テックアカデミーは単発もセットも各20以上のコースが用意されており、コースごとに料金が異なる場合があります。
今回はテックアカデミーを検討している方に向けて、料金体系のまとめを解説します。
目次
テックアカデミーの料金体系
テックアカデミーでは単発・セットの各コースで料金設定が異なります。ただし、受講期間は以下のとおり一定です(例外あり)。
- 単発=4週間・8週間・12週間・16週間
- セット=8週間・12週間・16週間・24週間
それぞれのコースの料金体系を見ていきましょう。
料金体系1|プログラミング関連全般のコース料金
テックアカデミーで29あるコースのうち、ほとんどのコースが該当する料金体系です。
該当するコースと料金体系を確認していきましょう。
- Webアプリケーション
- PHP/Laravel
- Java
- フロントエンド
- WordPress
- iPhoneアプリ
- Androidアプリ
- Unity
- Python
- はじめてのプログラミング
- AI
- Webデザイン
- Webディレクション
- Webマーケティング
- データサイエンス
料金体系2|動画編集・ブロックチェーンなどの料金体系
ブロックチェーンや動画編集など、プログラミングとは少し毛色が違うコースに適用される値段設定です。学割がなく、社会人でも学生でも料金が変わりません。
- ブロックチェーン
- スマートコントラクト
- Scala
- Node.js
- Google Apps Script
- UI/UXデザイン
- 動画編集
その他のコースの料金を一挙公開
その他の特殊な料金体系のコースを一緒に紹介します。
最初に紹介するのは動画クリエイターコースのみに採用される特殊な料金です。単発コースでありながら最大24週間の受講期間が設定されています。
- 動画広告クリエイター
プログラミングではありませんが、マイクロソフトのExcelのスキルを学ぶこともできます。ただし、バージョンが2013に限定されている点には注意が必要です。
- Excel2013コース
-
もう1つの料金体系では2週間5万円未満の料金で学ぶことができます。「~トレーニング」と呼ばれるコースがこの料金体系に該当します。
- HTML/CSSトレーニング
- Bootstrapトレーニング
- GitHubトレーニング
- Photoshopトレーニング
TechAcademyPRO(転職保証コース)の料金体系
TechAcademyPROは、転職保証がついたテックアカデミーで唯一のコースです。受講期間・料金体系も他のコースとは一線を画しています。
受講期間は12週間、料金は298,000円の1種類のみです。
ただし、分割払いに対応しているため、一括払いができなくても受講可能です。月々12,417円で24回払いすることもできます。
他社料金との比較
テックアカデミーの料金を一挙に紹介してきましたが、他社と比べて高いのでしょうか?安いのでしょうか?各スクールの代表的なコースと比較してみました。
スクール名 | コース名 | 料金(税抜) | 受講期間 |
テックアカデミー | Webアプリケーション | 259,000円 | 12週間 |
CodeCamp | Webマスター | 248,000円+入学金30,000円 | 4ヶ月 |
DIVE INTO CODE | Webエンジニア | 327,000円+入学金100,000円 | 6ヶ月 |
テックキャンプ | プログラミング教養 | 19,800円+入会金198,000円 | 1ヶ月単位 |
COACHTECH | スキルアップコース | 300,000円 | 3ヶ月 |
3ヶ月で259,000円という料金体系は、他社と比べて若干高い印象を受けます。しかし、入学金が必要ない点では明朗会計で分かりやすいといえるでしょう。
さらに「先割」による8%引きを始め、学割・セット割などの強力な割引を活用できるのがテックアカデミーのメリットです。8週間以上のカリキュラムであれば他社よりもお得に受講できる可能性が高まるでしょう。
また、上記のスクールの中でも「転職保証コースあり」「マンツーマン指導」など共通点が多いのがテックアカデミーとテックキャンプの2社です。
それぞれの会社の特徴の違いが分からずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
以下の記事では2社の料金や割引、サービスなどの違いを詳細に紹介しています。比較をしてみたい方はぜひご覧ください。
転職保証コースは他スクールと比べて安い
一般的なスキルアップ用のコース以外にも、プログラミングスクールの目玉として「転職保証」のコースが用意されていることがあります。
テックアカデミーと他社の転職保証コースを比較してみましょう。
スクール名 | 料金 | 受講期間 |
テックアカデミー | 298,000円 | 12週間 |
テックキャンプ | 648,000円 | 10週間 |
DMM WEBCAMP | 624,800円 | 12週間 |
代表的な転職支援コースと比較しましたが、テックアカデミーの料金は他社より安いことが分かります。
他社では受講期間がほとんど同じにもかかわらず60万円を超えている中で、テックアカデミーの料金は半額以下です。
かといってサービスそのものが悪いということではありません。ただ、デメリットとしては「就職先が東京のみ」「転職実績が明らかになっていない」という点がが考えられます。
例えばテックキャンプではDMM.comをはじめとした有名企業への転職実績が公式サイトで紹介されています。
一方のテックアカデミーでは公式サイトを見ても、そのような実績やズバリの企業名が掲載されていません。
またサービス内容について、よくみると以下の記載があることが分かります。
プログラミング未経験・初心者でも
12週間で東京のIT企業へエンジニアとして
転職を目指せるコースです。
あくまでも転職保証されるのは「東京」だけです。このような面で料金に差がついている可能性は考えられるでしょう。
通常コースは平均よりやや高め
テックアカデミーの1ヶ月あたりの料金は単発の通常コースで159,000円が主流です。ほかのプログラミングスクールと比較して、通常(社会人)コースに関して高めといえます。
以下の記事では主なプログラミングスクールの1ヶ月の料金を比較しています。
それによると、プログラミングスクールの月額平均は「139,163円」です。そのように考えると15万円を超えるテックアカデミーの料金はやや高めという評価になるでしょう。
その分「コースが多種多様」「現役エンジニアによるメンタリング」「24時間質問可能なチャットサポート」といったバックアップ体制が豊富です。メリットと料金を比較して受講するスクールを決めていきましょう。
また、平均より高くなるのは通常料金の話です。
テックアカデミーでは、時期によってさまざまな割引を用意しています。上手に活用すれば、他社を下回る料金にすることも不可能ではありません。
割引を利用すれば割安で受講できる
割引内容は時期によって異なるため、いつでもこれらの割引が用意されているとは限りません。次はいつキャンペーンがあるか分からないため、お得だと感じたら早めに検討を行いましょう。
テックアカデミーではどんな割引が用意されているのか、代表例を紹介します。
学生は学割を利用可能
25歳以下の学生が申し込む場合、学割料金での利用が可能です。単発コースであれば、社会人価格よりも約1万円~7万円がお得になります。
セット割を利用する
テックアカデミーは単発のコースのほかにもセットで学習することも可能です。
例えば「Webアプリケーション」と「フロントエンド」の場合、4週間の単発コースを2回受けるのと8週間のセットコースを受けるのでは、以下のように料金が異なります。
- 単発:4週間(159,000円)×2=318,000円
- セット:8週間=288,000円
このケースでは3万円お得になることが分かります。セット割は8週間~24週間までどのコースでも先割が利用可能で、セット割に加えてさらに8%引が可能です。
複数のスキルを短期間で身につけたい人には、セットでの受講がおすすめです。
先行割引で8%引き
割引率が最も大きいのが、この先割です。先行申込者に適用される制度で、受講開始から1ヶ月以上前に先行申込することで適用されます。
4週間では適用されない点がデメリットですが、8週間・12週間・16週間・24週間の選択時に利用できればお得に受講が可能です。
webアプリケーションコースの社会人料金で比較してみましょう。
8週間 | 12週間 | 16週間 | |
通常価格 | 209,000円 | 259,000円 | 309,000円 |
先割適用後 | 192,280円 | 238,280円 | 284,280円 |
割引額 | 16,720円 | 20,720円 | 24,270円 |
一律8%引きのため、料金が高いコースほど受けられる恩恵が大きくなります。16週や24週のコースを選択する場合、是非とも受講したいコースです。
トモ割で10,000円引き
トモ割は、同僚や友人と一緒にテックアカデミーに申し込むことで10,000円の割引が受けられる制度です。
他の割引キャンペーンと併用できず、学割や先割と比較して割引額は小さいことから優先順位は低めです。
しかし、先割が適用されないタイミングでの申込で適用されるため、急ぎの人にとっては選択肢になります。友人と一緒に受講する人も利用を検討しましょう。
また、先割が適用にならない4週間プランを利用する時も選択肢になります。
無料体験に参加する
無料体験を受講すると、10,000円の割引(学生は5,000円)を受けられます。メールアドレス等の情報を入力してメールを確認すれば、すぐに無料体験に申し込むことが可能です。
ほかの割引サービスとは併用できないため、1コースだけすぐに受講したい方が利用できます。
割引のために是非とも受けたい無料体験ですが、「他にどんなメリットがあるの?」と分からなくなる人もいるでしょう。以下の記事では無料体験を実際に受けた体験談を紹介しています。
>> テックアカデミー無料体験の感想【Web入門の7日間】IT適性がわかる
こちらも記事もぜひチェックしてみてください。
割引特典を使う際の注意点
併用できるもの・できないものがある
割引の特典は複数ありますが、併用できるもの・できないものがある点に注意が必要です。
最も安くなるのは「セット割」「先割」「学割」の組み合わせで、この3つは併用ができます。一方で トモ割に関しては上記の割引は併用ができません。
割引額も先割よりも小さいため、選択肢にはなりにくいでしょう。
申し込むタイミングや年齢、職業でどの割引が使えるかは異なるため、その時点でできるだけ安くなる割引を考えてみる必要があります。
特典内容は最新情報を確認する
特典内容はいつも同じではありません。その時期によってキャンペーンが異なります。
今回紹介した割引以外にも、ときどき「一定金額分の講座をプレゼント」といったキャンペーンも行われています。
もっともお得になる先割とは併用できないため、誰にとっても有効なサービスかは分かりません。
常に最新情報をチェックし、利用できる中でもっともお得な組み合わせを検討しましょう。
テックアカデミーの延長料金
テックアカデミーでは受講期間が終了しても教材の閲覧が可能です。ただし、受講期間の終了後 チャットサポートや面談のサポートは受けられません。
受講期間でカリキュラムが終わらない場合、独学で勉強を進めることになります。しかし、今まで得られていたメンターの強力なサポートがなくなることで、上手く進められなくなることも考えられます。
そんな時は受講期間の延長が可能です。追加サポートは「4週間69,000円」で申込できます。
ただし、通常よりも割高になることは知っておきましょう。例えば「Webアプリケーションコース」では社会人の4週間で159,000円、8週間では209,000円です。
一方で4週間受けたあとに延長で4週間の合計8週間にすると159,000円+69,000円=228,000円が必要です。
テックアカデミーの料金支払い方法
テックアカデミーの支払い方法は以下のとおりです。
- 銀行振込
- コンビニ決済
- クレジットカード払
銀行振り込みとコンビニ決済は一括支払いのみに利用できます。ただし、コンビニ決済は支払い金額30万円未満でしか選択できない点に注意してください。
クレジットカード払いなら最大で24回払いにも対応しており、月1~2万円程度の支払いで受講することも可能です。ただし、分割払の手数料は自分の負担になります。
返済期間が長い分、同じ返済残高でも利息が大きくなります。
テックアカデミーは助成金の活用はできる?
結論、テックアカデミーのコースを利用すると公的な助成金を利用可能です。
テックアカデミーの対象コース・セットが、経済産業省の第四次産業革命スキル取得講座に認定されたほか、厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付金制度の対象講座に認定されています。
専門実践教育訓練給付金制度は、厚生労働大臣が指定した専門実践教育訓練の講座を受講し、条件を満たすことで受講のために支払った教育訓練経費の50~70%がハローワークから支給される制度です。
制度を利用することで、最大368,830円が補助(返金)されます。
対象コースは以下のとおりです。
- AIコース
- データサイエンスコース
- Python+AIセット
- Python+データサイエンスセット
- Python+AI+データサイエンスセット
受講のための手続き方法は公式webサイトに記載があります。興味がある人は読み進めてみると良いでしょう。
【割引もあり】無料体験を利用して対象を確かめてから入校しよう
テックアカデミーの料金はプログラミング・トレーニング・PROなどの種類によって設定が異なっている場合があるため、まずは料金とコース内容の全体像を把握することが大切です。
パッと見の料金は他社より高いと感じることもありますが、8%引きの先割をはじめとした強力な割引を利用することで他社より安い価格になる可能性もあります。割引まで含めて正確に比較してみましょう。
それでは、この記事の最後にもう一度ポイントをおさらいします。
- テックアカデミーの料金はコースごとに異なる
- 他社と比較して高く感じるが割引を使うことで差がなくなる
- 転職保証コースに関しては他社よりも安い
- 助成金の活用でさらにお得に受講が可能
- 無料体験で料金についての不明点を確認することも大切