プログラミングスクールによっても差がありますが、基本的にどのスクールでも10~20万円、もしくはそれ以上のお金がかかります。
思わず受講に関してシビアに考えがちですが、今は厚生労働省が定めた給付金制度があります。
たとえば、大手スクールのテックキャンプ(TECH CAMP)の費用であれば、
国から受講料の最大70%、上限56万円が返ってきます。
※さっそく見てみたい方はこちら >>TECH CAMP公式サイト
この記事では、国から支給される給付金で費用が安くなるスクールを紹介し、複雑な給付制度についてもわかりやすく解説していきます。
プログラミングを学んでキャリアアップしたい方は、ぜひ参考にしてください。
【無料・割引情報】
目次
助成金・給付金が使えるプログラミングスクールで学ぼう
お金に余裕がないと、スクールで学ぶことををためらいがちですよね。
しかし、費用に関しては、助成金・給付金対応のスクールで学ぶことで、大幅に抑えることができます。ぜひ活用しましょう。
(例)
・テックキャンプ
短期集中スタイルコース(オンライン)
65万7,800円→19万7,340円
・インターネットアカデミー
プログラマー入門コース+Python講座
40万3,040円→32万2,432円
以上のように、助成金・給付金を活用することで、かなりお安くなることをご理解いただけたでしょうか。
助成金・給付金とは?
助成金や給付金の意味について、よくわかっていない人もいるかもしれません。
・助成金……事業主に支給されるお金です。一定の要件を満たし、きちんと申請していれば、基本的にもらえるお金です。
・給付金……事業主、もしくは個人に支給されるお金です。こちらも要件を満たしていれば、支給されます。
プログラミングスクール関係で支給されるお金としては、次の3つが多いでしょう。
- 人材開発支援助成金
- 教育訓練給付金制度
- 自立支援教育訓練給付金
助成金・給付金がもらえる条件
それぞれの給付金・助成金制度によって、支給を受けるための条件は異なります。
例えば「教育訓練給付金」は、目的とする資格によって「一般教育訓練給付金」か「専門実践教育訓練給付金」のどちらかに分かれます。
一般教育訓練給付金の場合、支給要件は以下のとおりです。
【サラリーマン】
・受講開始日に雇用保険の被保険者だった期間が3年以上あること(はじめて受給する人は1年)
【無職】
・被保険者資格を喪失した日から受講の開始日が1年以内であり、雇用保険の被保険者だった期間が3年以上あること(はじめて受給する人は1年)
専門実践教育訓練給付金もほとんど同じですが、初めて受講する人でも、雇用保険の被保険者だった期間が2年必要になります。
助成金の種類
人材開発支援助成金
国内の優秀な人材を増やして生産性を向上させるために、中小企業の人材育成をサポートすることが目的の制度です。
対象の事業主に、教育訓練の賃金と費用を助成します。
「特定訓練コース」を例にとると、支給される補助金はOFF-JTの場合で中小企業は1時間当たり760円、大企業の場合は380円です。生産性の向上が認められる場合は中小企業で1時間当たり960円、大企業で480円に増額されます。
一般教育訓練給付金制度
働く方の主体的な能力開発の取り組み、中長期的なキャリア形成を支援するための制度です。
雇用保険の被保険者期間が1年以上の方が対象で、教育訓練の受講料の上限20%(最大10万円)が国から支給されます。ただし、2回目以降の場合は被保険者期間が3年以上必要になる点には注意が必要です。要件は以下の通りです。
【サラリーマン】
・受講開始日に雇用保険の被保険者だった期間が3年以上あること(はじめて受給する人は1年)【無職】
・被保険者資格を喪失した日から受講の開始日が1年以内であり、雇用保険の被保険者だった期間が3年以上あること(はじめて受給する人は1年)
専門実践教育訓練給付金
専門実践教育訓練を受講した場合、補助内容は以下のとおりです。一般教育訓練より格段に手厚い金額になっているため、専門実践教育を利用すれば実質的な支払金額を大きく減らすことができるでしょう。
・教育訓練施設に支払った訓練費用の50%(上限120万円)
・訓練終了後から1年以内に雇用された場合は訓練費用の70%(最大168万円)
の給付が受けられます。要件は以下の通りです。
【サラリーマン】
・受講開始日に雇用保険の被保険者だった期間が3年以上あること(はじめて受給する人は2年)【無職】
・被保険者資格を喪失した日から受講の開始日が1年以内であり、雇用保険の被保険者だった期間が3年以上あること(同)
自立支援教育訓練給付金
厚生労働省が用意している補助金制度の1つです。
母子家庭・父子家庭の主体的な能力開発の支援を目的としており、教育訓練を受講あるいは修了で受講経費の60%が支給されます。
申請できる金額は1万2,000円が下限、20万円が上限です。
対象となるためには、以下の条件を満たす必要があります。
・児童(20歳に満たない者)を扶養していること
・児童扶養手当の支給を受けているか又は同等の所得水準にあること
・就業経験、技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、その教育訓練が適職に就くために必要であると認められること
国の助成金・給付金が利用できるプログラミングスクール一覧
TECH CAMP エンジニア転職
『TECH CAMP エンジニア転職』は転職保証サービスがあるプログラミングスクールです。
2021年8月から離職者、求職者向けの給付金制度が活用できるようになりました。対象者は最大56万円を国から受給することができます。
転職成功率は98.5%。ほぼ100%エンジニア転職しているという実績があり、転職できなかったら全額返金する制度を設けています。
- 短期集中、長期の両方に対応
- 転職保証あり
- 給付金で最大56万円OFF
受講者にとってお得なサービス・制度が整ったプログラミングスクールです。
■ 関連記事
テックキャンプで給付金/助成金を利用する方法|最大56万円OFF
TechAcademy
TechAcademy(テックアカデミー)はオンライン受講者数No1の人気プログラミングスクールです。
テックアカデミーには28のコースがあります。その中の人工知能(AI)に関連したコースが教育訓練給付制度(国から助成金がもらえる)の対象となっています。
- AIコース
- データサイエンスコース
- Python+AIセット
- Python+データサイエンスセット
- Python+AI+データサイエンスセット
こちらの5つが助成金・補助金対象のコースです。人工知能(AI)関連以外のコースは助成金の対象外ですので間違えないようにしてください。
最大70%のキャッシュバックを受けることができます。
>> テックアカデミー AIコースの詳細をみる | 公式サイトへ
・お得な無料体験
>> TechAcademy7日間の無料コースはコチラ | 公式サイトへ
ヒューマンアカデミー プログラミング講座
ヒューマンアカデミーは全国で29校展開している大手スクールです。
プログラミング学習から転職支援までをリーズナブルな料金体系で提供しています。
プログラミング講座は個人の目的に沿ったオリジナルカリキュラム。最短で目的達成するための最適な学習計画を立ててくれます。
オンライン&通学の併用もOKです。全国29校舎あります。併用を希望する人はまずは近くに教室があるかチェックしてみましょう。
\ 無料説明会の予約はコチラ /
公式サイトへ
※ ヒューマンアカデミーの公式サイトに遷移します。
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは転職保証サービスを提供しているプログラミングスクールです。
転職成功率は98%という実績があり、ほぼ100%の受講生がエンジニア転職に成功しています。
転職できなかった場合は全額返金する制度を設けています。万が一転職できなくてもお金面で損がないのは安心ですね。『専門実践教育訓練給付金制度』の対象スクールでもあり、国からの給付金を活用することができます(最大で56万円)。
学習期間は3ヶ月で、HTML、CSS、RubyなどのWeb開発系の言語を学びます。学習後の3ヶ月間は転職サポートがあります。
転職保証の無い『ビジネス教養コース』も提供しており、こちらは1ヶ月単位での受講が可能です。
\ 最大5万円OFFの割引はコチラ /
公式サイトへ
※ 56万円OFFの詳細もコチラ!!
KENスクール
KENスクールは個別指導と就職・転職などのキャリアにこだわりを持つプログラミングスクールです。
プログラミング系のコースでは『Web・DTPデザインコース』『プログラミングコース』の2コースがあります。
※他にCADコースやMicrosoft Officeコースがありますが、今回は割愛します。
Web・DTPデザインコースではHTML、CSS、PhotoShopなどWeb制作に必要な言語・ツールを学ぶことができます。プログラミングコースの方はJavaやPHPなどから学習する言語を選択することができます。
Web画面周りのスキルを学びたいのか、目に見えない処理系のスキルを学びたいのかをよく検討してからコースを選ぶようにしましょう。
就職・転職サポートは人材サービスのプロである転職エージェントと提携して転職活動をサポートしていきます。
\ 料金詳細や無料体験の予約はコチラ /
公式サイトへ
※ KENスクールの公式サイトに遷移します。
パソコン教室アビバ
パソコン教室で有名なアビバ。全国に106校の教室がある大手企業です。
パソコン操作やMicrosoft Office製品の使い方を教えているイメージが強いと思いますが、プログラミングコースも開催しています。
プログラミングのコースは世の中で需要のあるJavaとPHPを扱っています。Java言語で開発するAndroidアプリのコースもあります。
授業は少人数制の個別指導です。ご自身が理解できるまで質問することも可能です。
習熟度の高い学習が期待できるでしょう。
給付金がなくても… 無料のプログラミングスクールを紹介
GEEK JOB
GEEK JOBはエンジニア転職支援に力を入れているプログラミングスクールです。
コースは大きく分けて、学習コース・転職コース・インフラエンジニアコースの3つがあります。転職コース・インフラエンジニアコースは東京のスクールに通学できる人を対象としています。
特徴は完全無料のコースがあること。完全無料のコースは以下になります。
- 転職コース
- インフラエンジニアコース
学習から転職サポートまで無料でサービスを受けることができます。
「プログラミングスキルを身に付けたい。」
「そのままエンジニア転職したい。」
というような人のサポートと後押しをしてくれるプログラミングスクールです。
活動期間は1ヶ月 〜 3ヶ月。プログラミングの習得とエンジニア転職を目標とします。
「転職は考えていない。けどプログラミングは学びたい。」という人もいますよね。
そのような人のために通常の学習コースも用意していますのでご安心ください(学習コースは有料です)。
\ 無料条件や体験会の予約はコチラ /
公式サイトへ
※ GEEK JOBの公式サイトに遷移します。
ゼロ円スクール
全国6校を展開する無料で通学形式のプログラミングスクールです。途中でやめても解約金・違約金は発生しない完全無料のスクールです。
卒業後はゼロ円スクールのグループ会社に就職することも可能です。
ゼロ円スクールの概要
- 主催: 株式会社ゼロスク
- Javaコースの期間: 1~3ヶ月
- 料金: 無料
- 開催場所: 東京・札幌・大阪・仙台・神戸・福岡
- 就職支援: あり
助成金・給付金がもらえるプログラミングスクールの選び方
助成金の対象となっているコースがあるかをよく調べる
プログラミングスクールの講義は多岐に渡ります。
しかし、そのどれもが助成金の対象かは分かりません。過去に教育訓練給付金の支給対象であったとしても、現在は終了しているというパターンもあります。
申し込みをする前にスクールの公式サイトを確認し、希望するコースが助成金の対象になっているかを確認してください。
オンラインかオフライン(通学)、どちらがよいか検討する
プログラミングはオンラインでも十分学べます。メリットは「自宅で学習できること」でしょう。移動等の時間が必要ないため、効率的に学ぶことができます。
一方、転職を目的としている場合は通学型の方が良い場合もあります。
地元に密着したプログラミングスクールの場合、その地域の転職情報を豊富に抱えている可能性があるためです。
通学型のスクールが転職に力を入れている場合は、どのような転職実績があるのかを確認してみると良いでしょう。
どのくらいの期間でカリキュラムが終わるのかをチェックする
プログラミングスクールは延々と受けるものではなく、期間中に決められたカリキュラムを終えるスタイルが一般的です。
オンライン型の大手プログラミングスクールでは1~3ヶ月の短期集中での講義になることが多く、期間が短いかわりに1日あたりの勉強時間は多くなります。
会社員として働きながらスキルを身につけたい人は、半年~1年のスパンのカリキュラムがあるスクールを探しましょう。
【通学型】通える距離に教室があるかを確認する
通学にかかる時間を計算するのを忘れないでください。
片道1時間かかってしまう場合、週5日間通うと10時間は通学のために使ってしまうことになります。
日常生活に支障が出るほど通学時間がかかる場合は、オンラインのスクールを検討しましょう。
間違ってパソコン教室に行かないこと
いわゆる「パソコン教室」と呼ばれる教室の場合、PC初心者に向けた講義が中心であることが多くなっています。
また、WordやExcelではなく、きちんとプログラミングを学べる学校なのか、最初に確認しておきましょう。
独学よりもプログラミングスクールに通うべき理由
「独学の壁」で立ち止まらずに済むから
独学がおすすめされない理由は、「挫折しやすい」のが大きな原因です。
難解なプログラミング言語の学習を1人で進めるのは大変で、どこかで必ずつまづいてしまいます。
「あとで原因を調べよう」と後回しにしているうちに、自然と進めてきた知識を忘れ、やめてしまうパターンに陥りがちです。
プログラミングスクールを選ぶと、周囲には一緒に勉強する仲間がいるほか、オンラインのスクールでは専任のメンター(コーチ)が技術のみならず、精神面までサポートしてくれます。
「絶対に失敗できない!」と思っている方は、お金を払ってでもプログラミングスクールに通う価値があります。
難しいエラーの原因を自分で追わなくて済むから
独学のプログラミングでエラーが発生した場合、エラーの原因を自分で追いかけなければいけません。
エラーの原因を発見できず、いつまでも学習が先に進まない可能性もあります。
プログラミングスクールであれば、講師やメンターに聞くことで問題はあっさりと解決します。
対面やweb面談のほか、LINE@等を利用したチャットでのサポートを受けられるスクールも多く、疑問ができた時にチャットで質問しておけば、翌朝の対応時間に回答をもらえるので、モチベーションの維持にも役立つでしょう。
就職・転職サポートもしてもらえる
プログラミングスクールの最大のメリットの1つは「就職・転職サポート」があることです。
例えば「テックアカデミー(Tech Academy)」は、転職のサポートに特に力を入れているスクールとして有名です。無料サービスの「テックアカデミー(Tech Academy)キャリア」では、学習の進み具合が企業の担当者に伝わるので、訓練が進むほどに企業からの注目が集まるようになっています。
有料のTech AcademyPROに至っては、内定をもらえない場合は全額返金が保証されます。
独学で勉強して1人で転職活動をするよりも、効率的な転職活動ができるのがお分かり頂けるでしょう。
企業にアピールできるアプリやサイトを制作できる
プログラミングスクールではアウトプット中心による実践形式の学習が行われ、アプリやサイトの自作が目標として設定されるのが一般的です。
学習(インプット)とアウトプットを同時に進めることで、知識が定着しやすくなりますし、採用されてすぐに働ける「即戦力」だということを、採用面接の際にアピールすることもできます。
独学では、テキストを読み込むインプット中心の学習になりがちであり、実践してみるには知識が足りないなどのハードルも存在します。
プログラミングスクールであれば、日々のアウトプットを通じて、自然と企業に必要とされるプログラミング能力がつくので、おすすめです
まとめ
今回は、プログラミングスクールで利用できる助成金・給付金とおすすめのスクールを紹介しました。
自分自身のゴール設定(転職したいのか、フリーランスを目指すのか)によっても、選ぶべきスク―ルは変わってきます。
助成金・給付金をフル活用し、経済的な負担を少なく、スキルアップを目指しましょう。