「情報収集」が目的で、本格的に転職活動するためではないことをお伝えしました。

  • 初回の相談
  • 客観的なアドバイスをもらう
  • 今の状態でもOKな事務職を探してもらう

これくらいなら今すぐにでもやった方がよくて、実際は「エージェントと相談しながら、中期目線で転職活動する方法がベター」ということをお伝えしました。

相談しながら紹介を受けつつ、「これ良さそう!」という会社があったらアクセルを踏む感じですね。

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