ITスキルは進学・就職に有利と思う！保護者へのアンケート結果｜小学校プログラミング

PSOneは2021年3月9日〜22日にかけて「小学生のプログラミング教育に対する意識調査」を行いました。

調査に利用した設問16件のうち、今回は後半8問の結果を掲載します。

■ 前半はコチラ
子供にネット・SNS教育を希望！保護者へのアンケート結果｜小学校プログラミング | PS-One

【調査結果まとめ】355人の回答傾向からわかったこと

■ 主要な設問と結果

・ ITスキル・プログラミング能力の高さは、進学や就職に有利だと思う？
とても思う: 40.0%　まあ思う: 49.6%　あまり思わない: 7.9%　どちらでもない/わからない: 2.5%　(n = 355人)

・ ご自身のお子様に、将来IT業界で働いてほしいと思う？
とても働いてほしい：3.7%　どちらかというと働いてほしい: 22.8%　どちらかというと働いてほしくない: 8.5%　全くは働いてほしくない: 1.7%　どれでもない/特に希望や要望はない: 63.4%　(n = 355人)

・ プログラミングスクールに通わせている理由は？
子供が通いたがったから: 20人　小学校では習えない内容があったから: 8人　周りよりITスキルの高い人間に育てたいから: 7人　先生がよかったから: 7人　その他: 18人　(n = 355人)

・ 子供向けのプログラミング教室はオンラインと教室とどちらが良い？
教室の方が良い: 61.7％　オンラインの方が良い: 38.3％　(n = 355人)

回答の傾向からわかったこと

ITスキルやプログラミングが進学・就職に有利と感じる人が全体の89.6％を占めています。

また、全体の47.3%の人が小学校以外でも何らかの方法でプログラミング学習をしていることから、多くの人がプログラミングに対して関心があることが分かりました。

ただし、実際の教育に関しては「プログラミング教室・スクールに通わせている」「PCで有料教材・ソフトを用いた自習」を合わせても全体の8.7％にとどまるほか、68.2％の人が今後のスクール通いについて「特に考えていない」と回答しています。

プログラミング教育にお金をかけている世帯は少ないことがわかりました。

「お子様にIT業界で働いてほしいか」という質問では26.5％もの人が「IT業界で働いてほしい」と回答。ひと昔前と比べてイメージ・認知向上がうかがえました。

小学生の親御様が回答！子供のプログラミング教育に対する意識調査の結果

調査に利用した16設問のうち、後半8問の結果を掲載します。

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約90％が進学や就職に有利になると思っている

「ITスキル・プログラミング能力の高さが進学や就職に与える影響」をどのように考えているかを調査しました。

その結果、89.6%の人が「とても思う」「まあ思う」を選択しており、将来的にITに関するスキルは進学や就職の必須スキルになると認識している結果になりました。

実際にIT業界は今後も人手不足が続くと予想されています。人材需要から見ても妥当な認識だと言えるでしょう。

26.5%もの人がIT業界で働いて欲しいと回答

将来的に自分の子どもに「IT業界で働いてほしいか」という質問では、63.4%の人が「どれでもない/特に希望や要望はない」と回答する結果になりました。

「仕事は自分で選んでほしい」「本人に任せる」といった意図も読み取れますね。

とはいえ合計26.5%もの人が「IT業界で働いてほしい」という回答を選んでいます。このままIT業界に就職する人が増えれば、人手不足が少しでも解消するかもしれませんね。

全体の47.3%が小学校の授業以外でプログラミング学習をしている

小学校以外の場でお子様にどのようなプログラミング教育を受けさせているかを回答してもらいました。

複数回答可のため全てを足すと100%を超えます。ただ、「小学校以外では何もしていない」を100%から引くと小学校以外でプログラミング学習している人のパーセンテージが分かります。

結果は47.3%の人が小学校以外で何らかのプログラミング学習をしていることがわかりました。

とはいえスクール通学（4.8%）、有料教材（3.9%）となっており、プログラミング教育に費用をかけている世帯はまだ少ないようです。

子供の「通いたい」という気持ちに答えている親御様が多い

前問で「プログラミング教室・スクールに通わせている」と選んだ人を対象に、お子様がプログラミングスクールに通っている理由を教えてもらいました。

1位は「子供が通いたがったから」。他の回答と倍以上の差をつけています。

親はお子様のやる気、主体性に動かされることが多いです。特に勉強関連でやる気が出ていればなおさらですよね。「子供がやる気を出している」「なんとか叶えてあげたい」という気持ちになります。

68.2%がスクールに通うかどうか「特に考えていない」

前問で「プログラミング教室・スクールには通わせていない」と選んだ人を対象に、今後はお子様をスクールに通わせる予定があるのかを調査しました。

結果は68.2％の人が「特に考えていない」を選択。大多数のご家庭が「通うかどうか検討する前」の状態のようです。68.2%が潜在層と考えると、プログラミング教室に通う子供はこれからまだまだ増えていくでしょう。

ちなみに「通わせたくない」意思のある回答は全体の7.9%。少数であることがわかりました。

子供プログラミングスクールはオンラインより「教室」が人気

お子様をプログラミング教室・スクールに通わせるとして、オンラインでの受講と教室に通学しての受講とどちらが良いか調査しました。

結果は61.7％の人が「教室の方が良い」を選択。新型コロナウイルスの影響で会社員にも「リモートワーク」が浸透しつつありますが、子育てする世帯ではまだまだ教室に通う勉強方法が人気のようです。

今後の新型コロナウイルスの影響やオンラインスクールの発達次第では、比率は変わってくるかもしれませんね。

ちなみに社会人向けプログラミングスクールの調査では「オンラインがよい：68%」の結果でした。

関連記事：スキルあったら副業！900人プログラミング意識調査｜コロナ世情を反映

オンラインのメリットは「送り迎え」「移動時間」を省略できること！

前問で「オンラインの方が良い」を選んだ人に、回答した理由を選択してもらいました。

結果は25.4％の人が「送り迎えするのが難しい」と回答。さらに「移動時間がもったいない」が17.7％、「近くに教室がない」が17.2％と続いており、半数以上の人が「移動」にネックを感じていることが分かりました。

オンラインであれば送り迎えなしで親の負担が軽減できます。子供がどんな勉強をしているのか見られるのもポイントですね。

プログラミング教育費用は3,000～5,000円未満 or 0円で二極化

月々のプログラミング教育費用についてアンケートしました。

1位は「3,000円～5,000円未満」で28.5％の人が回答しました。次に「0円（かけるつもりはない）」が25.9％という結果となりました。

100%から0円（25.9%）を引くと74.1%。全体の約7.5割の人が「お金をかけてよい」ということがわかりました。

とはいえ1万円を超える費用を許容しているのは全体の4.3%です。

1万円以下かつ魅力的なサービス作りがポイントと言えそうですね。

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