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営業職でソフトウェア・システム開発のIT企業へ転職する人向け
ソフトウェア、システム開発企業、Web広告企業へ営業職として転職したい人向けの情報です。
IT営業というと通信機器の販売、docomoなどの通信回線の販売代理業も含まれるかと思いますが、今回の内容では対象外です。
ソフトウェア、システム開発、Web広告業界で営業を希望している人向けの内容です。
IT営業職の転職は、転職サイト・エージェントは最低でも2社使おう
30代前半 男性
とりあえずいろいろな転職エージェントに登録しました。1社だけに絞るより色んなサイトに登録した方が選択肢が広がるかと思ったからです。あと、エージェントの担当者には当たり外れがあるという事をネットで知りましたので、保険という意味でも何社か登録しておきました。
上記は転職エージェントを利用した人から収集したアンケート回答の一部です。他のアンケートも集計した結果、求職者のエージェント利用社数は2.33社でした。
転職時は大体2〜3社登録しているということですね。
- 全業界の求人情報を扱っている転職サイト・エージェント
- ITに特化した転職サイト・エージェント
上記の両方を登録しておくとバランスが良いでしょう。
- 転職決定人数No1 | ワークポート ※IT業界に強い。
- IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門 | レバテックキャリア ※IT・Web業界専門の転職エージェント
- 業界最大級の求人数 | リクルートエージェント ※求人数が豊富。
IT営業職の案件に強い転職サイト・転職エージェント
国内の有料職業紹介事業所は18,457件あります。多すぎですね。。。
大半が中小零細企業だと思いますが、それでも、数が多いので選ぶのは至難の技です。
結局のところ、大手または特化型の転職サイトに求人情報が集まります。
先ほどもちょっと説明した通り、大手と業界特化の転職サービスに登録するのが良いでしょう。
ワークポート
転職決定人数No1の転職コンシェルジュ | WORKPORT
ワークポートは10年以上IT・Webの分野を専門に転職サービスを行ってきた企業です。
2014年からIT以外の業種も扱うようになりました。
ただし、IT・Web業界に特化したサービスの実績と10年の歴史があります。IT企業との繋がりも深く、現在もIT・Web領域が強みの転職サービス企業です。
IT業界を希望するなら、登録しておきたい転職サイトの1つですね。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大手の転職エージェントです。
リクルートエージェントは業界最大手のエージェントなので求人数もトップクラスであり、非公開求人の数は約20万件以上と業界トップクラスです。
さらに、優秀なコンサルタントが在籍し、充実したサポートを受けることもできるため、転職エージェント初心者にもおすすめです。
レバテックキャリア
IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門 | レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界専門の転職エージェントです。
エンジニア・クリエイター専門と書かれていますが、IT営業やITコンサルタントなどのIT職も取り扱っています。IT業界に関わる職業ならほぼ全て取り扱っていると言って良いでしょう。
求職者1名につきエージェント2名の体制で転職活動をフォローしていきます。
サポート体制が手厚い対応ですね。
企業の内情・社風も事前に教えてくれるため、転職後に「雰囲気が合わない」「仕事内容が思っていたのと違った」といったよくある失敗を事前に回避することができます。
エージェントと相談しながら、着実で間違いのない転職をしたい人にオススメの転職エージェントです。
【レバテックキャリア】
- 特徴: IT専門の転職エージェント、手厚い対応が評判
- 対応地域: 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、福岡
- 公式サイト: IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門 | レバテックキャリア
JACリクルートメント
JACリクルートメントは外資系、ハイクラス転職に強い転職サービスの企業です。
トップページ(上の画像)の通り、ハイクラス向けの求人サイトですね。30代〜50代向けの求人情報が多めです。
それを示唆しているかのように、JACリクルートメントの求人検索では年収500万円以下の選択肢がありません。
このあたりの情報なく登録してしまうと、「あれ?希望した求人数が全くないぞ」「このサービス使えないな」と勘違いしてしまいます。
「使えない」のではなく、「利用するサービスを間違えている」ということですね。
ただ、ハイクラスまたは外資系を希望する人にはマッチするサービスです。
IT未経験の人がIT営業職に転職するための情報
未経験でIT営業職に転職しようと思っている人向けに情報をまとめました。
IT営業職が身に付けるべき能力(とは言うものの。。)
- プレゼン能力
- ヒアリング能力
- 課題解決能力
「営業マンはこの3つ能力が必要だ」なんてよく聞きますが未経験者からすると「ふーん、そうなんだ」という感じですよね。
その感覚は正しいです。実際やってみないと分かりません。能力は数をこなしていく過程で身に付くものです。
プレゼンに関しては、事前にリハーサルと想定問答を行っておきましょう。想定に無い質問が出たら「後日回答します」で大丈夫です。
成長スピードを早めたい場合は、その会議の「結論」「持って行きたい方向性」を事前に決めておきくと良いです。「仮説」とも言いますね。
仮説を立てると振り返り(検証)ができます。上手くいったこと、うまくいかなかったことが明確になりますよ。
IT営業に転職するために必要な技術的なスキル
まずもってITの基礎知識は必須です。
全くの未経験なら、ITパスポートか基本情報技術者試験の勉強をしましょう。ちゃんと勉強するなら試験は受けなくても大丈夫ですよ。
知識習得が目的ですので。
基礎的な知識を吸収した上で、業界でよく出てくる単語も覚える必要があります。
IT業界は難しい単語や専門用語で会話することがよくあるんですね。素人からすると何を言っているか分からない単語が飛び交います。
営業はお客様が喋っている内容をちゃんと把握する必要があるので、IT業界でよく使われる単語も覚える必要があります。
IT営業の仕事内容
自社の商品やシステム構築で実現できることの説明、お客様が納得いく形の実現方法を模索するのが主な仕事です。
「顧客の課題をヒアリングして、課題を解決できるソリューションを提案する」という仕事になるかと思います。
営業の中間ゴールはソフトウェアやシステム開発を受注することです。最終ゴールはSEと協力してちゃんとシステムを稼働させることですね。
最終ゴールにたどり着くために、SEや顧客との調整業務を行うのも営業の仕事です。
IT営業の年収
IT営業の平均年収を調査しました。
マイナビとdodaの調査結果を平均すると481.5万円という結果でした。
全体の平均年収が418万円なので、IT営業はかなり良い年収ですね。
ちなみに30代のIT営業職の平均年収は549万円という結果でした。
年収は申し分なく高い部類の職業ですね。
マイナビの調査結果
dodaの調査結果
SIer企業を選ぶときの注意点
SIer企業は要注意
SIerはよく聞く多重下請け構造な業界です。ITゼネコンとも言われていますね。
下請けになるほど売上がなくなるので辛いです。
もしSIer企業に転職するなら、エンドユーザー(実際にシステムを使うお客様)と直接やりとりできる企業を選びましょう。
人材の調達だけでなく、ハードやソフトの見積り・調達もできる仕事だとその後のキャリアにも役立ちます。
なるべく自社商品があるところに行きましょう!
IT営業の将来性
IT業界の将来性
IT業界は成長市場です。
IT専門の市場調査をするIDC Japanが調べた結果では、2018年の成長率は4.3%、支出総額は17兆5158億円という結果でした。
参考: 国内産業分野別 企業規模別 IT支出動向および予測を発表 | IDC Japan
その後も、ゆるやかに成長することが予測されています。
IT業界内の動向
IT業界という大きな枠では成長しているので問題ないように見受けられます。
ただ、業界の中を見ると着実に変化が起きています。成長分野、衰退分野が明確になってきているんですね。
ちょっと前までは自前でシステムを用意する、自前でサービスを作り込むのが主流でした。
ただ、現在はクラウドの普及によって、クラウド上で作られたサービスを「利用する」のが主流になってきています。
特に中小企業ではソフトウェアを「買う」「作り込む」より「利用する」企業が今後も増えていくでしょう。
ただし、業務が複雑な大企業はまだまだ自前で作り込んだシステムを利用していくと考えられます。既製品では業務に対応しきれないからですね。
とはいえ、AWS(Amazon Web Service)などのサーバー自体はクラウドを利用する大企業は増えていくでしょう。
本記事で紹介した転職サイト・転職エージェント
転職サイト・エージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 国内で最大級の求人情報 |
ワークポート | ITに強い総合型の転職エージェント |
レバックキャリア | IT専門の転職エージェント |
JACリクルートメント | 外資系、海外転職に強い |