SEの仕事を辞めたくて転職活動を開始したけど、数日前に無事に一次面接の合格メールが来た!
他に応募した企業とも感触のいい面接ができたし、そろそろ退職の準備を考えないとな。
今回は転職活動も中盤でそろそろ退職を告げる場面に来ているSEの方に退職時のポイントをお伝えしたいと思います。
Webデザイナー E・Eさん
【プロフィール】
フリーランスのE・Eと申します。
3年前まで業務システム開発のSEをしていました。
現在は中小企業様のホームページ制作やWebメディア制作をするWebデザイナーをしています。
現在も週2くらいで業務システム開発(SE)の仕事もしています。
どうぞ、よろしくお願いします。
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目次
【結論から】円満退社するポイントは5つ
いかに仕事がつまらなくて、理不尽で嫌な思いをしたとしても円満に退社したいですよね。
SEの場合は客先常駐していたり、プロジェクトの途中であったりと考慮するべき点がたくさんあります。
ここでは、退職時に考慮するポイントをお伝えしたいと思います。
SEが退職時に考慮するポイント
退職時に考慮しておきたいポイントは以下になります。
- 上長に退職を告げるタイミング
- 最終出社日は賞与をもらった後がベスト
- 引き継ぎは協力的に・率先して
- プロジェクトの切りが良いところで辞めるとマナーが良い
- 有給休暇は全て消化する
この下から1つずつ詳しくみていきましょう。
上長に退職を告げるタイミング
当然ですが次の就職先から内定をもらってから退職を告げましょう。できれば自分が希望する企業からの面接結果が全て出てからの方がいいですね。
転職先がちゃんと決まってから退職を告げましょう。
退職を告げるときのマナー
「この仕事辞めます。」
といきなり言うのはNGです。まあ、NGではないんですけど、印象は悪いですね。
「辞める前に何か言うことがあるだろ。」と怒られたりして面倒になる可能性があります。面倒ですけど手順というか言い方に気をつけた方が円満に退社できます。
「今の仕事についてちょっと相談がありまして、どこかでお時間をいただけないでしょうか?」といった感じが良いです。
上長も何となく察するでしょう。
退職は対面で告げる感じですね。
対面で退職を告げるときのポイント
部署異動や希望の現場に配属するといった理由で引き止めに合う可能性があります。
新しい人生をスタートするのは早い方がいいですよね。転職先の企業も待っています。引き止めにあったらしっかり断りましょう。
うやむやな態度はNGですね。
「入社日が決まっている」「内定を受託した」
相手が納得しそうな理由で退職を告げましょう。
不当に引き伸ばされたら
まず、退職させないという行為は違法行為にあたる可能性があります。
民法第627条1項には次のように書かれています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
つまり、正社員の場合は退職を告げてから2週間を経過していればいつでも辞めることができます。口頭だとデータが残らないので、メールと紙で退職届を出しておきましょう。
とはいえ「違法だ!」と言って会社とバトルするのも面倒ですよね。
そんなときは最近話題になっている「退職代行サービス」がオススメです。
その名の通り、退職の代行をしてくれます。
困った状況になったときはぜひ活用してみてください。
最終出社日は賞与をもらった後がベスト
賞与は基本給の1ヶ月分でしょうか。またはその半分でしょうか。
どちらにしても貰えるもはもらっておきたいですよね。
ただ、内定が出た時期、転職先の都合(なるべく早く来て欲しい)など、時期や背景によっては賞与時期と全く被らないこともあると思います。
転職先の企業がどれだけ待ってくれるかにもよります。この辺りはよく相談して決定しましょう。
賞与や残業代が未払いで終わりそうな場合は
賞与の支給条件は会社が取り決めている賞与規定・給与規定を読んでよく確認しておきましょう。
賞与算定期間には在籍していたけれど、賞与支払日に退職している場合は支払わない等の規定が書かれているかもしれません。
その場合は支払日まで退職日を伸ばすべきです。
ただ、『要件を満たしているのに賞与支払いが無い』『残業代に未払いがある』場合は法的手段に訴えてもよいでしょう。
そんなとき便利なのが弁護士を利用した退職代行サービスです。
弁護士があなたの代理人となって請求してくれます。
頼もしいですね。
引き継ぎは協力的に・率先して
退職を告げて何事もなければ仕事の引き継ぎなどが始まります。
SEの場合は、自分の代わりとなる新しい要員が現場に来て引き継ぎが開始されます。人材がいない場合はチームメンバーに引き継ぎます。
この引き継ぎ作業は協力的に率先して行いましょう。
最後は気持ちよく辞めていきたいですよね。
プロジェクトの切りが良いところで辞めるとマナーが良い
一番良いタイミングはプロジェクトが完了して、契約が満了したときです。ただ、現実問題としてSEが関わるプロジェクトは1年〜2年単位と長期のものが多いです。
切りがいいところを見計らうのはなかなか困難です。
オススメはフェーズの区切り目でしょう。
実装フェーズが始まる直前、テストフェーズが始まる直前など、フェーズの区切り目が狙い目です。
引き継ぎも楽だと思いますよ。
有給休暇はなるべくたくさん消化する
有給休暇は従業員に与えられた休暇権利です。
本来であれば忙しくて取れないなんてことはあってはいけないのですが、日本では取りづらい風潮がありますよね。
半休をとったり、会社によっては時間有給(時間単位で有給休暇が取れる制度)があったりします。細切れでもいいので取得して、なるべく消化しましょう。
まとめて消化できそうにないことを見越して、転職活動の時から積極的に使うのもありですね。
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まとめ
SEが円満退社するためのポイントを紹介しました。
一番のポイントは上長に告げるところでしょう。告げ方を間違えると怒られますし、退職まで気持ちよく過ごせるかどうか、ここでの言い方によって決まります。
これから円満に退社できるかどうかの重要なポイントですね。
引き止めに合わず、上長の理解をもらって承諾が得られれば、あとは結構作業的です。
事前に紙に書いて言うことをまとめておくと頭がスッキリします。
会社のためより自分のために最善を尽くしましょう。
それでもダメな場合は 退職代行サービス SARABAに相談してみてください。