「転職保証って何?」
「転職保証ってどんな人でも受けられるの?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、
- 転職保証の概要
- 転職保証のメリット・デメリット
- 転職保証の条件
について解説していきます。
転職保証について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プログラミングスクールの転職保証/支援の違いと仕組み
プログラミングスクールの転職保証サービス
転職保証サービスの特徴は以下の2点です。
- エンジニア育成のための濃密なカリキュラム
- 転職できなかったら全額返金
転職保証サービスでは、エンジニアとして確実に転職するための濃密なカリキュラムを提供します。
カリキュラムと転職支援に自信があるため『転職できなかったら全額返金』という制度も設けています。
ただし、せっかくの良いカリキュラムもやらなければ意味がありません。
「この人は本気で転職する気があるか」「プログラミング学習するための時間が取れるか」などを確認するための面談があります。
面談に合格したら入会という流れですね。
プログラミングスクールの転職支援サービス
転職支援はキャリア相談や面接対策、転職先の紹介などが主な支援内容になります。
仕組みを解説するために、ここではスクールを運営する企業をざっくり3パターンに分けて解説します。
- 教育サービスをメイン事業としている会社
- 転職・人材紹介サービスをメイン事業としている会社
- IT・Webサービスを提供している会社
『転職支援』というサービスを思い浮かべた時に、転職・人材紹介をメイン事業にしている会社は分かりやすいですね。自社のお客様(転職先)をスクール受講生に紹介する形になります。
残りの2パターンの会社は自社で転職案件を保有していません。なので外部の転職エージェントや人材サービス企業と提携して転職支援を実施しています。
平行して転職サイトなどを利用してご自身でも転職活動した方が良いでしょう。
転職候補になる企業は多い方が良いです。
【転職保証とは】転職できないとき受講料が返金されるサービス
転職保証は「指定されたコースを期限内に修了する」などの条件を満たしても転職できない場合に、受講料が返金されるサービスです。
単純な転職サポートと違い、失敗した場合に返金が約束されているのが大きく異なります。
ただし、転職保証を受けられるコースは限定されています。年齢などの条件に合致しない場合も保証を受けることはできません。
転職保証と転職支援の違い
転職保証と転職支援は似ているようで異なります。
転職支援は転職に関係するカウンセリングや面接対策、履歴書・職務経歴書の添削など受講者の転職サポートのことです。
年齢制限が設けられている転職保証と違い、ほとんどのプログラミングスクールで年齢などに関係なく受けられます。
転職保証の特長・メリット
確実にエンジニア転職できる
転職保証コースを利用することで、確実にエンジニアになれるのが最大のメリットです。
たとえばテックキャンプでは未経験者率97%にもかかわらず、転職成功率は99%を誇っています。
転職成功率が高い理由はさまざまですが、たとえば需要が高いインターフェース構築やWebサイト開発を学べる点があります。
HTML/CSS、JavaScriptなど人気の高い言語やRuby on Railsを使ったWebサイト開発など、需要が高く人手不足な業界に転職しやすいわけです。
専属の講師やライフコーチがついたり、技術面やメンタル面でのサポートも受けられたりなど、至れり尽くせりな環境であることも大きいですね。
給付金を使えば保証付き且つ約20万-30万円で転職できる
転職保証がついたコースは確実にエンジニアになれる代わりに、受講料が高額なのが従来のスタイルでした。
しかし、今では多くが国の給付金の対象に含まれたことで、20~30万円の格安で受講できることも増えています。
たとえばテックキャンプ エンジニア転職で1番安い「短期集中スタイルオンラインプラン」でも657,800円がかかります。
それが国の給付金でキャッシュバックを受ければ実質197,340円で受講が可能になるわけです。
最初に657,800円を用意できれば卒業後に受講料の70%がキャッシュバックされますから、金銭面の問題が解消されますね。
スクールの転職サービスが手厚い
転職保証がついたコースは、他のコースと比較して転職に向けたサービスが手厚いです。
もし転職できなかった場合は受講料が全額返金されますから、スクールとしても利益が得られません。
絶対に転職できるようにさまざまなサポートが受けられるわけです。
たとえばDMM WEBキャンプでは、転職のためのコースとして転職保証付きのCOMMITと保証なしのPROの2コースがあります。
転職保証ありのCOMMITは「チーム開発がカリキュラムに含まれる」「教室もオンラインも選択できる」「学習時間が50時間ほど長い」などが異なります。
特にチーム開発ができるのは大きなメリットです。
実際にIT企業では1人で黙々と開発することはなく、チームで案件を進めていくことがほとんどです。
現場と同じ経験を積んでいることをアピールできれば、転職活動で大きな武器になるでしょう。
転職保証のデメリット・注意点
転職保証は魅力的な制度ですが、メリットばかりというわけではありません。デメリットについてもここで紹介します。
転職保証は条件付きである
プログラミングスクールごとに、転職保証の条件が細かく設定されています。
特に年齢要件に引っかかると、どれだけ有能でやる気があっても転職保証を受けることができません。
プログラミングスクールの転職保証が目当てなら、まずは年齢要件を確認しましょう。
途中で挫折すると返金されない
転職保証の条件の1つでもあるのですが、途中で挫折が許されないのはネックです。
転職保証を受けたいなら最短10週間などの短期間で、300~600時間の学習時間を確保する必要があります。
最初は頑張れても、途中で挫折すると保障が受けられません。転職もできず、受講料も無駄になってしまいます。
受講前に最後まで完走できるかは最後まで確認しておきたいですね。
受講前の面談・選考で落とされることがある
プログラミングスクールの転職保証は、誰でも受けられるわけではありません。
スクールによっては入校前に面談や選考が行われます。
面接や選考の際、「年齢が条件に合わない」「会社を辞めて学習に専念することができない」といった理由で審査落ちすることもあります。
絶対に転職する意思がない人が入校しても、スクールの実績になりませんからね。
転職保証を利用するなら「条件は全て飲みます!」と言い切るくらいの覚悟も求められると言えそうです。
転職保証が受けられるプログラミングスクール
転職保証が受けられるスクールは数が少なく、それぞれのスクールで条件が異なります。
まずは転職保証が受けられるスクールの種類と条件を把握しておきましょう。
テックキャンプ エンジニア転職
テックキャンプ エンジニア転職は転職保証サービスがあるプログラミングスクールです。
転職成功率は98.5%。ほぼ100%エンジニア転職しているという実績があります。
もし転職できなかったら全額返金する制度を設けています。
短期集中スタイル(10週間)と夜間休日スタイル(6ヶ月)のどちらかを選択することができます。働いている人も夜間休日スタイルなら無理なく受講できそうですね。
HTML、CSS、Ruby on Railsと言ったWeb開発系の言語をメインに学びます。その他に設計方法やサーバーの扱い方など実務で必要な知識も学べます。
>> 「テックキャンプ エンジニア転職」の詳細をみる|公式サイトへ
TECH CAMP転職保証の条件
TECH CAMPエンジニア転職の保証条件は以下のとおりです。
- 対象の年齢は30代まで
- 選考の結果1社も内定が出なかった場合
- ただし、テックキャンプが定める期間内に学習を修了、かつキャリアサポート開始日から182日間が経過したユーザーのみ
>> 「テックキャンプ エンジニア転職」の詳細をみる|公式サイトへ
TechAcademyPRO
TechAcademy(テックアカデミー)は完全オンラインのプログラミングスクールです。
現役エンジニアが専任のメンターになって学習をサポートしてくれます。TechAcademy Proはその中でも転職に特化したコースです。12週間でJava言語やITの基礎スキルを学びます。
特徴は転職保証があること。学習を修了して6ヶ月間内に転職が決まらなかったら全額返金を受けることができます。
受講料金は転職保証があって327,800円。他のスクールと比較してリーズナブルな料金体系も魅力です。
>> 「TechAcademyPRO」の詳細を見る|公式サイトへ
TechAcademyPRO転職保証の条件
TechAcademyPROの転職保証を受けられる条件は以下のとおりです。
- 受講開始時点で年齢が20歳以上32歳以下
- 就職ではなく転職を検討していること
- 東京での勤務が可能
- 期間中に学習時間を213時間以上は確保できること
そのほか「マンツーマンメンタリングを欠席なく実施」「既定のタイミングまでに課題を終了する」など、カリキュラムの課題に合格することも必要です。
>> 「TechAcademyPRO」の詳細を見る|公式サイトへ
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは転職保証サービスを提供しているプログラミングスクールです。
転職成功率は98%という実績があり、ほぼ100%の受講生がエンジニア転職に成功しています。
転職できなかった場合は全額返金する制度を設けています。万が一転職できなくてもお金面で損がないのは安心ですね。『専門実践教育訓練給付金制度』の対象スクールでもあり、国からの給付金を活用することができます(最大で56万円)
学習期間は3ヶ月で、HTML、CSS、RubyなどのWeb開発系の言語を学びます。学習後の3ヶ月間は転職サポートがあります。
転職保証の無い『ビジネス教養コース』も提供していて、こちらは1ヶ月単位での受講が可能です。
>> 「DMM WEBCAMP COMMIT」の詳細を見る | 公式サイトへ
DMM WEBCAMP転職保証の条件
DMM WEBCAMPで転職保証が受けられる条件は以下のとおりです。
- 転職保証を受けられるのは「COMMIT」の短期集中コースのみ
- 年齢が30歳未満の人限定
そのほか、無料カウンセリングで紹介される詳細事項の条件を満たす必要があります。
>> 「DMM WEBCAMP COMMIT」の詳細を見る | 公式サイトへ
転職保証つきスクールに向いている人の特徴
エンジニア転職したい20代の人
転職保証がつくのはエンジニアを志望することが前提になります。
なかでも転職保証付きスクールの選択肢が広いのは年齢が20代の人ですね。
今回紹介した転職保証付きのスクール、いずれも年齢の制限があります。
- テックキャンプ:39歳
- テックアカデミー:32歳
- DMM WEBキャンプ:29歳
テックキャンプだけ39歳までと長いですが、これは例外的に長いだけです。
DMMWEBキャンプは30代になった時点で対象から外れてしまいます、
テックアカデミーは32歳までですが、30代の大半は転職保証の対象から外れますね。
できるだけ多くの選択肢から転職保証付きのスクールを比較したいなら20代、それもできるだけ若いうちが望ましいでしょうね。
SESからWeb業界にいきたい人
すでにSESとしてIT業界で働いている人も、転職保証に向いています。
転職保証コースはWeb開発系の言語を学習するスクールが多いので、現場で学んだ知識を学習に活かすことができます。
IT業界経験者というアドバンテージもあり、学習でも転職活動でも未経験者から一歩リードできるでしょうね。
SESから転職を目指すなら自社開発企業・受託開発企業への実績な豊富なスクールを選択したいものです。
たとえばテックキャンプの就職先の決定比率を見ると以下のとおりです。
- 受託開発:43%
- 自社サービス開発:33%
- SES:24%
受託開発と自社開発で、転職先の76%を占めていますね。
SESにいるとSES以外に転職できない「SES沼」にハマる人もいるかもしれません。テックキャンプのようにSES以外への転職実績が多いスクールなら、効率よく脱出が可能です。
転職保証をよりよく活用するポイント
転職保証に甘えない|必ずエンジニア転職する意思を
転職保証のスクールとはいっても、希望する企業に転職を決めるには自分の努力も不可欠です。
いってみれば英会話スクールや大学と同じで、用意される環境は同じでも努力次第で結果に差が出てきます。
「高いお金を払ったんだし、何とかしてくれるんでしょ?」とスクールに依存するのは失敗の原因です。
仮に転職できても自分の希望とはかけ離れた会社に入社して早期退職……といった結果につながります。
あくまでも自分の人生ですから、転職は自分で決める意思を持つことが大切です。
最初は受託やSES企業も選択肢に
IT転職を希望する以上、自社開発企業への転職を希望する人が多いでしょう。
ただ、受託開発やSESが絶対に自社開発企業に劣ると決まったわけではありません。
自社開発だけに絞ると人気の高さもあって転職先が見つからないリスクも増します。
特にIT業界の未経験者の場合、自社開発で未経験可の求人に絞ると数はかなり少なくなることが予想できます。
受託企業やSESで経験を積んで、改めて転職活動をする選択肢もあります。
まずはプログラミングスクールの転職活動に全力を注ぐべきですね。
これだけは必ずカウンセリング(無料相談)で聞いておく
検討段階の人が多いかと思います。
スクールに通う/通わないに関わらず一度話しを聞いてみるのがベストです。その際、以下は必ず質問してみてくださいね。
ご自身にとって有益な情報が得られる質問5点になります。
- 保証コースの挫折率
- 期限内の学習完了率
- 自社サービス企業への転職率
- 転職後1年以内の離職率
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