PS-Oneは2021年1月22日〜24日にかけて「プログラミングに対するイメージ・意識調査」を行いました。
調査に利用した設問18件のうち、今回は後半9問の結果を掲載します。
■ 前半はコチラ
『覚えたい』92%!プログラミング意識調査|就活や転職に有利と思う | PS-One
調査概要
- 調査方法: インターネット上で選択式アンケートを実施
- 調査対象: 20歳〜60歳の男女
- 調査人数: 900人
- 実施期間: 2021年1月22日〜24日
【調査結果まとめ】900人の回答傾向からわかったこと
■ 主要な設問と結果
・ プログラミングを学ぶならどんなとき?
仕事で必要なとき: 34.8% 副業したいとき: 32.2% 教養として: 17.2% 転職したいとき: 10.3% 起業したいとき: 5.4% (n = 900人)
・ 高度なプログラミングスキルがある状態。何をしたい?
副業: 32.0% フリーランス: 25.1% アプリ制作: 19.9% 転職: 12.2% 起業: 8.4% 何もしない: 2.3% (n = 900人)
・ コロナ禍以降のキャリアで思ったこと(複数回答OK)
副業したい: 418人 キャリアを見直すきっかけに: 260人 転職したい: 135人 起業したい: 70人 変化なし: 289人 (n = 900人)
・ コロナ禍以降に始めたこと(複数回答OK、前問で「変化なし」以外を選択した人限定)
副業: 262人 何もしていない: 212人 勉強: 185人 転職活動: 68人 起業準備: 30人 前問で変化なしを選択: 265人 (n = 900人)
回答の傾向からわかったこと
副業というワードがとても目立つ結果となりました。
「プログラミングを学ぶならどんなとき?」「もしスキルを保有していたら?」「コロナ禍以降に始めたこと」など全ての質問で副業が上位を占めています。
「プログラミングができたら副業で活かしたい」という傾向が強いことが分かりました。
また、コロナ禍以降の「キャリアに関する心境の変化」について回答してもらったところ、900人中418人が「副業したいと思った」を選択しています。
コロナ禍以降、景気の先行きも不透明です。採用を抑えている企業が増え、転職市場に冷え込みが見られます。
そのような世情を察知し、現職に留まり、副業で副収入を得たい人が増えていると予測されます。
プログラミングに対するイメージ・意識調査の結果
調査に利用した設問18件のうち、後半9問の結果を掲載します。
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『覚えたい』92%!プログラミング意識調査|就活や転職に有利と思う | PS-One
仕事 or 副業で67%!プログラミングを学ぶタイミング
プログラミングを学ぶタイミングについて、用意した5つの選択肢の中から1つを選んでもらいました。
「仕事で必要になったとき」と「副業したいとき」で全体の67%を占めました。仕事 = 34.8%、副業 = 32.2%という内訳。ほぼ同水準の結果と見てよいでしょう。
副業への関心の高さ、プログラミングを副業のツールとして見ている人の割合が高いことがわかりました。
副業に活かしたい人が1位!プログラミングスキルがあったら
すでにプログラミングスキルがあるなら何をするのか、用意した6つの選択肢から1つを選んでもらいました。
すでに副業や起業が進行中の人もいるはずですので「何をしたい ≒ 活かしたい」と捉えてもよいでしょう。副業をしたい、副業に活かしたい人が全体で最も多く、ここでも副業への関心の高さが伺えました。
また、「転職したい」は全体の12.2%に留まり、転職より副業を優先させる人の割合が高いことがわかりました。
67.9%がコロナ禍以降キャリアに対する考えの変化があった
コロナ禍以降のキャリアに対する考えの変化について回答してもらいました(複数回答可)。
ここでも「副業」というワードが上位となりました。コロナ禍以降から副業への関心が高まったことを示唆しています。
在宅勤務・テレワークする人が増えたこと、外出が制限されている環境も影響しているかと推測されます。
2020年4月以降、弊メディア内の記事「一人でできる仕事を紹介【24職種】」(https://websites-manual.com/alone-work/)へのアクセスが増えました。
「本アンケート結果」「弊メディアへのアクセス実績」を考慮すると、コロナ禍以降は副業したい人の割合が増えていると考えてよいでしょう。
コロナ禍以降、副業を始めた人は262人
前設問で「キャリアに対する考えの変化が”あった”人」に対して、実際に何を始めたのかを回答してもらいました(複数回答可)。
集計の結果「副業を始めた」が1位となりました。900人の回答者のうち262人が「副業を始めた」を選択。
前問の1位「副業したいと思った」という回答をそのまま反映した結果となりました。
「副業したい」と思った418人のうち、262人が実際に副業を開始しています。割合で言うと約63%の人が実際に行動に移したということになります。
積極的に行動されている人が意外と多いですね。
コロナ禍以降45.2%もの人が「IT業界っていいな」と思ったことがある
転職者が行きたい業界調査で「IT業界が上位」にいると聞きました。実際にどれくらいの人が「行きたい」「いいな」と思っているのか調査しました。
結果は900人のうち407人(45.2%)の人が行きたいと考えているようでした。割合的にはかなり大きい数値ですね。
コロナ禍で非対面、オンライン完結する仕事が注目を集めています。その1つがIT業界です。
特にWeb関係の仕事はパソコン、インターネット環境、自社内ネットワークに繋がる仕組みがあればどこでも仕事をすることができます。
世情を反映した結果といえるでしょう。
約7割がスクールで学ぶならオンラインが良い
現在プログラミング教育市場が急拡大しています。学習スタイルは「オンライン」「通学」の2つで、各会社によって提供しているスタイルが異なります。
もしプログラミングスクールで学ぶならオンラインが良いか、通学が良いかを調査しました。
結果は「オンラインが良い」を約7割もの人が選んでおり、通学は3割程度に止まりました。
オンラインを選択した理由を見てみると「移動時間がもったいない」「交通費や飲食代が余計かかりそう」「気軽に学べそう」などの理由が多く、「コロナ禍なので」といった理由は案外少ない印象でした。
時間を大事にしている人が多いようですね。
料金が圧倒的1位!スクール選びで重要視する項目
プログラミングスクールで重要視する項目を選択してもらいました(複数回答可)。
結果は『料金』が1位で、900人中732人もの人が選択。2位は『講師の質』、3位は『挫折しない仕組み』となりました。
料金と質の良いバランスを取って、良いサービスを提供するのがプログラミングスクール各社の腕の見せ所と言えそうですね。
約9割が「無料なら学んでみたい」と回答
前質問、「1位は料金ではないかと?」予測していたため「無料なら学んでみたいのか?」という設問を予め設けておきました。
結果は88.6%もの人が「学んでみたい」を選択。
「学習意欲は高いけど費用面がネック」「無料ならとりあえず学んでみようかな」という層に分かれるかと予測されますが、どちらにせよプログラミングに対する関心は全体的に高いことがわかりました。
84.4%がWebサイトを参考にする!属人媒体は少なめ
プログラミングスクールを選ぶ際の参考媒体について調査しました。
現在はSNSやYouTubeが全盛の時代です。個人が強い影響力を持つためSNSやYouTubeの割合が高いかと推測しました。
結果は旧来からの情報収集手段である『Webサイト』を760人(84.4%)もの人が選択。
プログラミングスクールのような『習い事』『料金が高いもの』は慎重に選ぶ傾向があります。慎重に選択するものについては、個人の発言よりWebサイトにある情報を参考にするようですね。
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【本記事のデータ・グラフの引用】
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