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監視オペレーターの仕事と将来性を徹底調査【底辺?辞めるべき?】

投稿日:2018年7月26日 更新日:

サーバー 監視 点検

監視オペレーターの仕事・キャリア・必要なスキル・その後の転職先などの情報を網羅的にまとめました。

基本的にサーバーの監視・保守運用がメインの仕事です。続けていくことでどんなスキルが得られて、どんなキャリアアップができるのか気になりますね。

そんな情報もまとめましたので、監視オペレーターを現在している方、これからなろうとしている方の両方に対応した内容になっています。

それでは、一緒にみていきましょう。

監視オペレーターになる為の必要なスキルと仕事内容

コンピューター メガネ

監視オペレーターになる為の必要なスキルは?

  • ITに関する基礎的な知識
  • 基本的なパソコン操作スキル
  • 主要なサーバーの操作スキル

上の3つは、一般的に言われている監視オペレーターに必要なスキルです。ただ、実際のところどうなんでしょう?

監視オペレーターになるときに本当に必要なんでしょうか。

主要な転職サイト3社で「システム監視、保守、運用」の募集状況を調べてみました。

リクナビの求人例: 大手SIerのグループ会社

募集要項

26歳までという年齢制限がありますが、経験やスキルは不問のようですね。NTT DATAの関連会社なので研修制度バッチリな雰囲気ですね。

DODAの求人例: インフラ設計・受託開発会社

募集要項

こちらも経験・スキル不問ですね。3ヶ月/480hの社内研修があるようです。研修がしっかりしている会社は経験・スキル不問で募集しているといった感じです。

マイナビの求人例: サーバー保守・運用サービス会社

募集要項

こちらはなんと32歳まで応募可能。携帯ショップや不動産営業など異業種からの転職が多いようですね。

結論: サーバーの保守・運用をするためのスキルは必要だが入社時に必須ではない

上の3社は経験スキル不問でしたが、他の会社もだいたいが経験不問でした。実業務をするには知識やスキルが必要ですが、入社時には不要なようですね。

研修やOJTをしっかりやる会社が多いようです。

サーバー保守・運用の仕事内容

サーバーの保守・運用、監視業務といっても勤務地や会社によってやることが違います。ここでは、監視業務の一般的な仕事を紹介したいと思います。

  • 死活監視
  • ハードウェア監視
  • リソース監視
  • トラフィック監視
  • サービス監視
  • プロセス監視

上の6つの詳細を見ていきましょう。

死活監視

別名ping監視。システムの外部からpingコマンドを一定時間置きに打ってサーバーと通信できるか確認する監視ですね。ネットワークとサーバーが正常であれば応答が返ってきます。

ハードウェア監視

サーバーと周辺を構成するネットワーク機器に物理的故障が発生していないかを確認する監視ですね。システム内に監視用の機器やソフトウェアを入れて異常を検知します。

リソース監視

サーバー内のCPUやメモリの負荷状況、ハードウェアの利用状況を監視します。予め設定してある閾値を超えるとアラートが発生し、担当者にメールなどで情報が送信されます。

トラフィック監視

ハードウェアやサーバーのリソースが正常であっても通信量が多いためサービスが正常に利用できない場合があります。トラフィック監視はネットワークの通信量を監視します。

トラフィックを見張り、ログを取ることで問題の原因や対策を立てることができます。

サービス監視

HTTP、FTP、DNSなどの基本的なサービスプロトコルが正常に動作しているかを監視します。システムの外からコマンドを送信して確認をしています。

プロセス監視

サーバー内で動いているアプリケーションやサービスのプロセスを監視します。アプリケーションというのは例えばOracleやApacheなどのミドルウェアですね。

プロセスが突然消えたりなどするとアラートが発生します。

サーバー保守・監視からのキャリア

サーバー保守・監視からのキャリアはだいたい以下の2つに分かれます。

  • インフラエンジニア(サーバーの設計・構築をする業務)
  • 保守・監視業務のスペシャリスト(現場リーダーやマネジメント)

インフラエンジニアはオペレーションは行わず、その前段階にあたるサーバーの設計・構築をするエンジニアです。お客様と要件を詰めたり、実際に構築作業を行います。

もう1つが保守・監視業務のスペシャリストですね。今の業務の延長線にある職種です。キャリアアップというより責任のある役職に就くといった方がよいかもしれません。

監視オペレーターは底辺職なのか?

青い壁 男性 スラム街

ネット上では「監視オペレーターはブラック」「監視オペレーターは底辺職だ」と一部で騒がれています。実際はどうなんでしょうか。

ちょっと考察してみたいと思います。

IT系の中では下の方の部類と言われている

一括りにIT系と言っても、その中には色々な職種があります。

インフラエンジニア、プログラマー、テスト・評価エンジニア、ITコンサルタント 、プロジェクトマネージャーなどなど、たくさんあるんですね。

サーバーの監視オペレーターもIT系職種の1つに入ります。

ここで「下の方、上の方ってどう判断するの?」という疑問が沸いてくるかと思いますが、「仕事がルーティン作業的かどうか?」が1つの判断基準になるかと思います。

上の例で見てみると、

  • インフラエンジニア: お客様と要件を詰めて設計・構築する
  • プログラマー: 仕様を自分で決めて機能やサービスを作る
  • テスト・評価エンジニア: プログラマーが作った機能をテストする
  • ITコンサルタント : お客様の問題を洗い出し、課題とタスクを定義して問題解決していく

こんな感じでしょうか。

顧客とコミュニケーションをして生産的な活動をする(なかったものを生み出す)仕事がより高価値な仕事と言えそうですね。

監視オペレーターの仕事はどちらかと言うとルーティンな仕事です。

付加価値は低い仕事と言えるでしょう。

給料が安い

この後の「監視オペレーターの年収を調査」で詳しく見れますが、転職サイトDODAの調査ではサーバー監視・保守・運用の平均年収は388万円でした。

全体の平均年収が418万円。サーバー監視・保守・運用の職種は全体より30万円ほど少ないという結果です。

監視オペレーターの給料は安い方の部類と言えるでしょう。

離職率が高い

離職率に関する実データはなかったのでネット上での情報を拾ってみました。

ITのネットワーク系において異常に離職率が高いのが監視の仕事

ITのネットワーク系において異常に離職率が高いのが監視の仕事。
理由の大半はこの夜勤があるからに他ならない。
で、離職率ループが発生すると
初心者でもいいからと人を欲しがる採用側の思惑が表面化する。
そうなると、資格だけでもCCNAだけでも取っている人が欲しいとなる。

参考: ネットワーク監視の夜勤を考える

転職サイトやアルバイト情報サイトで「初心者歓迎!急募!」と見かけるのは離職者ループが発生しているからですね。監視の仕事は人がいないとどうにもなりませんからね。

クラウド化と自動化で今後は人材をなるべく使わない流れになりそうですが。

QAサイトへの悩み相談系の投稿数が多い

Yahoo!知恵袋で「運用監視 辞めたい」と「プログラマ 辞めたい」で投稿件数を比較してみました。

結果は以下の通り。

「運用監視 辞めたい」で検索↓

yahoo!知恵袋

「プログラマ 辞めたい」で検索↓

yahoo!知恵袋

「運用監視 辞めたい」が70件。「プログラマ 辞めたい」が21件という結果に。「運用監視 辞めたい」は「プログラマ 辞めたい」の3倍近くの投稿があるようですね。

まだ離職してないけど離職したい人が多いということがわかりました。

監視オペレーターの仕事は楽なのか?

男性 ガッツポーズ

ネガティブなイメージがある監視オペレーターですが、「監視オペレーターは楽だ」という意見もあります。実際のところどうなんでしょうか。

ちょっと調べてみました。

ブラックかどうかは職場次第

「監視オペレーターはブラックだ」なんてSNSやブログで書かれたりしていますが、そもそもブラックってなんでしょうか。

厚生労働省とウィキペディアの情報をまとめて箇条書きにしました。

  • 極端な長時間労働やノルマを課す
  • 労働に対する賃金不払い
  • パワハラ・セクハラなどの常態化
  • 自腹やペナルティがある
  • 責任と待遇が一致しない制度がある(名ばかり管理職)

監視オペレーターの仕事は3交代か2交代のシフト制勤務です。交代制でマニュアル化された仕事なので基本的に残業は発生しません。どうしてもキリが悪い、自分が対処しなければいけない場合は残業が発生します。

電通の自殺事件のような過度なノルマと長時間労働は無いでしょう。作業報告や入退室のログも残るため残業時間をごまかしてくれという圧力も無いと思います。

時間と賃金に対してはしっかりしているのではないでしょうか。

ただ、職場によっては上司が威圧的でパワハラがあるかもしれません。そのあたりは職場次第なので、ここで「無い」と言い切れません。

閉塞的な空間と夜勤シフトがキツい

保守・監視が必要なレベルのサーバーは基本的に分厚い頑丈な建物の中に設置されています。データセンターがちょっと田舎っぽいところに建てられている理由は地震などの災害対策のためなんですね。

地震でサーバーが壊れたら大損害ですからね。

その建物の中ですが基本的に日光を遮断しています。

そんな要塞の中に8時間いるとどうしても息苦しくなります。それに加えてやっぱり夜勤が辛いです。

人間の身体は日光でおおよその時間を知って1日のリズムを作ろうとするので、外部の情報が遮断される上に夜間起きているという状態になるのは身体に悪いです。

業務自体は楽かもしれませんが、環境と夜勤がキツいですね。

暇すぎてキツい場合もある

監視オペレーターと一言でいっても、その業務や忙しさは現場によって違います。

入室・退室の受付や、ハードの交換、定期的なチェック作業、現場によっては障害の判断から対応までやるところもあるでしょう。

上のようにやることがそれなりにあると良いですが、任されている業務があんまり無く、ほぼ監視だけを業務としている場合は辛いですね。

監視オペレーターの年収を調査

ここでは先ほども少し書いた年収について詳しく書いていきます。

世間的に運用業務やオペレーション業務は給与の低い仕事として扱われているようです。

転職サイトDODAの調査ではサーバー監視・保守・運用の平均年収は以下の通りでした。

全体

  • 全体的な平均年収: 388万円

性別

  • 男性全体の平均年収:393万円 
  • 女性全体の平均年収: 346万円

年齢別

  • 20代の平均年収: 333万円
  • 30代の平均年収: 432万円
  • 40代の平均年収: 497万円

DODAが調査した全体の平均年収が418万円という結果でした。監視オペレーターの給与は平均より低いということになりますね。

監視オペレーターを辞めたいと思う原因

「離職率が高い」というところでも解説しましたが、「辞めたい」と思っている人が他の職種に比べて多いようです。

何で辞めたくなるのか原因を探ってみました。

原因1: 夜勤がキツい(サーバー保守は24時間シフト) 

サーバーの保守・運用、監視業務は基本的にシフト勤務です。3交代であったり、2交代であったり、1勤務で2日分働くこともあります。

その中でも辛いのが夜勤です。

入社して最初の方は普通に仕事をしていられますが、人間の身体って生活リズムを作るようにできてます。それに反する働き方ってやっぱり情緒不安定になったり、体調崩しやすくなります。

身体が辛くなってくるんですよね。

「規則正しい生活をしたい。」「夜勤は手当が出るけどそれでもイヤだ。」「シフト勤務自体がイヤだ。」「搾取的だ。」という不満が出てくるのは必然ですね。

イヤイヤが増してくると「9時に出社して18時に退社、土日は休日」という普通のサラリーマンの生活が羨ましく感じてきます。

原因2: 将来性がないと感じる(スキルが蓄積されない)

監視オペレーターはマニュアルに書かれた手順をミスなく的確に実行することが主な仕事です。

サーバー保守・運用業務は極力判断することを排除します。もし判断が必要な事が起こったら次から手順化されます。

こんな感じで監視オペレーターの業務は単調な作業になっていくため仕事でのミスは減ると思います。

ただ、やることはルーティン的になっていきますよね。ルーティン業務を覚えた後はスキルの向上が望めません。

1年後も3年後も同じようなことをしているでしょう。

「これ、ずっとやってて大丈夫なのかな?」と不安になってきます。

原因3: 給与が上がりそうにない

IT業界はスキルの向上と昇給がセットになっているという側面があります。

サーバーの監視・保守・運用で身に付けられるスキルを考えると給与は上がりづらいでしょう。あと、人事評価もですね。

ちょっと無理をしてでも監視オペレーターのキャリアアップ職であるインフラエンジニアを目指したいですね。

【残業代が期待できない】シフト勤務なので

監視オペレーターはシフト勤務です。且つオペレーション業務なので残業してでも自分がやり切る必要性がありません。

終業近くにトラブルが発生したら、次のシフトの監視オペレーターに引き継いで退社します。

なので募集要項によく書いてある「残業少なめ / 月に10時間程度」というのは間違いではないですね。

シフト勤務は稼ぎたい人にとっては厳しい環境です。

普通のホワイトカラーサラリーマンのように「無駄に残って残業代を稼ぐ」ということが出来ないですからね。

監視オペレーターの口コミを考察

監視オペレーターに関する印象や口コミをSNSから拾ってみました。

監視オペレーターは可哀想

「設計や構築に関わらずにひたすらオペレーションする仕事は可哀想」との意見ですね。夜勤が無くて土日休みだったら結構美味しい仕事な気がしますが。

24時間365日のシフト勤務は勘弁

この方は転職する気満々ですね。やっぱりみなさんシフト勤務がネックなんですね。

SEを起こすのも仕事

障害発生時にSEに連絡するのも監視オペレーターの仕事です。寝ているときに起こされる可能性があるSEの仕事も大変ですね。

監視オペレーターが転職するためには

男性 グッド スーツ

これまで説明してきた給与、スキル、勤務形態、職場環境などの理由で最終的には転職する人が多いようです。

ここでは、監視オペレーターが転職するためには何をすればよいのかまとめました。

サーバー監視のキャリアはサーバー監視

サーバー監視・保守・運用はこのまま続けていたらエスカレーター式にインフラエンジニアになれるような気がしますが、実際はそんなことはありません。

なぜなら求められるスキルが違うからですね。

インフラエンジニアの業務はサーバーの設計と構築です。お客様から要件を聞き出し、設計書に落とし込む必要があります。監視運用とやることが全然違うのでスキルセットも変わってきます。

なので、監視オペレーターをずっと続ける場合はその現場のリーダー、マネージャーと職位が上がるのが一般的なようです。

ただ、運よく設計の一部も携われるような現場で仕事をしていれば、そのままインフラエンジニアになれるかもしれません。インフラエンジニアになるための転職活動もしやすいでしょう。

SEやインフラエンジニアを目指してまずは脱出

SEやインフラエンジニアを目指して転職活動をする監視オペレーターですが、転職したらすぐにエンジニア業務をしているかと言うとそうでもないようです。

リクナビが運営する転職情報サイトのTech総研では以下のような記載がありました。

「実際に転職できた方々も、最初から設計構築業務を担当できるケースは少なく、入社当初はこれまで同様、運用保守業務からスタートし、その後設計構築業務へと進むことを想定したケースが多いです」

参考:運用保守監視から設計構築への“リアル脱出計画”

これは、前述した通りインフラエンジニアと監視オペレーターに求められるスキルレベルが違うことが主な原因ですね。

もう1つは、仕事内容は一緒だけど今の環境よりは良さそうな会社にとりあえず転職している。というオペレーターの心情が読み取れます。そんな心情も原因の1つではないでしょうか。

普段からインフラエンジニアになるための勉強をしていれば別ですが、現実問題としてインフラスキルをキャッチアップできる環境はそうそう無いでしょう。

インフラエンジニアのスキルを得るために

エンジニアになるためのスキルをキャッチアップしたり、職場で業務をこなしながら勉強できる機会は少ないです。

なのでスキルを習得するためには自分で何とかする必要があります。

とはいえ自分でサーバーや教材を用意するのは結構しんどいですよね。

「脱出したいけど自分一人の力だけでは難しい」と思っている人は多いんじゃないでしょうか。

そんな人にオススメしたいのがエンジニア養成スクールに通うことです。

エンジニア養成スクールでは勉強できる環境が整っていますし、カリキュラムも体系化されています。質問できる講師もいるので、キャリアアップするには抜群に良い環境が整っています。

現在、エンジニア養成スクールで有名なのは以下の2校です。

エンジニアカレッジ

ネットビジョンアカデミー

両方とも内定獲得までサポートしてくれるスクールです。

エンジニアカレッジとネットビジョンアカデミーの違い↓

  • エンジニアカレッジ: サーバーやデータベースなどインフラ系の学習
  • ネットビジョンアカデミー: ネットワーク系の学習

両スクールともなんと無料で受講できます。

脱出したいと思っている人はぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ: キャリアアップのための意識が大事

監視オペレーターについて網羅的に解説しました。

これからサーバーの監視運用を目指す方はメリットデメリットを理解した上で入社してくださいね。

まとめとしてメリットデメリットを下に書いておきます。

メリット↓

  • IT未経験でも入社しやすい
  • 会社によっては研修が手厚い
  • 割り切れば比較的楽な仕事(※現場による)
  • 異業種に比べたらエンジニアになれる可能性が高い

デメリット↓

  • 夜勤がある
  • スキルが蓄積しない
  • 給与が平均より下

 

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