目次
IT系の職種一覧を一挙公開【平均年収も掲載】
IT系の職種一覧、以下の各サイトに記載されている年収の平均値を算出しました。
これからIT業界でエンジニアとして働きたい人、現在の職種からキャリアアップ転職したい人はぜひ参考にしてください。
職種 | 平均年収 |
システムエンジニア | 493万円 |
プログラマー | 382.5万円 |
サーバーエンジニア | 466万円 |
Webエンジニア | 434万円 |
フロントエンジニア | 385万円 |
データベースエンジニア | 451万円 |
ネットワークエンジニア | 457.5万円 |
制御・組み込みエンジニア | 448万円 |
運用・保守エンジニア | 402万円 |
セールスエンジニア | 617万円 |
セキュリティエンジニア | 501万円 |
サポートエンジニア | 421.5万円 |
テストエンジニア | 384万円 |
社内SE | 516万円 |
ITコンサルタント | 609万円 |
プロジェクトマネージャー | 670万円 |
プロジェクトリーダー | 545万円 |
製品開発・研究開発 | 557万円 |
グラフ化してみました
※平均年収順にソート
就職・転職を考えている人は職種と会社を慎重に選ぼう
職種の選び方
IT業界にいったん就職・転職すれば、普通の人であれば2年〜3年は就いた職業で仕事をすることになるでしょう。
この2年〜3年は結構大事で、その後のキャリアにもかなり影響します。
関係の無い人達から見ると『IT関係の仕事』という感じでみんな同じようなことをしている風に見られがちです。
ただ、中身を見ると全くそんなことは無く、むしろ職種によってスキルセットが異なります。
得られるスキルによって、その後のキャリアも変わってきます。
転職が当たり前な業界でもあります。
『自分が何に興味があるのか』『何を身に付けたいか』『3年後はどうありたいか』を軸に選択することをオススメします。
「そんなこと言われたって、職業を選べるだけのスキルが無いんだ」という人もいますよね。
現在はIT関係のスキルが学びやすい環境が整っています。本サイトのトップページにスクール一覧を記載しています。
「スキルを身に付けたい!」という人はぜひチェックしてみてください。
会社の選び方
冒頭で平均年収を書きましたが、結局のところ給料は会社の収益性に依存します。
ITでも労働力(時間)を売っている会社は収益性は悪いです。逆に自社サービスを開発・販売している会社、Web広告系の会社は収益性が良いです。
年収だけが全てではありませんが、会社は慎重に選びたいところですね。
就職・転職は人生の分岐点でもあるため、誰しもが失敗したくないですよね。すぐにまた転職できる訳でもなく、世間体も考えると短くても1年以上はその会社で過ごすことになります。
失敗の可能性を低くするには、やはり第三者の意見を聞いてみること、良い転職サービスを使うことが大事です。
これからIT業界に転職したい人は『レバテックキャリア 』と『リクルートエージェント』の併用をオススメします。レバテックキャリアは求職者目線のサービスが人気の転職エージェントです。ただし、保有する求人数が少なめなため、リクルートエージェントで補完する形が良いかと思います。
レバテックキャリアの転職サービスを確認する<<公式ページへ>>
リクルートエージェントの転職サービスを確認する<<公式ページへ>>
これから就職する大学生については、Web系企業を狙うことをオススメします。理由は『どこでもやっていける力を身に付けやすい』から。これに限るかと思います。
エンジニア系
システムエンジニア(SE)
システムエンジニアは企業向けのITシステムを開発するのが主な仕事です。
企業だけでなく、公的機関のシステム開発も行います。
クライアント(お客様)にヒアリングを行い、そこから設計、実装、テストを行います。その後の保守運用も仕事の一部に含まれます。
システム開発に関わる一連の流れに携わる職種で、プログラマーの上位職です。
プログラミングスキルに加え、設計に関わる文章作成や、ヒアリングスキル、コミュニケーションスキルなど幅広いスキルが必要とされます。
「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」といった資格、システム開発に関わる基本的・応用的な知識があると役立ちます。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
プログラマー(PG)
システムエンジニアが作成した設計をもとに、プログラミング言語を用いてプログラミング作業をしていきます。
プログラマーは大きく分けて2つにわかれます。ひとつはJava、PHP、Ruby、Pythonといったプログラミング言語を用いてアプリケーションの開発を行うアプリケーションプログラマー。
もうひとつはC言語やアセンブリ言語を用いて開発を行う制御・組み込みプログラマーです。
プログラマーになるにはプログラミング言語の習得が必要です。また「ITパスポート」や「Oracle Certified Java Programmer」といった資格も役立ちます。
年収は250〜600万円ほどです。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはサーバーの設計・構築・保守運用を行うエンジニアです。
「Windows Server」、「Linux」、「UNIX」といった「OS」に関する知識が必要です。
またネットワーク全体の知識、セキュリティに関する知識も必要です。資格としては「Linux技術者認定試験(LPIC)」「Cisco技術者認定資格(CCNA)」「マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCSA:Windiows Server)」が役立ちます。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
Webエンジニア
Webエンジニアは、Webサービスを運営する企業で開発を行うエンジニアです。
WebアプリケーションやECサイトの機能追加、バグ修正などを主に担当します。Web系企業は新規プロジェクトも多いため、一から開発できる機会にも恵まれています。
JavaやRuby、PHP、HTMLといったプログラミング言語を主に使用するため、これらの言語を習得しておくと就職に有利でしょう。
Javaのスキルを証明するための資格「Oracle認定Javaプログラマ」もありますが、Web系はどちらかと言うと実力重視です。
資格より「何ができるか」が大事ですね。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、システムの表側、人の目に見える部分(フロントエンド)の設計・実装を行います。
フロントエンドエンジニアは主にJavaScript(JQuery)やPHP、HTML、CSSといったプログラミング言語を用いて実装を行います。
資格としては「ウェブデザイン技能検定」や「HTML5プロフェッショナル認定試験」などがあります。
年収は250〜700万円ほどです。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データベースの設計・開発、管理運用をするエンジニアです。
開発・設計では顧客の要望を理解し、Oracle DatabaseやSQL Server、PostgreSQL、MySQLなどのデータベースアプリケーションを使用します。
管理ではサーバーの最適化、効率化などのチューニングを行います。運用ではデータベースのアクセス権の管理やデータバックアップを行います。
資格としては、「データベーススペシャリスト試験」、「ORACLE MASTER」などがおすすめです。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの構築や保守管理を行うエンジニアです。
クライアントの要望をヒアリングし、ネットワークの設計、構築を行います。運用保守ではそのときどきに応じて故障やトラブルを解決し、円滑なネットワークを維持します。
仕事をするにあたってネットワークに関する知識は必須です。資格としては「Cisco技術者認定資格(CCNA)」、「ネットワークスペシャリスト試験」がおすすめ。
年収は400〜800万円ほどです。
制御・組み込みエンジニア
家電製品などへのソフトウェアへの組み込みや、組み込まれているファームウェア(製品を制御するプログラム)を設計・開発するのが制御・組み込みエンジニアです。
例えば洗濯機や炊飯器、スマートフォンなどにはそれぞれどのような手順で機能が働くのか、制御するのかが事前にプログラミングされており、制御・組み込みエンジニアはそれらの開発で必要になります。
「エンベデットシステムスペシャリスト試験」などの資格が役立ちます。
運用・保守エンジニア
マニュアルや手順に従ってシステムの運用・保守を行うエンジニアです。
主にクライアント企業のもとに常駐して作業を行います。トラブルがあるとマニュアルに従って対応をします。担当のSEやベンダーに連絡をして指示通りにオペレーションを実行することもあります。
トラブル解決をしなければならないため、コミュニケーションスキルはもちろんのこと、担当する範囲のITスキルも必要になってきます。
『基本情報技術者』『LPIC』などの資格があると役に立つでしょう。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは技術面の高い知識を持ち、営業活動を行うエンジニアです。
セールスエンジニアは一般営業職の社員と一緒に行動し、技術面からの提案・調整などを行います。一般営業職に比べ技術的な知識が豊富にあるため、クライアントの質問にも詳しく答えることができます。
営業活動をよりスムーズに進めるための重要な仕事ですね。
クライアントとの意見を正確に汲み取るためのコミュニケーションスキルが求められると同時に、技術に対する詳しい知識、そしてそれをわかりやすく伝える表現力も必要です。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
セキュリティエンジニア
サイバー攻撃や情報漏えいなどからシステムを守るためのエンジニアがセキュリティエンジニアです。
主にセキュリティを強化したシステムの設計や構築・運用を担当し、クライアントに対してセキュリティ対策のアドバイスをすることもあります。
セキュリティに関する知識に加え、コミュニケーション能力も重要です。
「シスコ技術者認定」、「情報セキュリティスペシャリスト」、「ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)」といった資格が役立ちます。
年収は300〜600万円ほどです。
サポートエンジニア(ヘルプデスク)
サポートエンジニアはヘルプデスクとも呼ばれ、クライアントからのシステムに関する問い合わせやトラブルに対応し、解決までのサポートを行います。
具体的には技術的な知識を持つエンジニアと連携し、メールや電話にてトラブルの解決方法をクライアントに指示したり、問い合わせに対応します。
基本的なITの知識はもちろんのこと、クライアントと最初に対応するのがサポートエンジニアであるためコミュニケーション能力も必要です。
テストエンジニア
テストエンジニアは開発したシステムが正常に動作するか、不具合がないかを調査します。
プログラミングの基本的な知識や対象となるシステムに対しての専門的な知識などが必要です。
近年はテスト作業を自動化するツールも開発されており、テストエンジニアの業務効率化に役立っています。ただし、ゲームなどの実際にやってみないと分からないものについては自動化が難しいです。
「JSTQB認定テスト技術者」といった資格が役立ちます。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
社内SE
メーカー企業(自動車や食品メーカーなど)の情報システム部門で働く人達を基本的に社内SEと呼んでいます。
社内のシステムやネットワークの管理、従業員PCの管理、IT関係のトラブル対応などを行なっています。その他に開発を委託しているシステムエンジニアとの折衝やプロジェクト管理などがあります。
やることがいっぱいですね。
客先常駐のITエンジニアよりも待遇が良く、SEからの転職を希望することが多い職種です。システム開発は外注のSEに任せるため、上であげたような社内システムの管理がメインになります。
営業・コンサルタント系
ITコンサルタント
クライアントの要望や課題をヒアリングし、システムによってそれらを解決するのがITコンサルタントの仕事です。
クライアントの課題を理解し、適切な提案を行うためのコミュニケーション能力、ITに関する幅広い知識が必要です。
年収は500〜1000万円とエンジニアに比べて高給です。
大手企業を相手にしたコンサルティング、独立してフリーランスになればさらなる高収入も狙えます。
システム開発の経験があった方が良いため、システムエンジニアやプログラマーの経験を経てITコンサルタントになるのが王道です。
「ITコーディネーター」、「中小企業診断士」、「プロジェクトマネージャー」などの資格を取得すれば転職時に有利になるでしょう。
マネジメント系
プロジェクトマネージャー
システム開発のプロジェクト全体を管理・把握し、予算、品質、納期などプロジェクトに関するすべての責任を持つ仕事がプロジェクトマネージャーです。
プロジェクトマネージャーには、顧客と開発チームとの調整を行うためのコミュニケーション能力、予算やスケジュールを調整する交渉力、そしてプロジェクトを円滑にすすめるためのマネジメント能力が必要です。
「プロジェクトマネージャー試験」、「ITストラテジスト試験」、「応用情報技術者試験」、「PMP試験」といった資格が役立ちます。
リクルートエージェントで求人を見る
リクルートエージェント公式サイト > 求人情報 > 職種から探す > SE・ITエンジニア で確認できます。
プロジェクトリーダー
プロジェクトリーダーはシステム開発のプロジェクトの現場管理を行います。
具体的にはプロジェクトの要件定義や設計をもとに正しくシステム開発ができているか確認し、テスト・納品までを管理します。
また現場で起きるトラブルにも対応し、納期に間に合うスケジュール管理も行います。
必要なスキルとしては高いITスキルはもちろんのこと、プロジェクトをまとめるリーダシップ、管理能力、コミュニケーション能力も必要です。
「応用情報技術者」、「情報処理技術者試験」、「PHP技術者認定上位試験」、「プロジェクトマネージャー試験」の資格が役立ちます。
開発・研究系
製品開発、研究開発
新しいツールやアプリケーションといった製品を開発する製品開発、スマホやタブレットで使用される通信技術、AIなどの人工知能に関連する技術の研究開発を行います。
製品開発や研究開発には長い年月が必要なため、粘り強さが求められます。
開発プロジェクトを管理する能力も必要です。それぞれの研究・開発に役立つ知識、スキルを取得し、「基本情報技術者」や「応用情報技術者」などの資格も役に立ちます。
年収は500〜600万円ですが、高度なスキルな場合は1000万円以上になることもあります。
IT系職種につくには?
IT系職種というと理系の人しかなれないと思いがちですよね。
ただ、実際はそうでもなく、文系からIT系職種に就職・転職した人もたくさんいます。
とくに、「営業・コンサル系」の職種では高いコミュニケーションスキルが求められるため、文系出身者でも活躍することができます。
また未経験からエンジニアとして活躍することも十分可能です。
そのため、文系理系関係なく、未経験でもしっかりとスキルを身に着ければ活躍できる職種がIT系職種と言えます。
未経験からIT系職種に就くには独学やスクールでプログラミングを学び、IT企業に入社、そこからそれぞれの職種にステップアップしていくルートが多いです。
転職を兼ねたスキル習得なら
転職のためにプログラミングなどのITスキルの習得を目指す人もいらっしゃいますよね。
Progateなどの無料サイトを利用して独学でスキルを磨くことも可能です。ただし、時間がかかったり、継続するためのモチベーション維持が大変です。
やはり、本当にIT業界への転職を目指すならスクールに通ってしっかり学んだ方がベターです。
以下に、転職にオススメのスクールを掲載しておきますね。
TECH CAMP エンジニア転職
転職保証があるプログラミングスクールです。
入会するには選考に合格する必要があります。本気で転職したい人向けのスクールでしょう。
プログラマカレッジ(プロエンジニア)
29歳以下なら無料で受講できるプログラミングスクールです。
- 主催: インターノウス株式会社
- 期間: 1ヶ月〜
- 料金: 無料
- 主な言語・技術: PHP、 Java
- 期間限定: クオカード1,000円プレゼント
本記事で紹介したサイト
サイト名 (公式ページに移動します) |
特徴 |
レバテックキャリア | サービスが手厚い転職エージェント |
リクルートエージェント | 日本最大級の求人数を保有 |
テックエキスパート | 転職保証があるプログラミングスクール |
プログラマカレッジ | 29歳までの無料のプログラミングスクール |