RUNTEQ(ランテック)は現場を意識した実践型カリキュラムを提供するプログラミングスクールです。
ネットの情報を見ると「カリキュラムが難しい」「だけどサービスの質がめちゃくちゃ良い」と評判ですが実際のところどうなのでしょうか?実際に受講した人の生の意見が気になるところですよね。
今回はそんなRUNTEQを受講したN・Kさんに感想・評判を書いてもらいました。
評判を理解したい人、RUNTEQの受講を考えている人はぜひ参考にしてください。
WebエンジニアのN・Kさん
【プロフィール】
新卒から10年ほど公務員をしていました。
モダンな働き方ができるWebエンジニアに魅力を感じてRUNTEQでプログラミングを学びWebエンジニアに転職しました。
今は新規事業開発を支援するWeb系のスタートアップ企業でRuby on Railsを使ったサービス開発に従事しています。
目次
- 1 RUNTEQ(ランテック)の総評|評判・口コミを聞いてみました
- 2 受講開始からカリキュラムの流れ&私が学習したこと
- 3 RUNTEQ(ランテック)でみっちり勉強した私の感想
- 4 RUNTEQ(ランテック)受講中の体験談・私が勉強したこと
- 5 RUNTEQ(ランテック)の良かったところ
- 6 RUNTEQ(ランテック)の悪いところ・改善して欲しいところ
- 7 RUNTEQ(ランテック)受講後の転職活動で利用したサービス
- 8 もう一度RUNTEQ(ランテック)でプログラミングを学ぶならどう学習するか?
- 9 RUNTEQ(ランテック)の受講に必要なもの / あるとベターなもの
- 10 まとめ: 実践的なITスキル・プログラミングを学ぶならRUNTEQ
RUNTEQ(ランテック)の総評|評判・口コミを聞いてみました
RUNTEQを受講して正解だったでしょうか?
大正解でしたね。
今はプログラミングスクールが乱立していますが、RUNTEQはWeb業界での未経験者の転職事情、年収などのリアルな現実をきちんと伝えてくれます。
本気で頑張る人に惜しみない支援もしてくれますので、RUNTEQは一番まともなスクールなんじゃないでしょうか。
卒業してからのサポートも手厚く、RUNTEQを受講して本当に良かったと思っています。
RUNTEQの料金はサービス内容に対して妥当と思いますでしょうか?
妥当どころか受けられる支援も考慮すると圧倒的にコスパが良いと思います。
僕の場合はモニター価格で受けられる時だったので安価で受講することができました。大手のスクールの5分の1以下くらいの金額で受講できました(10万円台です)
それでいて受講者に対して全く手を抜かないので驚きです。広告費など余計なことにお金をかけていないので、サービスの質が良いみたいです。
本当にきちんと情報精査して、RUNTEQにたどり着けた人だけがその恩恵を受けられると言った感じですね。
RUNTEQはリーズナブル且つサービスが良いということですね。ありがとうございました。
受講開始からカリキュラムの流れ&私が学習したこと
僕がRUNTEQで主に勉強したのはRuby on Railsです。
知識が皆無に等しかったので、カリキュラムをこなす中で必要な部分を補填する形で学習しました。
課題にはJavaScriptなどを活用しないといけない課題もありました。かなり苦戦しましたが講師のサポートがあり乗り越えることができました。
クラウドサーバーを構築して、システムを利用可能な状態にする課題があるのですが、非常に学びやすいマニュアルがあり、インフラに苦手意識を持たずに進められたのはいい思い出です。
カリキュラムの流れ
カリキュラムの流れは大きく分けて2つあります。
基礎編と応用編です。基礎編は「ログイン機能を作ってください」というような形で機能ごとに切り分けられた課題が出されます。課題に対して自分で考えて実装していくと言った流れです。
実装のためのヒントもあるので、ヒントを参考にしてググれば、ある程度コードの実装方針は見えてきます。
応用編は出来上がったサービスのソースコードを読み解いてバグを修正したり、機能追加をする課題が出されます。より現場に近い課題内容です。
定期的に現役エンジニアと1on1で面談をする機会を持つことができ、進捗の共有や不安を取り除く機会もあります。僕としては本当にありがたい機会でした。
<1日のスケジュール>
※受講当時は育児休業中でした。
- 07:00 起床
- 10:00 家事・育児全般
- 11:00 教室で学習
- 17:00 帰宅
- 21:00 家事・育児全般
- 24:00 家で学習
RUNTEQの受講修了 〜 転職活動(転職サービスの中身)
年齢が30歳を超えているため、順風満帆な転職活動ではなかったですね。書類で落とされることは非常に多かったです。。
書類で落とされたり、選考がうまく行かなかったりすると、色んな情報に惑わされがちになります。ただ、あまり気にしない方がいいと思います。
東京近郊はIT・Web企業がいっぱいありますし、信念を持って活動すれば必ずいつか決まります。
これからプログラミングを学んでエンジニアになりたい人は、諦めずに継続することを意識して頑張ってください。
RUNTEQ(ランテック)でみっちり勉強した私の感想
RUNTEQへの入会を検討している人は、おそらく色々なスクールを調べた上でRUNTEQにたどり着いたと思っています。
僕はここまでRUNTEQに対して肯定的な意見ばかり言っていますが、なぜそう思うのかを率直な感想を述べながら説明して行きます。
決してRUNTEQに洗脳されている訳でも、無理やり言わされている訳でもなく、本当にいいスクールなので本気で頑張りたい人に届けばという思いだけですのでご心配なく。
率直な感想としては、RUNTEQは「エンジニアとして仕事をしてく上で重要なスキルを身に付けることに重点をおいたカリキュラムだな」というのが一番の感想です。
プログラミング未経験の人からするとRUNTEQはハードルの高いカリキュラムを提供しています。ただ、難しい課題を頑張ってクリアしていくと、エンジニアとして現場で自走できる力が確実に身につきます。
逆に決まった課題・カリキュラムでさえ頑張れない人は、エンジニアに転職できたとしても長続きしないと思います。現場では自分で答えを導き出さないといけないですので。
「エンジニアになれば誰でも簡単にフリーランスで月収○○万円」などのうたい文句を見ますが、RUNTEQはそんな無責任なことは言わないです。
本当に技術力の高いエンジニアを輩出するためのスクールであると卒業した今でも感じています。
これは代表の菊本さんの人柄によるところが大きいと思います。
RUNTEQ(ランテック)受講中の体験談・私が勉強したこと
ここからはRUNTEQ受講中の体験談をお話しますね。
プログラミングスクールに通おうと思った理由
「独学でやるのは限界がある」「スクールに通った方が知り合いもできる」「モチベーションも維持できる」と言う理由でプログラミングスクールで学習することに決めました。
独学だと「今日はいっか」という感じで甘えも生じてしまいます。本当にスキルを身につけたいなら、外部から負荷をかけられた方が良いですね。
RUNTEQに正式入会するまでにやったこと
正式入会するまでにProgateでRuby on Railsを1周しました。
それ以外は何もやっていません。。Progateをやった程度でRUNTEQのカリキュラムをこなすのは絶対に不十分です。Ruby on Railsのチュートリアルまではやっておいたほうがいいです。
RUNTEQ(ランテック)の良かったところ
ここからはRUNTEQに通って良かった点についてご紹介します。
カリキュラムが現場主義
RUNTEQは超現場主義なカリキュラムです。
GitHub(プログラミングコードの管理ツール)を使った演習、現役エンジニアによるコードレビュー(いまは自動レビュー)などもあります。
現場の仕事の進め方と同じになるようなカリキュラム構成になっているんですね。
使用するライブラリ(開発を容易にする機能群・ツール)も現場でよく使うものを利用します。「なぜそのライブラリが必要なのか?」という背景も教えてくれます。
技術以外のことも現役エンジニアから聞くことができます。
コードの書き方も教科書的な書き方ではなく、実務を意識した書き方を教えてくれます。開発現場の品質基準でアドバイスしてくれましたので、転職した先でも助かりました。
コミュニティーが活発
事務局の運営が非常にマメで、頻繁にコードレビュー会、勉強会、発表会が開催されています。多いときで、週に3つ以上のイベントがあったりします。
RUNTEQの運営母体であるスタートアップテクノロジーが主催する勉強会にも参加できるので、生のエンジニア同士の議論を聞くことができます。
受講生のグループチャットに開発部の人が入っています。記事や勉強会の情報が随時共有されるといった感じで、エンジニア向けの良質な情報がすぐ手に入ります。
全ての勉強会がオンライン参加可能です。録画でも聞けるので、忙しい人でも見逃すことがありません。しかも卒業してからも参加できるので、頑張る人に本当に優しいスクールだなと感じています。
質問のしやすさ
現役エンジニアが常駐していて、いつでも質問が可能です。
カリキュラムに関することはもちろんのこと、それ以外の質問も制限なく対応してくれます。他のスクールなどでは「質問する回数に制限を設けているところもある」と聞いたことがありました。
RUNTEQでは質問制限は全く無かったです。
RUNTEQ(ランテック)の悪いところ・改善して欲しいところ
次に、RUNTEQで学んだ際に気になった悪いところや改善して欲しいところについて紹介します。
自動コードレビューの不具合
自動レビューはCircleCIというツールを使います。
課題に対するアプローチや実装方法が生徒ごとに違うため、ツール側で想定していない実装が作成されると自動レビューが走らないような不具合がありました。
講師に対応を依頼すればすぐに改善されるので大きな問題にはならないです。ただ、自分の実装がおかしいのか、自動レビューの不具合なのか、自分では判断できないことがあります。
ツールの不具合で生徒の時間を溶かしてしまうことがあるのは改善ポイントかなと思います(いまはそう言ったケースはだいぶ減っていると思いますが)
初心者には難易度の高いカリキュラム
これは僕が悪いのですが、僕の場合、Progateを1周しただけ、Rubyのチュートリアルもやったことがない状態で入校したので、最初は全くついていけていませんでした。
子供が生まれたばっかりだったことも重なり、入校した初月は進捗がほとんど無いような状態でした。
実際に課題が進んで行くと、より現場に即した課題になっていくため難易度がかなり上がっていきます。ある程度の基礎力がないと挫折してしまう可能性がありますね。
ただ、卒業して現場でエンジニアとして働く僕の感想としては、RUNTEQの課題をクリアできなければ、転職できたとしても苦しい毎日が待っているだけです。
スクールで挫折して別の道に切り替えることも選択肢の一つだと思います。下手に簡単な課題だけをやらせて、気持ちよくさせて、実際の現場で地獄を見るよりかは、よっぽどマシだと思います。
転職の斡旋先がまだ少ない
RUNTEQは2018年に開校したスクールです。
歴史が浅いこともあり、仕方のない部分もあるかもですが、転職の斡旋先は少ないほうだと思います。Wantedlyや転職エージェントを活用しての転職活動がメインになります。
ちなみに僕はWantedly経由で転職先が決まりました。
僕や卒業生が現場でしっかり活躍して、RUNTEQの卒業生は能力が高いという評判を広めていきたいと思っています。「RUNTEQから転職できる企業を増やす」「RUNTEQの評判を良くする」のは卒業生の使命かなと 笑
頑張りたいと思います!
RUNTEQ(ランテック)受講後の転職活動で利用したサービス
転職活動では主にWantedlyとギークリー(転職エージェント)を使いました。
転職エージェントを利用する場合は「職務経歴書」「履歴書」「ポートフォリオ」を作ってエージェントに提供します。エージェントと面談も行います。
面談の時に伝えた条件、書類をもとにエージェントが企業を探してくれます。反応があった企業があれば面接を受けに行くといった感じです。
Wantedlyは企業と求職者がフランクに繋がれる転職サービスです。自分のプロフィールページを作り、職務経歴書やポートフォリを掲載しておきます。
準備が完了した段階で求人企業に応募します。企業から反応があれば直接やりとりして面接を受けに行くといった流れです。
僕の場合はWantedly経由で転職先が決まりました。
もう一度RUNTEQ(ランテック)でプログラミングを学ぶならどう学習するか?
最低限度の基礎力をつけた上で受講したいですね。
学習する中で重要だと感じたのはRuby自体の知識です。「Ruby on Rails」はRubyを扱いやすくした簡易版のような感じです。純粋なRuby自体の動きをきちんと勉強しておくことも非常に重要だと感じています。
Rubyに触れた上で受講するとよりパフォーマンスは上がるかもですね。
RUNTEQ(ランテック)の受講に必要なもの / あるとベターなもの
何度も言いますが「ある程度の基礎力」は必要です。
ProgateのRuby on Railsは最低でも2周した方がいいです。チュートリアルは1周やった方がいいです。
Rubyの純粋な動きを学ぶのは、伊藤淳一さんという方が書いた「プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで※」(通称チェリー本と言われてる本です)を一度読んでから受講した方がいいですね。
>> プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで | Amazon
まとめ: 実践的なITスキル・プログラミングを学ぶならRUNTEQ
今回はRUNTEQを受講して公務員からWebエンジニアに転職したN・Kさんに感想・評判を書いて頂きました。
N・Kさんの感想・評判からRUNTEQは「現場を意識したプロのエンジニア養成スクール」という印象を受けました。
RUNTEQは卒業後も無料で勉強会に参加できたり、グループチャットで開発者と繋がっていられます。エンジニア転職してからもバックアップ体勢があるのは嬉しい仕組みですね。
ただ、現場目線のカリキュラムは相当ハードルが高いです。
「Webエンジニアに必ず転職する!」といった強い意思を持って受講する必要があるでしょう。