ITエンジニアが転職時に準備すること、スケジュール感、お得な情報をまとめました。
転職は失敗したくないですよね。
たくさんの情報を取り入れて頂けたら幸いです。
目次
転職活動のスケジュール感を把握しよう【転職活動の流れ】
転職活動を行う上で必要な手順は以下のようになります。
- 転職の条件を決める
- 情報収集する
- 応募する
- 1次〜2次面接
- 最終面接
- 内定して入社
「あれ?いきなり転職の条件を決めるの?」
「今後やりたい事、自己分析とか色々あるじゃない?」
と思った人もいるかもしれません。
そう思った人は、たぶん言語化できていないだけではないでしょうか。転職を考えている時点でザックリと次にやりたい事や方向性は心の中で決まっていますよね。
自分の気持ちや感覚が一番大事です。
その気持ちは大事にしていきましょう!
転職の条件を決める
転職をする上で最初に欠かせない要素が条件を決めることです。
条件を決める上で考えたい点には以下があります。
- 得たい収入
- 可能な残業時間
- 福利厚生
注意してほしいのは、すべての条件を満たした転職先というのはほとんど見つからないということです。
前職と同じ条件であれば探すことは可能ですが、転職するということは何らかの改善を求めていることでしょう。
もし転職で失敗したくないのであれば、最優先事項を最初に決めてください。
「年収500万円以上でなければ絶対に転職したくない」というのであれば、残業時間が多い仕事であっても受け入れましょう。
本当に条件を大事にするなら、自分がやりたい事ではない仕事であっても転職する必要が出てくるでしょう。
『やりたい仕事を優先する』というのであれば多少の年収の低さは覚悟しなくてはいけないかもしれません。
転職で成功するコツは優先事項を忘れないことです。
転職候補となる企業の情報収集
自分の方向性と合う企業、自分の条件に合致する企業を調査します。
ただ、転職サイトを見ていてもなかなか良い求人が見つからないと思います。
それもその筈で、転職サイトに公開されている情報は全体の2〜3割程度の情報なんですね。
残りの7〜8割の求人は非公開となっています。この非公開の求人を扱っているのが、転職エージェントサービスです。
例えば、リクルートエージェントは求人情報のうち6割程度を公開しています。残りの4割の非公開求人はリクルートエージェントで紹介してもらうことが出来ます。
6割の情報に触れられないなんて何だか損ですよね。
選択肢が多ければ多いほど転職で成功する確率が高くなります。
転職をするならエージェントサービスが良いでしょう。
ITエンジニアにオススメの転職エージェント
希望する企業に応募する
調査して条件に合う企業を見つけたら応募しましょう。
転職エージェントを利用しているのなら、エージェントの人が応募を代行してくれます。
多くの企業では書類審査がありますので履歴書や職務経歴書を書いて見てもらう必要があります。
応募する際には履歴書や職務経歴書の書き方を把握しなくてはいけません。
ただ、履歴書や職務経歴書については、ネット上にテンプレートやサンプルがたくさん落ちています。
どれも似たようなものなので、ここであまり迷わないようにしましょう。チョイスしたテンプレートに自分の経歴を埋めていきましょう。
1次〜2次面接
書類審査を通過したら、応募してから1〜2週間程度で面接の連絡が来ます。
面接の回数は企業によって異なりますが、規模が大きい会社なら1次面接や2次面接を行っているでしょう。
1次面接や2次面接でチェックされるのは実務能力であることが多いです。
スキルや実務経験、前職の会社でどんな功績を残したかなど具体的に尋ねて来るでしょう。
担当者は人事部の人間や入社後にお世話になる部署の上司の可能性が高いです。
基礎的な能力はもちろんのことコミュニケーション能力も考慮されやすいですので積極的にアピールしていきましょう。
最終面接
複数回の面接を行う企業では最終面接では、部署全体の責任者や幹部といった経営者にに近い立場の人が担当となるでしょう。
役員や社長が面接をすることもあります。
最終面接で何を見るかは企業によって大きく異なりますが、実務面よりも将来設計について尋ねられる可能性があります。
入社してからどのようなキャリアを目指すのか、将来的にどのような人間になりたいのかといった自分で答えを見つけるような要素が求められやすいでしょう。
内定を承諾して入社する
最終面接を無事に通過したら内定して入社となります。
ここまで来れば一安心と言えますが、入社してからのほうが覚えることが多くて大変ですので努力は怠らないようにしましょう。
転職準備に欠かせない!転職エージェントは利用した方がお得
先ほどちょっとご説明した通り、転職では転職エージェントを利用した方が何かとお得です。
- 非公開の求人情報
- 書類作成のアドバイス
- 応募の代行
- 推薦状を書いてくれる
など、お得なオプション満載です。
しかも全て無料です。
中でも、転職エージェントはWebサイトには一般公開されない非公開求人も多数あります。より良い転職先を探すのであれば利用しない手はありませんね。
ここからは、ITエンジニアにオススメの転職エージェントを2社紹介したいと思います。
レバテックキャリア
IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門 | レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT/Webのエンジニア・クリエイター職に特化した転職エージェントです。
関東、関西、福岡を中心にサービスを展開しています。
細かい特徴は以下の通りです。
- 求人件数4,000件以上
- 求職者1名につきアドバイザー2名の体制
- 面接時の質問例や採用理由などを集めたシークレット資料がある
- 年3,000回の企業ヒアリングにより入社前に会社の内情がわかる
- 1次面接に落ちても内定を獲得できた実例がある
- 年収320万円アップに成功した例がある
- 企業の評価が変わる職務経歴書の書き方を教えてくれる
レバテックキャリアは年間で3,000回の企業ヒアリングを行っているため会社の内情を詳しく知ることができます。
- 企業に教育してもらえるのか
- 意見を汲み取ってくれる上司が多いか
- 職場の雰囲気は和やかなのか
- トラブル時に他人に責任を押し付けたりしないか
- 新技術を積極的に取り入れていくのか
- 残業時間やスケジュール進行はどんな感じか
- 社員のキャリアアップの実例
これらはほんの一例です。このような情報を事前に知ることで、転職失敗を未然に防げる可能性が高くなるでしょう。
ワークポート
転職決定人数No1の転職コンシェルジュ | WORKPORT
ワークポートは転職決定人数No1にもなった実力ある転職エージェントです。
現在はいろんな職種を扱う総合型の転職エージェントですが、創業から10年ほどはITに特化した転職エージェントでした。
基盤がITであるため、現在もIT業界に強い転職エージェントの1つです。
転職先企業としては楽天、DeNA、セガなど有名企業も多数あるため大手企業へ転職したいというエンジニアにも適しているでしょう。
ワークポートの特徴
- 求人件数15,000件以上
- マンツーマンサポート
- 転職活動の管理をする独自ツールが無料で利用できる
- 面接対策、書類作成アドバイスのほか、各種テンプレがある
- 来社時には無料のスピード証明写真機も利用可能
ワークポートでは抱えている求人情報の7割以上が非公開求人です。
条件が良すぎて応募者が殺到するために特定の転職エージェントしてしか公開していない情報などが、非公開求人には含まれています。
東京、大阪、名古屋、仙台、埼玉、横浜、神戸、福岡の8つを拠点にサービスを展開しています。
円満退社を心がけることも転職の準備
転職先が決まったなら前の会社はすぐにでも辞めて次に行きたいところですよね。
引き継ぎなんてしないで、今すぐにでも辞めたくなるかもしれません。
しかし、明らかなパワハラ・セクハラを受けていたのでもない限り円満退社を心がけましょう。
円満退社を心がけるとデメリット回避にもなります。
転職先が決まったからとすぐに辞めると、上司や同僚の不評を買います。なぜなら、急に抜けた穴をフォローするのは上司や同僚だからです。
そのため、退職するまでの期間は空気が悪くなることもあるかもしれません。居心地が悪くなる可能性もあります。
また、会社の不評を買うのも良くありません。会社側は急に辞めることを理由に退職金の支払いを渋ったり減額するかもしれません。
決められた金額の不払いは違法に当たるため、最終的に勝てると思います。ただ、こんな面倒な事に時間を取られたくないですよね。
こういった問題が起こる可能性があるため、できるかぎり円満退社をしておいたほうが良いでしょう。
ITエンジニアが転職に成功するためのコツ
ここでは、IT エンジニアが転職で成功するためのコツ・知識をご紹介したいと思います。
これまでの経験・キャリア・スキルを整理する
今までの仕事で何をしてきたか、何を開発してきたか、得意分野は何か、得意な言語は何かを整理してみましょう。
SEだったら顧客の業務がどのように改善されたのか、Webエンジニアだったら作ったサービスが世の中にどのような影響を与えたのか、ザックリでいいので言えるようにしておきましょう。
このあたりの観点がないとただ単にプログラミングができる人止まりになってしまいます。
自分の仕事にしたい分野のスキルを磨く
転職したい仕事に関するスキルを磨くことも重要です。
例として、SEとWebエンジニアに求められるものの違いをあげてみましょう。
- SEは確実性が求められる、Webエンジニアはスピード感が求められる
- SEは仕様書通りにコードを書く必要がある、Webエンジニアは自分で考えてコードを書ける必要がある
- SEは顧客の要求を聞き出す能力が求められる、Webエンジニアは成果(売上・アクセス数など)を出す能力が求められる
このように、SEとWebエンジニアで鍛えるべきスキルが異なるというのはわかるでしょう。
各業界に適したスキルを見抜き、覚えていくための適応力が求められます。
エージェントが進めてきた企業は自分でも調査する
転職エージェントを利用する際に注意してほしいのが、エージェントに頼りすぎないということです。
エージェントは過去の職歴などに適した求人を探してきてくれますが、実際に働くのはあなた自身です。
本当にその会社の社風などが希望に合っているのかどうかを自分で調べるようにしましょう。
現在ではインターネット上でも「転職会議」「 Vorkers」といった企業の社員による口コミサイトが存在します。
このようなサイトを利用して社内の情報を集めてみると良いでしょう。
でも一番大事なのは気持ち
上手に転職するためのコツや知識は大事です。
でも、一番大事なのは『自分の気持ち』です。
ぼんやりですが、やりたい事、やってみたい事があるはずです。
自分の気持ちに正直にいきましょう。
ITエンジニアの需要は高い【転職しやすい】
転職サービスDODAの調査では、2018年10月の有効求人倍率は2.11倍でした。
この中でも、ITエンジニアが分類される「技術系(IT・通信)」の有効求人倍率は7.08倍という数字でした。
圧倒的な売り手市場ですね。
そんな売り手市場もあって、高年収を狙いやすいようにもなっています。
このチャンスを逃すことなく条件の良い転職先を探しましょう。
ITエンジニアのキャリアパス
ITエンジニアのキャリアの例としては以下のような職種があります。
- ITコンサルタント
- プロジェクトマネージャ
- Webディレクター
- プロダクトマネージャ
- フリーランスエンジニア
ITコンサルタント
企業などのITにおける戦略や経営の助言、改善を行なうキャリアです。技術力のみではなく高いコミュニケーション能力が求められます。
企業の業務やシステム全般の幅広い知識が必要です。経験豊富なSEがITコンサルタントになるケースが多いです。
プロジェクトマネージャ
システム導入や改修に関するプロジェクトの指揮進行を務める職業です。
導入プロジェクトの流れを決定し、それに対して責任を追います。プロジェクトのリスク管理、顧客との折衝などプロジェクトに関する調整業務も仕事です。
現場で働く多くのSEとのコミュニケーションも必要となります。
Webディレクター
Web制作やECサイト制作の進行管理をする職業です。
顧客との折衝や要件の聞き出しも行うため、デザインやプログラミングの知識も必要です。
Webデザイナー、フロントエンドエンジニアを経験した後、Webディレクターになるケースが多いです。
プロダクトマネージャ
Webサービスやアプリ、ソフトウェアなど、自社製品に関する適切な管理業務が主な仕事です。
自社製品を管理するだけではなく、市場を理解し、製品をどう展開していくか、顧客にどのように届けるのか、などマーケティングも仕事に含まれます。
ITスキル、マーケティングスキルが必要な職種です。
フリーランスエンジニア
専門知識や技術に自信がある人が独立して個人事業主となるパターンです。
実力があれば企業で勤めるよりも高い収入を得られます。
収入が不安定であることがデメリットです。ただ、IT業界の特にエンジニア職は売り手市場です。「仕事がなくなる」という状態が起こりづらいため、フリーランス化するエンジニアも増えています。
本記事で紹介した転職サービス
転職サービス (公式ページに移動) |
特徴 |
リクルートエージェント | 日本最大級の求人数、全国に事業所あり |
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