IT・Web業界でハイクラス求人を探している、転職したいと考えている人向けの情報です。
IT系で且つハイクラスな求人は一般的な職種と比べて母数が少ないです。
少ないとライバルと競争することになりますし、ご自身の条件に合った求人に巡り合う確率も低くなります。
まずは
- 母数を増やす
- 確率を上げる
- 環境を整える
ところからがハイクラス転職のスタートです。
「確かに求人数は増やした方がいいよね」と思って頂けた方はぜひ最後までお読み頂けますと幸いです。
目次
IT系ハイクラス転職での選択肢を増やす方法・転職活動
ここではIT・Webのハイクラス求人の選択肢の増やし方、転職活動するときの心構えを解説します。
IT・Webに特化した転職エージェントを利用する
ハイクラスの求人を探すなら、転職サイトと同時に転職エージェントも必ず利用しましょう。
転職エージェントの一番のメリットは選択肢が広がることです。ネットにある情報の2〜4倍の求人数を保有しています。
転職候補になる企業(分母)を増やすのは良い転職戦略と言えます。
IT系でハイクラスを狙うなら2社の転職エージェントに登録することをおすすめします。
IT・Web業界に特化した転職エージェントに登録する
IT・Web業界に特化した転職エージェントは業界内の求人を豊富に取り揃えています。
細かい職種まで対応していますので、ご自身の条件に合った企業が見つかりやすいです。エージェントもIT知識、業界内の事情に詳しいですので話が噛み合います。
IT業界内で転職するなら利用は必須と言えます。
IT・Web業界に特化したエージェントは以下の2社がおすすめです。
- レバテックキャリア ※経験者ITエンジニア特化のハイクラス求人を多数保有
- TechClipsエージェント ※IT専門且つ自社サービス企業に特化した転職エージェント
>> レバテックキャリアの詳細を見る | 公式サイトへ
>> TechClipsエージェントの詳細を見る | 公式サイトへ
総合型の転職エージェントに登録する
IT・Web特化の転職エージェントのデメリットは総合型と比べてIT企業に求人が隔たっていることです。
例えば、製造メーカーのソフトウェア開発部門、社内SE部門を目指すなら総合型の転職エージェントも登録しておいた方が良いでしょう。
総合型の転職エージェントは求人数が多いというメリットもあります。総合型でハイキャリア求人に特化した転職エージェントは以下の2社です。
- ビスリーチ ※国内最大級のハイクラス転職サイト
- JACリクルートメント ※500万円以上のハイキャリア向け転職エージェント
>> ビスリーチの詳細を見る | 公式サイトへ
>> JACリクルートメントの詳細を見る | 公式サイトへ
ハイクラス求人は転職エージェントから紹介を受けるべき理由
ハイクラスはミスマッチのない転職が重要であるため
万が一転職でミスマッチが発生してしまうと、思うように成果を出すことができなかったり、体力・精神的にも負担が高くなる可能性があります。
ミスマッチは可能な限り避けなければなりません。企業側も「雇ったの失敗だったかな」と思ってしまいます。
ご自身も企業も大変な苦労を強いられることになります。ミスマッチを減らしたい場合は事前に以下の情報を知ることが大事です。
- 企業の社風
- 人事評価の方法
- 就業環境(残業状況など)
転職エージェントを経由して事前に情報収集することが可能ですので、取れる情報は取っておきましょう。
転職エージェント経由でしか応募できない場合あり
転職サイトに掲載されている求人は全体の2割〜5割です。
残りの5割〜8割は非公開求人です。非公開求人は、企業が人材紹介を依頼した転職エージェントのみ保有しているため、転職エージェント経由でしか応募できません。
非公開求人は、社内の採用情報を漏らしたくない場合や、対象者をエージェントに絞ってもらって採用コストを抑えたい企業が登録しています。
たとえば、大手企業や有名企業の案件、新規事業プロジェクトのマネージャー求人などがあります。
ハイクラス求人は企業戦略が見える求人です。企業側としては情報はなるべく公開したくないですし、アンマッチな人からの応募は避けたいのです。
経歴書の添削、面接対策などのフォロー体制がある
ハイクラスの企業は経歴書や面接などで厳しく選考します。
そのため、応募するには経歴書の書き方や面接の適切な対応をしっかり把握しておくことが必要です。わかりにくい経歴書の書き方では、書類選考で落とされることも少なくありません。
転職エージェントでは、ハイクラス求人に向けての経歴書の添削や面接対策などしっかりとしたフォロー体制があります。
自分のもっているスキルや経験を確実に企業に伝え、ミスマッチをなくすためにも、フォローを受けておくと安心です。
転職エージェントが推薦状を書いてくれる
転職エージェントを利用し転職を行う場合では、企業に対し履歴書や職務経歴書とともに転職エージェントからの推薦状も一緒に送付されます。
推薦状では、自分の経歴概要、人柄や転職理由などが記載されています。そのため、推薦状は企業が転職希望者を知るための重要なツールとなります。
この推薦状は転職エージェントとの面談内容をもとに記載されます。
転職エージェントに対して自分の考えをしっかり伝えることで、推薦状の内容が充実したものになります。
推薦状の内容が気になる場合は、転職エージェントに言って見せてもらいましょう。
ハイクラスは中期目線で転職活動をする
ハイクラス且つご自身の条件に合う求人はなかなか見つかりません。
転職しようと考えてすぐに見つかるとも限りません。
なので、良い情報に触れておける土台作りが必要です。「転職サイトに登録しておく」「転職エージェントに登録しておく」などがその1つですね。
転職エージェントから良さそうな求人を紹介されたら即応募してみるといったチャンスが即つかめる環境作りが大事です。
チャンスは行動している人の元にやってきますが、チャンスが得られる環境作りはもっとに大事です。
転職の環境を整えておきましょう。
IT業界のハイクラス求人に転職する際の注意点と求人の特徴
ハイクラスの求人では、求められるものがITエンジニアのスキルだけではありません。
トップマネジメントとのコミュニケーション経験や、プロジェクト経験など多くの経験も求められます。
ここでは、そんなハイクラスの求人の特徴についてご紹介します。
エンジニアとしての高い技術・経験が求められる
ハイクラスの職種では、いずれも顧客の要件を実現するためのIT技術が扱え、説明できなければなりません。
そのため、常に最新技術をキャッチアップしておくことはもちろんのこと、それらを扱える経験も求められます。
最近ですと、AIやIoTといった技術が注目されています。
たとえば顧客から「うちでもAIを取り入れたいが…」という相談を受けた時、どのようにすれば実現できるか、それによって顧客にどういうメリットがあるか、コストはどれだけかかるか、といった点について答えられないといけません。
マネジメント経験が求められる
ハイクラスの職種では、責任者としてチーム全体の先頭に立ち、目的を達成しなければなりません。
そのためには多くの人とコミュニケーションをとり、全体を管理していく必要があります。管理業務を円滑に行うためには、マネジメント経験が求められます。
たとえばプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトを管理する場合、プロジェクトを推進する過程で、作業進捗の遅れや仕様変更といった様々な変化やトラブルが発生します。
問題をきちんと見定め管理し、トラブルを未然に防ぐ行動をとらなければなりません。
年収1000万以上を望めるケースあり
ハイクラスの職種では年収1,000万円以上を超えることも少なくありません。
経済産業省が平成29年に公表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」では、IT系職種別の年収平均でITコンサルタントでは928.5万円、プロジェクトマネージャは891.5万円となっています。
上記のサマリ資料はコチラ: IT関連企業の処遇について – ITキャリアUPプロジェクト
外資系コンサルティング会社では、平均年収が1,000万円を超える企業もあります。
また、経験・実績が認められれば、独立しフリーランスとして働くことも可能な職種です。その場合はさらなる年収アップが望めます。
IT業界のハイクラス求人を扱っている転職エージェント
レバテックキャリア
IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門 | レバテックキャリア
レバテックキャリアはITエンジニア経験者に特化した転職エージェントです。
保有求人7000件以上のうち8割以上が年収600万円以上のハイクラス求人となっています。年収アップやキャリアアップを狙うITエンジニア経験者におすすめです。
エンジニア職に強いエージェントのため、IT系の専門用語や最新技術に詳しい担当者が多数在籍しています。企業別の対策にも力を入れており、企業ごとに職務経歴書作成のアドバイスや面接対策をしてくれます。
IT業界に特化しており、ハイクラス求人も豊富に取り扱っています。まずは登録すべきエージェントと言えるでしょう。
レバテックキャリアが紹介できるハイクラス職種事例
以下はレバテックキャリアが紹介できる職種事例です。
- 上流開発・インフラエンジニア
- PM(プロジェクトマネージャー)
- PMO
- ITコンサルタント
- SAPエンジニア・コンサルタント
- Salesforceエンジニア・コンサルタント
- クラウド(AWS、Azureなど)エンジニア
上記はあくまで事例です。他の職種も豊富に取り揃えていますので、まずはエージェントに希望条件・職種を伝えましょう。
レバテックキャリアが紹介できるハイクラス企業事例
レバテックキャリアが紹介できる企業事例も紹介します。
- アクセンチュア
- ソフトバンク
- KDDI
- TIS
- SCSK
- PwC
- TOYOTA
- NEC
こちらもあくまで事例です。希望する企業・企業風土があったらエージェントに相談しましょう。
希望条件にあった企業を紹介してくれます。
TechClipsエージェント
ITエンジニア専門・高年収&高待遇に特化 | TechClipsエージェント
TechClipsエージェントは、IT業界の中でも高年収・高待遇に特化した転職エージェントです。
利用者の多くが年収アップしています。
TechClipsエージェントの特徴は、アドバイザーが全て「現役エンジニア」であること。 現役エンジニアならではの視点から、転職者を手厚くバックアップしてくれます。
「自社開発、自社サービスのIT企業のみを取り扱う」というポリシーがあり、SIer企業は扱っていません。
自社サービスを持っている企業のみを扱っているため、保有している求人数は少なめです。ただし、高年収・高待遇に特化ですので、扱っている求人は優良なものばかりです。
「ハイクラス求人を探している」「転職するなら自社サービスを持っている企業が良い」という人におすすめの転職エージェントです。
>> TechClipsエージェントの詳細を見る | 公式サイトへ
ビズリーチ
ビズリーチは高収入を狙う人向けのハイクラス求人が多数掲載されている求人サイトです。
「ヘッドハンティング型」という制度があり、転職者のプロフィールや経歴を見た企業から直接スカウトを受けられます。
気になる求人に応募しつつ、企業からのスカウトを待つことで効率的な転職活動ができるのがメリットです。
ビズリーチで全てのサービスを受けるには有料会員になる必要があります。有料会員は2つのランクに分かれており、ハイクラス会員が月額4,980円、タレント会員が月額2,980円です。
会員属性は審査によって決まるため自分で選べませんが、ハイクラス会員になれば年収1,000万円以上の求人が見つかりやすくなります。
JACリクルートメント
JACリクルートメントはハイクラス向けの求人サイトです。
30代〜50代向けの求人情報が多めです。ハイクラスに特化しているため、JACリクルートメントの求人検索では年収500万円以下の選択肢がありません。
業種ごとに担当者が分かれているのが特徴の1つです。IT業界であればIT業界に精通したエージェントが担当に付きます。
IT・Web業界のハイクラス職種
ここではIT・Web業界のハイクラス職種の中で代表的な3つの職種についてご紹介します。
どの職種も高いスキルと経験が求められますが、年収は業界トップクラスであり、大変やりがいのある職種です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは企業が抱える経営課題を、ITを活用した解決案を提案する専門家です。
仕事内容は、企業の経営課題および業務内容をヒアリングし、課題を見つけ出し、解決するためのシステムを提案します。
提案が受け入れられ導入プロジェクトが発足されると、そのプロジェクトの支援にあたります。
ITコンサルタントは高収入な職種ですが、経営課題に対応するため幅広く情報収集する必要があり、一般的に残業が多く激務と言われています。
企業の経営に関わる部分を担うため、大きなプレッシャーが伴います。自分に対して強い自信と、ハードな働き方にも耐えられる体力が必要です。
ITコンサルタントは、主に以下のスキルが必要です。
- 顧客の経営戦略・経営課題に対応するためのIT知識
- 様々な業種に精通する業務知識
- 経営に関する深い知識
- 顧客の経営層に対して説明するだけの高いコミュニケーションスキル
ITコンサルタントになるために資格は不要です。
しかしITコンサルタント関連の資格は非常に難易度が高く、その分価値も高いです。高額な資格手当を設定している企業も少なくありません。取得しておくと大きなアピールにつながります。
ITコンサルタントに関連する資格
- ITストラテジスト試験
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは限られた前提・制約の中で品質・コスト・納期に責任をもってプロジェクト全体を管理してプロジェクトを成功に導く職務です。
プロジェクトマネージャの仕事内容は、大きく分けると以下のとおりとなります。
- システム開発計画の立案
- プロジェクトチームの編成
- プロジェクト全体の管理
- プロジェクトの評価・レビュー
プロジェクトを推進するためにスケジュール全体の進捗管理、人員や工数などの管理などさまざまな管理業務をおこなっていきます。
また、チーム内外とコミュニケーションをとりながら円滑にプロジェクトを進めていくことも重要なタスクです。
そのため、プロジェクトマネージャーはITスキル以外にも、マネジメントスキルおよびコミュニケーションスキルが求められます。
プロジェクトマネージャーになるために資格は不要ですが、取得しておくとプロジェクトマネージャーとしてのスキルをアピールできます。
プロジェクトマネージャーに関連する代表的な資格は、以下の2つがあります。
- PMP
- プロジェクトマネージャー試験
最もお勧めの資格はPMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)です。
国際的な資格としても有効であるため外資系企業でも評価されます。受験資格が高額であり、更新も必要と取得までの難易度が高いですが知名度は非常に高いです。
国家資格であり日本国内での知名度が高いプロジェクトマネージャー試験もおすすめです。
プロジェクト責任者として必要な知識が問われる内容となっており、情報処理技術者試験の中でもITストラテジストに並ぶ難易度の高い資格です。
プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーは企業がもつ製品やサービス(プロダクト)についてマーケティング活動全般の権限と責任を持つ管理者のことです。
プロダクトの機能定義から販売戦略、収益の拡大といったビジネス成功のための活動を行います。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーは言葉が似ていますが、役割が異なることに注意が必要です。
プロダクトマネージャーは企業の要望を満たすためのプロダクトを考えて責任を持ちます。
対してプロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画・実行において責任をもち、この点が異なります。
プロダクトマネージャーは要望に対してゼロからプロダクトを考えていくため、企画・提案といった上流工程から、開発・運用といった下流工程まですべて把握しておく必要があります。
また、顧客要望を適切にヒアリングやチーム・ベンダーとのコミュニケーションを円滑に行っていくためのコミュニケーションスキルも必要です。
プロダクトマネージャーになるための資格は不要です。
ただし特に上流工程に関するスキルを証明できる資格をもっておくと、転職に有利です。代表的な資格は以下の3つです。
- ITストラテジスト試験
- プロジェクトマネージャー試験
- システムアーキテクト試験
IT系ハイクラスの転職活動は選択できる母数を増やそう
IT系ハイクラスの転職について解説してきました。
- 候補企業の母数を増やす
- ミスマッチをなくす
- 確度をあげる
上記の取り組みが転職成功のキーとなります。
転職は人生の一大イベント。
利用できるサービスは利用し尽くして、万全の状態で取り組んでいきましょう。