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転職ノウハウ

IT企業に入るにはどうしたらいい?とググってる未経験者へ【回答】

更新日:

最近IT企業に興味があるんだよな。

でも、プログラミングとかWebデザインのスキルがあるわけでもないし、パソコンもロクに理解してない自分でも入れるのかな。

こんな風にIT業界への就職・転職を考えてググってる方に、IT業界に入るための知識、情報、やることをお伝えします。

今回はIT業界歴10年のE・Eさんに記事を書いていただきました。

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【結論から】IT企業に入るための方法

考えられる方法は以下の3つになります。

  • 独学でIT知識やプログラミングを必死に勉強する
  • プログラミングスクールでお墨付きをもらう
  • 今持っているスキルでとにかくIT業界に入ってしまう

ただし、どれも正攻法で時間がかかります。

「早く転職したい」

「まずはIT企業に入って実務経験を積みたい」

という人もいらっしゃるでしょう。

そんな人にはプログラミングスキル無しでもOKな職種を狙うことをオススメします。

具体的には以下の職種です。

  • 運用エンジニア: 自社で開発したサービスを運用する人
  • 評価エンジニア: 自社で開発したサービス・ソフトウェアをテストする人
  • テクニカルサポート: 自社サービス・ソフトウェアの顧客サポート

この辺りの職種が狙い目です。

その会社独自のユニークな仕事もあったりしますので、まずは探してみることをオススメします。

ただし、転職サイトは情報量が少なめです。

転職サイトの4倍の情報量を保有している転職エージェントを利用しましょう。

登録 → エージェントと面談 → 仕事を探してもらう

という流れなので、そんなに手間はかかりません。

逆に自分で探す方が手間かもしれませんね。

 

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独学でIT知識やプログラミングを必死に勉強する

お金がかかるのは書籍代くらい。一番安く済むやり方ですね。

ただ、かなり膨大な時間がかかります。必死に勉強して半年、転職活動を入れると最短で9ヶ月くらいかかるでしょう。

プログラミングスクールでお墨付きをもらう

プログラミングスクールの中には転職に特化したコースがあります。転職保証もあるため、もし転職できなかったら全額返金されます。

保証サービスもいいですが、何よりも「プログラマーに転職できる程度の学習は終えたよ」というお墨付きが得られることでしょう。

料金はそこそこしますが、本気でIT企業に入りたい人にはピッタリな方法です。

転職保証があるプログラミングスクール

TechAcademy 転職保証コース

Tech Academy | エンジニア転職保証コース

TechAcademyPRO

Tech Academyは完全オンラインのプログラミングスクールです。

毎日質問できるチャットアプリ、週2回のメンタリング(講師のマンツーマンサポート)でカリキュラムを進めていきます。

転職保証コースはTech Academyからの転職サポートが付いたコースで、『保証』と名の付く通り、転職できなかったら全額返金の保証制度があります。

ものすごく好条件なコースに見えますね。

ただ、保証が付くのには条件があって、以下に該当する人が保証の対象となっています。

  • 受講時点で30歳以下である
  • 東京での勤務が可能である
  • 転職の意思があり、受講中に転職活動をする
  • 12週間で300時間ほど学習できる
  • 全ての課題に合格している

条件を見る限り、「エンジニア転職に本気な人」「本気でキャリアチェンジしたい」「近くに良いスクールが無い」人にピッタリのコースと言えるでしょう。

 

【TechAcademy転職保証コース】

 

DMM WEBCAMP

転職保証のプログラミングスクール | DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPは『転職保証』『給付金制度※』があるプログラミングスクールです。

給付金は最大56万円の支給。実際のお支払い金額は38万円ほどになります。

WEBCAMPとあるようにWebサービスが開発できるようになるプログラミング言語を習得します。学習期間は3ヶ月間、その後は転職のためのキャリアサポートが受けられます。

『未経験からITエンジニアへ』というキャッチコピー通り、未経験者を対象にしたカリキュラムになっています。

キャリアチェンジしてIT業界で働きたい人にピッタリのプログラミングスクールです。

※給付金は国から支給されます。また、「DMM WEBCAMP 転職コース 専門技術講座」が給付金の対象コースです。給付を受けるには国が指定する要件を満たす必要があります。詳しくはDMM+WEBCAMP+転職コース専門技術講座について.pdfを確認ください。

 

 

今持っているスキルでとにかくIT企業に入ってしまう

プログラミングする以外にもたくさんの職業があります。

「とにかくIT企業に入るんだ」という人は今あるスキルとマッチしそうな職種をターゲットに転職することも可能です。

とはいえ、そんな職種は自分では見つけられません。

そんな時はプロに探してもらいましょう。記事の前半でも紹介した、IT企業に強いワークポートという転職サービスがオススメです。

大手からベンチャーまで幅広い取引があります。まずはエージェントに自分が希望する職種を伝えましょう。

職種についてはこの次で説明しますね。

IT企業の職種をまずは把握しよう

IT企業と言うと「プログラミングが出来ないといけない」というイメージが強いですよね。

ただ、それは半分合っていて半分間違った認識です。

IT企業も他の業界と同じで、色んな職種の人が力を合わせて仕事をして、製品やサービスを提供しています。

ここでは、全部ではありませんが、IT企業内にある職業をお伝えしますね。

  • 開発エンジニア
  • 評価エンジニア
  • 運用エンジニア
  • Webデザイナー(ディレクター)
  • インフラエンジニア
  • テクニカルサポート
  • サーバー保守・運用オペレーター
  • ITコンサルタント
  • 製品導入コンサルタント
  • プロジェクトマネージャー
  • 営業
  • 広報・マーケティング
  • 事務職(経理・人事など)
  • 採用人事
  • 経営企画

思いつく限りザッとあげただけでこんなにあります。

ただ、営業や事務を入れてしまうと収集がつかなくなるので、この記事ではスキルや技術を必要とする職種に限定させていただきますね。

未経験でIT企業に入るときのオススメの職種は?

残念ながらこれがオススメ!という職種はありません。なぜなら自分がやってみたいことや性格を尊重してほしいからですね。

とはいえ、IT企業に転職しやすい職種はあります。

  • 開発エンジニア
  • Webデザイナー
  • インフラエンジニア
  • テクニカルサポート
  • サーバー保守・運用オペレーター

上にあげた例から引っ張ってくるとこのあたりの職種ですね。この職種に共通しているのは必要なスキルが明確であることです。

開発エンジニアだったらプログラミング、インフラエンジニアだったらサーバーのセットアップや操作スキルといった感じです。

逆にコンサルタントやプロジェクトマネージャーは転職の場合は経験が要求されやすいです。

IT企業に入るために必要なスキル

必要なスキルは職種によって異なります。

開発エンジニアだったらプログラミング、WebデザイナーだったらデザインとPhotoshopなどのツール操作スキルですね。

なので「必要なスキルは職種による」が答えになります。

とはいえ、「このスキルはいいよ」というスキルは知っておきたいですよね。あったらベターだよというスキルを下に書いておきますね。

  • マークアップ言語(HTML)
  • プログラミング言語(PHP、Javaなど)
  • データベースの操作、構築
  • サーバーの操作、構築
  • CMSの操作、構築(WordPressなど)
  • Webデザイン

あとは、個人でブログなどをしているとマーケティングスキルが身につくのでブログ運営はオススメです。

CMSの操作や構築も覚えることができますよ。

IT企業に入るために勉強すること

職種によって身につけるスキルは異なると上でお伝えました。

なのでスキルを習得するための勉強も、目指す職種によって異なりますね。

しかし、根幹になる基本的な情報技術の知識、ITの基礎的な知識を得るために勉強しておいた方がいい内容もあります。

ここでは、効率的に知識が得られるITの資格などをお伝えします。

資格試験を受けるかどうかはご自身次第。効率的に勉強するという意味ではちょうどいいと思いますよ。

ITパスポート

パソコンは触っている程度、情報技術の知識が全くない初心者向けの資格です。

「IT企業に入るために努力してるんだな」という評価です。

基本情報技術者

ITパスポートの上位版のような資格。情報技術に関することが網羅的に学べます。

持っていると「一定のIT知識があるんだな」という評価です。就職・転職時はちょっと有利になるでしょう。

応用情報技術者

基本情報技術者の上位資格です。

 IT企業の仕事

IT企業と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

LINEや楽天のような一般人向けのインターネットサービスを提供する企業を思い浮かべる人が多いんじゃないかと思います。

ただ、インターネットサービスを提供する企業はIT業界の一部なんですね。大分類すると、その他にシステム開発をする企業、インフラを提供する企業があります。

まとめると以下のような感じです。

  • システム開発企業(SE、SIer)
  • Web系企業(Webサービス・アプリ)
  • サーバー提供/保守運用

ここでは、各業界の仕事内容を簡単にお伝えしたいと思います。

Web系企業(Webサービス・アプリ)

インターネットを使ったサービスを提供する企業です。上であげたLINEや楽天はこちらに含まれます。スマホゲームの会社もWeb系企業ですね。

提供しているサービスが明確なのでイメージが付きやすいかと思います。

売るために結果を出すのがマストな業界

Web系企業は自社のサービスで売上を上げる必要があります。「何を当たり前なこと言ってるんだ?」と思うかもしれませんが、これって凄いことなんですよね。

「売上を上げる」という結果を出し続けないと会社が衰退して潰れてしまいます。そうならないように、新しい事をしてみたり、流行りに乗ってみたり、機能改善をしています。

つまり、結果を出すための仕事をしないといけないということです。

営業の人から見ると「当然じゃないか」と思うかもしれません。ただし、事務職で数字達成とか無縁でまったりやっていた人がWeb系へ行く場合は意識を変える必要があるかと思います。

Web系企業と聞くと、カフェのような綺麗なオフィスでリア充キラキラなイメージがありますよね。しかし、結果を出すためにメチャクチャ働いている人が多い業界であることも念頭に入れておきましょう。

システム開発企業(SE、SIer)

企業の業務システム、銀行の処理システムなど、企業向けのシステム開発をする企業です。

Web系との違いは明確な顧客がいることですね。顧客の要求・要望を実現する必要があるため、Web系と比べて自由度はありません。

システム開発企業の職種

システム開発プロジェクト時の職種と役割を書いておきますね。

  • プロジェクトマネージャー: プロジェクトの進行管理
  • システムエンジニア: 設計〜開発
  • コーダー・テスター: 設計書に基づいたコーディング作業とテスト
  • 営業: 契約・お金面の窓口

いわゆる多重下請け構造

建設業界でずーっと問題視されているけど解消されない多重下請け構造。システム開発業界はこれと全く同じ構造が出来上がっています。

○村総研や○ISなどの大企業が元請けとなって、開発プロジェクトを一括で受注。実作業は中堅のSE会社に流す。中堅のSE会社はさらに下の中小企業に流す。といった感じです。

末端の企業は利幅が少ないので、キツイ仕事な割に給料が少ないといった現象がおきます。

IT企業の良いところ、悪いところ

IT企業に入ったら良いと感じそうなところ

時間の自由度が高い

フレックスの企業が多いです。

昔ながらの企業のように、「フレックス制なのに周りの雰囲気で結局朝9時に出社してる」ということもありません。

会議などなければ11時に出社してもOKです。

客先常駐するSIerは時間管理されていますが、それでも適当な時間にランチに行って、適当な時間に休憩がてらスタバに行くのもありです。

ただ、トラブルが起きたら徹夜も十分ありえます。プロジェクトが遅延していたら残業も当たり前です。

給料は平均以上

転職サイトdodaの調査では、IT/通信業界の平均年収は466万円でした。

業界別ランキングでは第2位という結果です。

ちなみに1位は総合商社で、平均年収は478万円という結果でした。

良くも悪くも合理的

新しい業界で新しい会社も多いため、昔ながらの企業にあるような変な慣習がありません。毎日朝礼があるような会社はまず無いでしょう。

やりとりも「楽」「早い」が優先されます。なのでチャットアプリかSNSで済ませることが多いです。合理的なところをドライに感じる人は向かないかもしれません。

IT企業に入ったら悪いと感じそうなところ

ストレスが溜まりやすい

ずーっとパソコンに向かって仕事をしているので1人で仕事をしている状態に陥りやすいです。納期が差し迫っていたり、エラーが解消できないとストレスが溜まります。

相談できる先輩や同僚は早めに見つけることをオススメします。

1人で抱え込まないようにしてくださいね。

個人の能力が問われる

上で「相談できる先輩や同僚は早めに見つける」と言いました。とは言え、与えられた仕事を進めていくのは自分です。解決するのも自分です。

先輩や同僚から助言はもらえますが、完了させるのは自分です。仕事を自分自身の力で進めていく能力が問われます。

コミュニケーション取りづらい人が多い(気がする)

会社によりますが、エンジニア気質な人、プログラマーとして誇りを持っている人とはコミュニケーションが取りづらいかもしれません。

こちらのスキルと知識が足りないだけの場合がありますので、とにかくITの勉強は必須です。

IT企業に就職したい学生がやること

入る業界・方向性を決めましょう。

IT業界なら上で紹介した3つの業界から選ぶ感じです。

  • Web系
  • システム開発(SE)
  • サーバー提供/保守・運用

個人的にオススメなのはWeb系です。

現在はシステム開発(SE)業界の方が給料がよいですが、Web系は個人で稼げるスキルが身に付きます。

世の中の流れが、システムは作るものから利用するものにシフトしてきています。SEの仕事は徐々に減っていくんじゃないかと予測しています。

事例: 未経験からIT企業に入った人たち

ここでは、僕の知る限りで完全に未経験な状態からIT企業に入った人の例をご紹介します。

  • 食品のルートセールスからソフトウェア導入コンサルタントに転職
  • 卸売の営業マンがテクニカルサポートに転職
  • スクールでプログラミングを学んでWeb系企業にプログラマーとして転職

上の例の通り、プログラマー職以外の場合はプログラミングスキルが無くてもIT業界に入ることができます。

プログラマー以外にも職業はいっぱいあります。

とにかくIT業界で経験を積みたい方はテクニカルサポートやソフトウェアコンサルタントなどを狙ってみてはいかがでしょうか。

新卒ならプログラミング研修する会社もある

ちなみに、SE企業やソフトウェア開発企業では、新卒一括採用して研修の中でプログラミングを教えてくれるところがあります。

なので新卒の場合はプログラミングができなくても研修の中で身に付けることができます。ただ、素養や研修中の成績をみて配属先が決定されることもあります。

プログラマーを希望してもなれない可能性があることも頭の中にいれておきましょう。

入って失敗したなと感じる企業の見分け方

僕は今でこそフリーランスをしていますが、会社員のときは4度も転職しました。

だいたい2年〜3年のペースで転職しています。

そんな僕が「入って失敗したなと感じる企業の見分け方」をお伝えします。

ブラック企業じゃないけど失敗したなと感じる会社

やたら仲の良さ、社内イベントを強調する

これって、よく人が出て行くから仲の良さをアピールしているんですよね。社内イベントも同様です。リア充感はわざわざ出す必要はありません。

そもそも企業であれば自社のサービスと商品、それをなぜ提供しているかの経営理念やビジョンをアピールするべきですよね。

自社の商品サービス、社会的役割以外を売りにする

上と似たような感じですが、「残業が少ない」、「福利厚生が充実」、「女性社員が活躍」などを表立ってアピールしているIT企業は要注意です。

言っていることとやっていることが全然違う

例えばですが、実際にこんな会社があります。

「IT技術で日本と世界の架け橋になるバイリンガル企業」と言いつつ、実態はヘルプデスクとテクニカルサポートの派遣業しかやってない。

言っていることとやっていることが違う会社は要注意ですね。というか実態と違う内容で人を集めて入社させたら詐欺ですね。

明確な製品・サービスが無い

IT寄りの人材派遣(業務委託の人材サービス)をメインにやっている会社である可能性が高いです。

人材派遣自体は悪だとは思わないです。ただ、合わない人が多いので(合う人もいます)やめておいた方が無難ですね。

とはいえダメな企業が見分けられない場合

OpenWork(Vorkers)や転職会議をよく見る

かなり参考になる情報が多いです。実際に働いていた人の生の意見。かなり参考になります。

IT系企業の評価をザッと確認したところ、下請けのSIer企業は評価が悪い傾向にありました。

他者のレポート・コメントを制限なく見るには、課金または投稿が必要になります。

SNSで企業名で検索する

TwitterやFacebookの活用ですね。こちらも生の情報が拾えます。

企業名やサービス名で検索してみましょう。

OB・OGに聞く

SNSでOB・OGが発見できたらダイレクトメールで相談してみてもいいかもしれません。

まとめ

「入社と同時に現場に派遣させられた」「面接のときに言っていた業務内容と実際の業務が違う」なんてことはSE派遣の会社ではよくあることです。

とにかく人がいればOKという現場もあるので「入社と同時に派遣」ということもできてしまうんですね。

先ほども言ったように、これからIT企業に入る人でしたらWeb企業の方をオススメします。Web系企業の方も、プログラマー以外のたくさんの職種があります。

プログラミングはいずれ覚える。早めにWeb企業に入って力を付ける。という感じでまずは行動してしまうのもアリだと思います。

で、そんな職種はプロに探してもらわないと見つからないので、転職サービスを使って探してもらいましょう。

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