「ネットワークエンジニアの仕事、そろそろ辞めたいな」
と考えている方。
「ネットワークエンジニアに興味がある。でもやめておいた方がいいの?」
と疑問を持っている人に向けてまとめました。
辞めたいと考えている人は、これから転職を考えている人ですよね。
転職時は引き継ぎ、挨拶回り、など面倒がたくさんあります。ネットワークエンジニアという専門職を捨てたあとのキャリアも不安が残ります。
「ネットワークエンジニアを辞めたら俺(私)には何が残るんだ?」
なんて悲観的にならないでくださいね。
辞めるときはみんな同じ境遇です。逆にIT関係のエンジニアをやっていたという経験と知識はアドバンテージです。世の中には専門的なスキルが無い方が大半ですので。
「これからネットワークエンジニアになりたい」
という人にはチャンスな時期です。現在はサーバーやネットワークのスキルを学ぶ教育サービスが充実しているからですね。
そんなサービスも一緒に見ていきましょう。
目次
ネットワークエンジニアになるのは「やめとけ」?
「興味あるけど、ならない方がいいの?」
と疑問を持っている人に向けた内容です。
IT業界はプログラマーやSEなど様々な職業があります。その中の1つがネットワークエンジニアですね。
企業の通信網を構築・運用する仕事です。
「ネットワークエンジニアはやめておいた方がよいか?」ですが、これはご自身の性格や考え方によります。
- プログラミングより機器を実際に触ったりする方が好きな人
- 営業職より機械を相手にする職が合っていると思う人
- 手に職をつけたい人
こんな方は合っている可能性が高いでしょう。
マイナビの調査ではネットワークエンジニアの平均年収は455万円でした。30代のみで平均を出すと559万円となっています。
参考: IT・インターネット・通信 ネットワークエンジニア | マイナビ
年収も決して悪くありませんね。むしろ良い方でしょう。
ネットワークエンジニアになるかどうかは別として、IT業界に入りたいと思っている人は考える価値のある仕事だと思います。
ただし、いいことばかりではありません。後述する通り、ネガティブな側面もあります。その辺りのバランスを考えた上で応募してみましょう。
自分で考えてよく分からなかったら転職エージェントに詳細を確認してみましょう。「未経験でも大丈夫なのか?」と話を聞くだけでもOKです。
IT業界に強い転職サービス
【キャリアチェンジしたい人はITスクールに通う】
「ITスキルがない人」「確実にネットワークエンジニアになりたい人」はインフラ関係のスキルが学べるITスクールに通うのも一つの手段です。
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ネットワークエンジニアの悩み
解決や流れの前にネットワークエンジニアの悩みについてみていきましょう。
勤務時間が不規則
ネットワークエンジニアの仕事に多いのが勤務時間が不規則という悩み。
ネットワーク通信が多い時間帯は当然ですがメンテナンス作業が出来ません。ではどうするかと言うと夜に作業したり、休日に作業したりします。
企業向けのメンテナンス作業にこのパターンが多い気がします。
メンテナンスの作業時間帯に自分のワークライフが左右されるので結構ストレスがかかりますね。しかも決められた時間内に作業を完了させなければなりません。
「変則的な勤務時間」
「時間内に作業完了」
この2つでストレスを抱えている方が多いのではないでしょうか。
仕事が単調
ネットワークエンジニアはプログラマーやコンサルタント、Webディレクターの職業と比較するとどうしても単調的になりがちです。
新規のネットワーク構築するにしてもある程度の型がありますし、マニュアルもあるでしょう。
ただ、マニュアルに沿っていれば全部できるというわけではありません。正常に動作しているかどうかを判断する知識、画面に流れてくるコードやログを読み取って次のアクションに繋げる。
そんなテクニカルなスキルを持っていて、お客様や世の中の役に立っているという事実も覚えておいて頂きたいと思っています。
突発的なトラブルにストレスを感じる
ネットワーク異常はシステムトラブルの中でも特に致命的なトラブルです。
お客様の業務が止まってしまったり、世の中に提供しているサービスが止まってしまったりとインパクトが大きいんですよね。
そんなトラブルにたまに遭遇してしまうのがネットワークエンジニアです。しっかりマニュアルに沿って対処すればOKなもの、そうでないトラブルがあるかと思います。
「なんとかしなきゃ」「関係者に連絡しなきゃ」と焦りでストレスを感じてしまいます。
「自分に落ち度はないっけ?」「あぁ、報告が面倒だ」「残業確定だよ」中にはこんな思いでストレスを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
人間関係
これはネットワークエンジニアに限らずどの職種・業界でもある悩みですね。
転職サイトのコラムなどでよく掲載されている「仕事の悩みランキング」ではいつも3位以内に入ってくる悩みのトップ3ですね。
ちなみに残り2つは「給与・待遇」「仕事内容」です(こちらは掲載元によって1位だったり2位だったりします)。
キャリアが見えない
ネットワークエンジニアの業務は大きく分けると以下の2つになるかと思います。
- メンテナンス
- 新規構築、リプレイス
どちらも世の中になくてはならない大事な仕事です。ただ、この仕事の先にあるものが見えないで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
一般的なキャリアパスとしては「マネージャーになって部下を持つ」、「お客様と要件定義できる上流エンジニアになる」などでしょうか。
そのキャリアパスが具体的にイメージできそうなら現在の仕事を思いっきり頑張ることをおすすめします。
悩んでいる方の中には「このスキルだけでいいのかな?」「会社に居続けることが不安だ」など根本的な不安を感じている方もいるかと思います。
そんな悩みを抱えるエンジニアの方のために「辞めたい」原因を探るところから見ていきたいと思います。
参考: Web系またはソフトウェア開発企業への就職も考えている方へ
「辞めたい」原因を探る前にちょっと参考情報です。
プログラミングできないけど「Web系企業」や「自社製品がちゃんとあるソフトウェア開発企業」に就職・転職したいという人もいますよね。
Web系もソフトウェア開発企業も職種が幅広いです。
- インフラエンジニア
- 製品導入コンサルタント
- テクニカルサポート
- 運用サポート
- 運用エンジニア
- テストエンジニア
例えばですが上のような職種があります。
まずは経験を積みたいなと思っている方は上の職種を狙うのがベターです。
とはいえ「自分の能力と素養ならどれならイケそうなの?」とWebサイトを見ていて感じたことがあるのではないでしょうか。
行けそうな転職先が分からない人は転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用すると、エージェントの客観的な意見と自分の希望を考慮して転職先を紹介してくれます。
転職サイトだと全部自分で決めないといけないですが、エージェントだと相談しながら自分に合ったところを一緒に決められるのがメリットですね。
IT業界だと先ほども紹介したDYM就職かワークポートがおすすめです。IT業界に特化していて、大手IT企業から有望なベンチャー企業まで幅広い案件を取り揃えています。
相談だけも可能ですので、転職に困っている方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
以下のページからなら30秒くらいで登録できますよ。
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「辞めたい」原因の種類を把握する
「辞めたい」と一言でいっても「辞めたい」と思った原因を探らないことには解決できません。
原因がわからないままアクションをとってしまったらまた同じことを繰り返してしまうかもしれませんよね。
ここでは、「辞めたい」と思うときの原因についていくつか解説したいと思います。
給料が低い(人もいる)
冒頭でマイナビが調査したネットワークエンジニアの平均年収は455万円でした。
1つだけでは信憑性が低いので、大手転職サイトや年収比較サイトも調査して平均値をとったところネットワークエンジニアの平均年収は475万円でした。
全体の平均年収が約420万円ですのでネットワークエンジニアの年収はやはり高いと認識しておきたいですね。
ただ、これは資格給が付いたり売上が大きい大企業のネットワークエンジニアも含んだ結果です。いわゆる2次受け、3次受け企業の場合は年収に不満な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同じ仕事をしているのに俺(私)の方が年収が低い。
会社の規模や売上に左右されるものですが、同じような仕事なのに給料が少ないのは納得いかないですよね。
人間関係を含めて今いる部署が嫌だ
この人の近くにいると絶えずストレスを感じる。ここまで行くと末期症状ですが、人間関係が原因で辞める方は多いです。
その中で多くの割合を占めているのが上司との人間関係。
マイナビ転職の調査では「嫌いな上司がいる:73.5%」、嫌いな理由は「理不尽」「自己中心的」「人によって対応が変わる」「感情的」「仕事ができない」などでした。
合わない人間と一緒にいても良いパフォーマンスは出ないでしょう。生産性が上がらないのは会社にとっても損害ですよね。
体調不良
体調不良を感じて「辞めたい」と思っている人はちょっとマズい状態です。
客先やデータセンターでの作業スケジュールが入っているかもしれませんが、周りと相談して1週間くらいの休みを取りましょう。
それでちょっと様子を見て回復しなかったら休職しましょう。
「そんなこと言われても私じゃないとダメなんです!」「お客様に迷惑がかかるんです!」と思う方もいらっしゃいますよね。
ただ、自分一人がいなくても会社の仕事は案外うまく回ります。仕事は迷惑をかけたらまたやり直せば良いです。
自分を大事にしましょう!
キャリアアップしたい
ネットワークエンジニアとしてメンテナンス、設計、構築など一通りの現場経験をしたらステップアップしたいですよね。
プロジェクトを取りまとめられるマネージャーになる。インフラ技術の方を勉強してもっと価値ある人材になる。いろいろキャリアアップの方向性があるかと思います。
ただ、そのポジションがなかなか空かなかったり、今の仕事から抜けられなかったりする状態ではないでしょうか。
ご自身のその上昇志向と現状にギャップを感じてしまうのが悩みの原因の1つであるかと思います。
キャリアチェンジしたい
「ネットワークエンジニアの仕事を一通りやってきたけど自分にはちょっと合わないな」
「ITでもWebとかフリーランスでもやっていけるスキルを身に付けたいな」
「前からやりたいと思っていたことがある!」
このように職業を変えてみたいという悩みも「辞めたい」原因の1つではないかと思います。
こちらも上で説明した「キャリアアップ」と同じで、現状と思い描いている未来にギャップがある状態でだから悩みが生まれるんですよね。
ギャップを埋めるためにはどうするか?ひとことで言ってしまえば「簡単にできる行動からスタートする」になります。
そんな「簡単にできる行動」を次の段落から説明していきたいと思います。
「辞めたい」の解決方法
ネットワークエンジニアの悩みから「辞めたい」原因の種類をいくつか見ていきました。
ここでは、そんな悩みと原因を取り除くための解決方法を解説したいと思います。
転職する
同業種転職する
いまの会社の人事制度に不満がある。経営者のやり方についていけない。ただ、ネットワークエンジニアの仕事はこれからも続けていきたい。
こんな方は同業種へ転職することをおすすめします。
同業種転職と言っても、いま在籍している会社と同規模な会社の転職はおすすめしません。なぜなら給与体系や社風が似ている場合が多いからです。
せっかく転職したのにまた同じことで悩むのは嫌ですよね。
なので、おすすめは今より規模の大きい会社への転職です。給与が上がる可能性が高いですし、安定性もあります。
人材も豊富なので「自分一人でやらなきゃ」という場面も少ないでしょう。ストレスを感じることも少なくなると思います。
転職サービスを受けるならITに特化した質のよいサービスを提供しているDYM就職がおすすめです。ITの話が分かるアドバイザーが相談に乗ってくれます。
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他にIT系の転職エージェントを探す人は以下の記事も参考にしてくださいね。
>> ITエンジニアを希望する人にオススメの転職エージェント
異業種転職する
「ネットワークエンジニアの仕事を一通りやってきたけど自分にはちょっと合わないな」
「他にやりたいことがある!」
こんな方は異業種へチャレンジすることをおすすめしますが2点ほど注意があります。
- 未経験扱いになること
- 転職活動を人の倍頑張る必要があること
経験のない異業種ですので、未経験扱いでのスタートになります。今まで付いていた役職も外れますし、給与も下がります。
交渉次第で若干金額を上げることができるかもしれませんが、その場合は金額を上げる理由を明確にしておく必要があります。
2点目は「転職活動を人の倍頑張る必要があること」。会社は即戦力を求めています。未経験ですので経験者に比べてアドバンテージがありません。
熱意はもちろん大事ですが、量もこなす必要が出てくるかと思います。ちなみに量というのは応募数ですね。
熱意を持ちながら量をこなす。
自分のやりたいこととは言え、結構大変ですね。
このようなデメリットもある異業種転職ですが1つだけ例外があります。
「社内SE」です。
会社の情報システム全般を管理、サポートする仕事ですね。システム導入のプロジェクトがある場合は外部のSEとやりとりをしてプロジェクトをコントロールするのも仕事の1つです。
異業種だけどITスキルが活かせる仕事を希望するSEに人気のある職種ですね。
Web系の仕事に転職する
「ITでもWebとかフリーランスでもやっていけるスキルを身に付けたいな」
「割のいい副業できるスキルを身に付けたいな」
「Webにもともと興味がある!」
こんな方はWebサービスを提供している会社、Webサイト制作の会社に転職することをおすすめします。
転職サイトDODAの調査ではIT技術職の有効求人倍率は約8倍でした。1人に対して8件募集がある割合なのでITエンジニアはメチャクチャ売り手市場な職業なんです。
とはいえWebデザインやプログラミングのスキルがないと仕事ができませんよね。
仮に熱意で雇ってもらえたとしても、実際に自分で仕事を進めることができないと辛い立場になるでしょう。
スタートが悪い印象だとその先も評価されないケースが多いです。
企業からものすごく需要がある。プログラマーになりたいけどスキルがない。
このようなギャップを埋めるために、プログラミングスキルが身に付けられて確実に転職できるサービスが登場しています。
そのサービスをいくつか紹介しますね。
DMM WEBCAMP(ウェブキャンプ)
- 主催: 株式会社インフラトップ
- 期間: 3ヶ月
- 料金: 628,000円
- 主な言語・技術: HTML、Ruby / Ruby on Rails
6ヶ月でWeb系プログラミング言語を学んで転職できるプログラミングスクール。転職成功率は98%。ほぼ全員が転職に成功しています。
転職できなかったら全額返済する転職保証制度があり、国からの給付金制度※も利用できるプログラミングスクールです。転職のために学びにくる人が損をしないサービスを提供しています。
※離職者が利用できる給付金制度の1つです。最大56万円のキャッシュバックあり。
TECH::EXPERT(テックエキスパート)
こちらも転職保証型のプログラミングスクール「TECH::EXPERT(テックエキスパート)」。料金も総額648,000円とウェブキャンププロと似ています。
違いは学習スタイルが柔軟に選べること。短期コース、夜間コース、オンラインコースが選択できます。
異動願いを出す
「自分が所属している部署の人間関係に我慢ができない」「上司と合わない」など今の職場環境を変えれば解決しそうな悩みであれば異動願いを出しましょう。
いきなり異動願いを出すのはハードルが高いかと思いますので、まずは身近な先輩や同僚に相談しましょう。
日本人はみんな真面目で優しいです。「いま困ってます。」「助けてください。」と素直に言えば助けてくれますよ。
なので、まずは身近な人との相談から。
すんなり辞められない方へ
「君がいないと回らないんだよ」、「残る人に迷惑をかける気?」、「今は退職は受け入れられない」
こんな感じに不本意に退職を止められているという方もいらっしゃるはずですよね。退職したいのにできない方におすすめなのが「退職代行サービス」を使うことです。
退職代行サービスは最近流行りだした新しいサービスです。J-CASTニュースなどの大手ビジネスメディアで取り上げられてから一気に認知度がアップしました。
退職にかかる面倒な交渉を代行してくれます。
まさに今悩んでいるという方は以下の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
まとめ
ネットワークエンジニアの悩みから「辞めたい」と思う原因と解決方法を解説させていただきました。
悩み、原因ともにどの職種でも共通するような内容が多いですね。
職種は違えど悩みの根っこは一緒ということでしょうか。
この記事を読んでいる人は大丈夫だと思いますが、考えを巡らせて1人で悩んでいても解決しませんよね。少しずつ行動しておくのが賢いやり方です。
学校のテストと同じで一夜漬けではどうにもならないことがありますからね。
いまからでも少しずつやっておける事の1つに『情報収集』があります。
転職サイトに登録したり、転職エージェントに希望を伝えておきましょう。
ちなみに転職エージェントだと非公開の求人案件から探してきてくれます。選択肢が広がりますし、企業を探す作業も軽減できて楽ですよ。
こうやって準備しておいて、イケるときにスパートをかける方法が良いです。
スパートをかけるためにも、助走期間はあった方がいいですよね。
<< 紹介サイト一覧 >>
サイト | 概要 |
ワークポート | 総合転職サービス |
DYM就職 | ITに特化した転職サービス |
DMM WEBCAMP | 転職保証のプログラミングスクール 26,000円(分割の場合)〜 |
TECH::EXPERT | 転職保証のプログラミングスクール 21,200円(分割の場合)〜 |