「転職したいな」と思っているエンジニア・エンジニア志望の方。IT業界の転職市場が活発化している今年は転職のチャンスかもしれません!
ひとえに転職サイトと言っても、総合型や業界特化型など、実情はそれぞれです。IT業界への転職を希望するなら、IT業界に強い転職サイトの利用をおすすめします。
「希望条件の求人があるサイトを知りたい」
「IT業界の動向を踏まえたアドバイスがほしい」
といった希望のある人もいますよね。この記事ではサイトごとに特徴や強みを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
IT業界に強い転職サイト一覧
転職サイト (公式サイトに移動) |
特徴 |
リクナビNEXT | ・業界最大手の転職サイト ・求人数: 1万2,581件 |
Wantedly | ・Web系・ベンチャー企業が多い ・求人数:3万5,958件 |
doda ITエンジニア | ・転職サイトdodaのエンジニア特化版 ・求人数: 1万1,243件 |
Green | ・業界最大級の求人数 ・求人数: 1万5,283件 |
フォスターキャリア | ・転職のお祝い金制度がある ・求人数: 173件 |
Find Job! | ・Web系企業が多い ・求人数: 1万4,089件 |
paiza転職 | ・書いたコードが書類代わりに ・1,747件 |
IT業界・エンジニア転職に強い転職サイトとは?
IT業界に特化したサイトと、大手の総合サイトを併用する
IT企業への転職活動をするときは、基本的にIT業界に特化した転職サイトの利用をおすすめします。
ただし、さまざまな業界を扱っている大手転職サイトもおすすめです。なぜなら、圧倒的な案件数があるからです。希望条件が多かったり、効率的に活動したい場合は、なるべく多くのサイトに登録しましょう。
IT業界専門の転職サイトの特徴
当然ですが、IT業界専門の転職サイトは、総合型の転職サイトと比較してIT系の求人が充実しています。
特にハイスキル人材でかなり専門が狭い方は、IT人材に特化したサイトが適しています。
ただし、書類選考の代わりにソースコードを提出するところもあったりと、選考内容も専門性を問うものになります。未経験でエンジニアに転職したい方であれば、専門サイトの他に、案件の多い大手の総合型転職サイトにも登録しましょう。
総合型転職サイトでIT業界の求人を探すメリット
総合型のサイトはIT業界だけではなく、さまざまな業界・業種の求人を扱っています。そのため、取り扱う求人数が圧倒的に多く、「メーカー企業に勤めるエンジニア」などIT業界以外でのエンジニア職は、総合型のほうが見つかりやすい可能性もあります。
給与水準や働き方などの条件にこだわりがある方は、総合型転職サイトに登録しましょう。
IT業界・エンジニアに強い総合型の転職サイト
リクナビNEXT
リクナビNEXTは大手企業のリクルートが運営している転職サイトです。
新卒の就職活動の際にリクナビを使っていた人は、そのまま転職活動でもリクナビNEXTを使うことが多いです。
リクナビNEXTは求人情報が豊富であり、全般的に質の高い求人が多いため、希望する企業を探すやすいというメリットがあります。
またリクナビには、スカウト機能も存在し、企業側からメールでオファーが来るようになっています。
「自分なんかにスカウトのメールなんて来るのか?」って思う方もいるかもしれませんが、安心してください。
リクナビは全体で月に600万以上のオファーが発信されていますので、あなたにもきっと来ると思いますよ。
またリクナビNEXTには、なんと言っても「グッドポイント診断」というものがあります。
グッドポイント診断ではアンケートに答えてることで、自分の正確の長所と向いている職業を知ることができるサービスです。
評判の良いサービスであり、これまで自分では発見出来なかった自身の良い所を探すことができます。
「転職したいけど、次どんな仕事に就けばいいのか分からない……」という方にこの診断はおすすめです。
グッドポイント診断は無料で行なうことができます。興味が湧いた人は是非試してみて下さいね。
- 運営企業: 株式会社リクルートホールディングス
- 全求人数: 12,581件
- 公式サイト: 希望の求人情報が見つかるサイト | リクナビNEXT
Wantedly(ウォンテッドリー)
Wantedlyという転職サイトを見てみると、他にはない「話を聞きに行きたい」というボタンがあります。
これは「応募する訳ではないけど、とりあえず話しだけ伺ってみたい」という場合に、企業側と連絡が取れるボタンです。
企業側にとっては自社をことを知る機会が得られる。求職者にとっては気軽に話すことができる。双方にメリットがあるサービスです。
もうひとつWantedlyの特徴として、サイト内の募集要項に年収が掲載されていない、というのがあります。
Wantedlyは年収よりも、「会社の企業理念に共感できるか」「会社と相性が良いか」が大事だと考えているからです。
恐らくこの考えがあるからこそ、「話を聞きに行きたい」ボタンも誕生したのでしょう。
Web系企業やベンチャー企業の求人も多いです。IT業界の中でもインターネットを使ったサービス開発に興味がある人は必見でしょう。
- 運営企業: ウォンテッドリー株式会社
- 全求人数: 35,958件
- 公式サイト: Wantedly | はたらくを面白くするビジネスSNS
IT系職種に特化した転職サイト
doda ITエンジニア
『doda ITエンジニア』はIT系に特化した転職サイトです。
IT系のみなのに関わらず求人数多いことで知られており、都内だけでなく地方での求人も充実しています。
転職サイトの機能と転職エージェントの機能が同期している点も特長です。転職活動に関する相談もしてくれるほか、面接のスケジュール調整も行ってくれます。
自分の力で転職したいけど、エージェントの力も借りたいという場合にdodaエンジニア ITはおすすめです。
- 運営企業: パーソルキャリア株式会社
- 全求人数: 11,243件
- 公式サイト: 転職ならdodaエンジニアIT
Green
IT業界で最大級の求人サイトのGreen。優良ベンチャーから大手企業まで数多くの案件を取り揃えています。
「ちくしょう!転職だ!」のキャッチャーコピーはどこかで見たことがあるんじゃないでしょうか。
Greenの最大の特徴はレコメンド機能があることです。
Greenのサイト内にアクセスしていると、アクセスしたページの情報が裏でまとめられます。同じような内容の求人をレコメンドとして紹介してくれるため、効率的な就活が可能です。
人の手で選んでいる訳ではないため、自分に合った企業が必ず紹介される訳ではありません。ただ、サイトの利用歴が長いほどレコメンドの精度は上がっていきます。
自分で求人を探す手間を少しでも省くことができるでしょう。
また、Greenはスカウト機能も存在します。
リクナビNextのスカウト機能と違う所は、「簡易アプローチ」という機能があることです。
簡易アプローチとは「スカウトする訳ではないが、あなたに興味がある」ということを企業側が示すために使わます。
簡易アプローチをしてきた企業は自分と相性が良い確率が高いため、その中から探せば効率が良くなります。
スカウトが来なくても簡易アプローチが来れば、あなたのモチベーションもアップするでしょう。
- 運営企業: 株式会社アトラエ
- 全求人数: 15,283件
- 公式サイト: IT/Web業界の求人・採用情報に強い転職サイトGreen
FOSTERCAREER(フォスターキャリア)
フォスターキャリアはフォスターネット社が運営している転職サイトです。
入社時にお祝い金が貰えるサービスがあり、最大で20万円も貰うことができます。かなりお得といえるでしょうね。
転職活動は交通費などでお金が結構かかってしまいますが、こういうサービスがあると心強いですよね。
フォスターキャリアはまだ誕生したばかりのサイトであり、利用者が少ないです。
人が少ない分だけ、他の転職サイトよりスカウトメールが飛んできやすくなっています。人が増えてしまう前の今が狙い目かもしれません。
- 運営企業: 株式会社フォスターネット
- 全求人数: 173件
- 公式サイト: ITエンジニア専門の転職情報 | フォスターキャリア
Find Job!
Find Job!はIT企業の中でもweb関連の求人が多い転職サイトです。
ベンチャー企業の求人もかなり多いため、大手以外の会社に入社したい方におすすめです。
ただし、大手企業の求人は少なめとなっております。
Find Job!は未経験から応募できる企業もたくさんあります。未経験可の求人には初心者マークがついているので分かりやすいですね。
Find Job!はメルマガサービスもあり、登録すると自分にマッチングしている求人を送信してくれます。
- 運営企業: 株式会社ミクシィ・リクルートメント
- 全求人数: 14,089件
- 公式サイト: IT/Web求人・採用情報サイト | Find Job!
paiza転職
paizaは上記で紹介した転職サイトとは、少し特色が異なります。
paizaには書類選考が存在しません。その変わりプログラミングのソースコードを企業に提出します。
ソースコードを見て企業側が良いと思ったら、面接へと進めるというのがpaizaです。
paizaのサイト内にはプログラミングの問題が掲載されていまして、それを解いて提出用のプログラムを作成することになります。
問題の難易度は様々で、S~Eに分かれています。
難易度の高い問題を解けば解くほど企業側の評価も高くなり、より条件の良い会社の面接に進めるのでしょう。
プログラミングの腕に自身がある人には、是非paizaはおすすめしたいサイトです。
未経験の方でも、プログラミングのソースコードさえ提出すれば応募可能な求人も多いです。
・運営企業: ギノ株式会社
・全求人数: 1,747件
・公式サイト: ITエンジニア専門のコーディング転職サイト | paiza転職
転職サイト登録後の流れとポイント
転職サイトは気軽に登録してOK
転職サイトは転職エージェントと違って、専任のキャリアアドバイザーがつくことはありません。登録の際に面接も不要です。
登録したあとに企業に応募しなくても、特にペナルティはありません。登録は気軽にしてしまってOKです。
大手の転職サイトでも掲載される求人が全く異なります。選択肢を増やす意味でも、複数サイトへの登録は必須といえますね。
職務経歴書と履歴書はしっかり書く
転職活動では、「履歴書」と「職務経歴書」が必ず必要になります。
履歴書は、今までの略歴を定型フォーマットで面接者に伝えるための書類。
職務経歴書は「今までの業務経験」「転職に活かせる資格・スキル」などを掘り下げてアピールする書類になります。
自信がない人は、転職サイトのアドバイザーに書き方のコツを聞いてみましょう。テンプレートをもらえる場合もあります。
プロフィールを充実させて企業からのスカウトを受ける
転職サイトに登録したら、まずはプロフィールを充実させましょう。
転職サイトでは、企業からオファーという形でスカウトされることがあります。企業が見るのは、利用者のプロフィールです。
IT業界に転職したいなら、今までのプログラミングスキルや作品をまとめ、プロフィールに書けることを棚卸ししておきましょう。
IT業界の未経験者が転職サイトを利用する時の注意点
ブラックIT企業の見分け方を解説
IT業界には、長時間労働や深夜残業が常態化している、いわゆるブラック企業も存在します。
・求人広告を乱発している
・求人内容に対して給与が高い
・未経験者でもOKの求人である
こうした企業には気をつけましょう。まず、「常に人を募集している」ということは、社員を育てる気のない企業である可能性が高いといえます。離職者が多いため、大量採用をおこなっているのです。
また、不相応に給与が高い企業は、明記していないだけで業績給や固定残業代が含まれてしまっている可能性があります。
さらに、未経験OKの会社の一部には、とにかく門戸を広げて、入社後に選別するような利己的な事業者も含まれるので注意が必要です。
業界未経験者が転職サイトで成功するコツ
IT業界未経験者の方が転職サイトで活動する場合、どうしても求人数が少なくなる可能性があります。
ここでは、どのような点に注意して活動すればよいかを具体的に解説します。
プロフィールを充実させる
転職サイトのプロフィールは、応募先の企業だけでなく、スカウトをしようとしている企業も見ています。スキルには、専門的なスキルの他に、どの業界でも使えるポータブルスキル(持ち運びできるスキル)もあります。
過去の勤務先で、どのような活動をしてきたのか、何ができるのかをしっかり記入しましょう。スキル・経験の棚卸しをすることが重要です。
アドバイザーを活用する
未経験者でどうしても譲れない条件があるなどの場合、自分で探すだけでなく、プロの手を借りることをおすすめします。
転職サイトのアドバイザーに相談したり、エージェントにも登録するなどして、より自分にマッチした仕事を探せば成功率も高まります。
資格を取得する
経験が少ない人は、資格の取得実績や熱意でアピールしましょう。
たとえば「資格取得」。IT業界では資格の有効性は低いと言われていますが、基礎的な知識の証明になりますし、やる気があることも示すことができます。
基本情報技術者などの国家資格なら、客観的にスキルを証明することも可能です。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールで技術を学んでから就職活動をすれば、未経験で知識なしよりは有利になります。資格の勉強と並行してして勉強してみましょう。
資格やスキルは、受験予定・学習中であっても書いておきましょう。なにも書いていない人に比べればアドバンテージになります。
IT業界・エンジニア転職のパターン3つを紹介
IT業界・エンジニア転職には、転職サイトの利用、エージェントの利用のほか、人脈をもとに転職を成功させるという合わせて3つのパターンがあります。
この内「人脈」は知人をヘッドハンティングやコネ入社、ヘッドハンティングです。転職した上司が優秀な部下をリクリートしたり、他社社員にオファーを出したりすることが当たります。
ここでは「転職サイト」「エージェント」それぞれの注意点についてお伝えします。
転職サイトでの転職のキホン
転職サイトは、人材ニーズのある企業が自社の求人広告を出しているサイトです。応募者は自分で要望に沿った企業を自分で探すのが基本です。
転職サイトの中には、設定すれば企業からスカウトが届くところもありますが、待っていても必ずよいオファーが来るとも限らないので、自ら探して応募することが必要です。
転職エージェントでの転職のキホン
転職エージェントとは、アドバイザーが求職者に対し、求人を紹介してくれるサービスです。
担当者はさまざまな相談に乗ってくれ、企業側への連絡もエージェントを通じて行ないます。転職が決まったら、エージェントは企業側から報酬を受け取ることができます。
転職エージェントの中にはスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削をしてくれるサービスも存在します。
転職エージェントは、求職者の転職活動を支えてくれるコンサルタントのような存在です。
IT転職で転職サイトの利用が向いている人
結論から言うと、転職サイトでの転職が合っている人は、自分の考えで自走できる人です。
経歴書・履歴書の作成に自信があったり、応募したい企業が決まっているような人は、転職サイトで十分だといえます。
ただし、サイトに掲載されていない非公開求人を見たい人や、アドバイスをもらって転職先の視野を広げたい人も、転職エージェントを利用するとよいでしょう。もちろん、併用も可能です。
まとめ: 転職サイトとエージェントを併用しよう
IT業界に強い転職サイト7選と、サイトを利用した転職についてまとめました。
応募してみたい企業がある、自走できるという人は、転職サイトで積極的に転職活動を進めていきましょう。
ただ、大手の総合転職サイトでIT業界に絞った場合は、求人数が少なくなりがちなので、自分に合った求人がないと感じた人は、転職エージェントを利用してみると求人の幅が広がります。
もし、サイトだけで活動している人は、エージェントも併用してみるとよいでしょう。